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小さな記録が、未来の自分と誰かを救う。

文章であれ写真であれ、「残しておく」ってすごく大切だな、とつくづく感じます。

私は、どちらかというと記憶力はいい方だと思っていて、「どこに行ってなにを食べた」とか「あのとき誰々が〇〇って言ってた」とか、けっこう覚えてるタイプです。

とはいえ、そんな私も30年近くも生きてたら、忘れていることのほうが圧倒的に多いんですよね。

覚えていることなんて、数え切れないほどたくさんあった出来ごとの、ほんの一部分に過ぎないんです。

その一瞬のうちに見たもの・感じたことがもうどこにも残っていなくて、誰も思いだせないなんて、なんだか寂しい。たしかに存在したはずなのに、なくなってしまうみたいで。

私は写真を撮ったり、その様子をVlogとして動画に残したり、こうやってnoteを書いたりするのが好きなのですが、その真意はもしかしたら「忘れたくないから」なのかもしれません。
(とすると、サボっていた期間マジでもったいないな。)


そして私が「いつまでも忘れないように」と残してきた記録は、ふとしたときに自分や人の役に立ちます。


そう感じるエピソードが、ここ最近で立て続けにありました。


ー忘れてしまった店名を思い出せた。

1年ほど前から入っているコミュニティで「福岡市内でオススメの飲み屋教えて〜!」と募集をかけているメンバーがいました。

ちょうど3年くらい前に福岡旅行に行った際に見つけたもつ料理屋がめっちゃくちゃ美味しくて、ぜひとも紹介したかったんですが、お店の名前がどうしても思い出せなかったんです。

お店の雰囲気とか、お店周辺の様子もとか食べた料理は覚えているのに、店名だけがどうしても思い出せない。

「福岡 もつ料理」なんて検索しても似たような店がわんさか出てきて「いや、無理だな」と諦めかけたのですが、過去の私はなんとVlogに店名を記録していました。

過去の私のおかげで、無事にお店を紹介できたわけです。

「次に福岡に行くとき、絶対また行きたい!」と思っていたので、店名を思い出せず一瞬絶望しましたが、これでまた同じお店に行けます。


ー過去のnoteが、人の役に立った。

最近、数ヶ月〜1年くらい前に書いたnoteを読んでいただけることが、なぜか多くて。

その中から、2022年に書いたこのnoteをSNSで紹介してくれた人がいました。

内容はまんまタイトルのとおりでして、ネット上でさえ人見知りを発揮する限界コミュ障さんに向けた、SNS運用tipsです。

偉そうにtipsとかいってますが、中身は私がやってきたことの「記録」。

私自身フォロワーウン万人とかのインフルエンサーではないので「まあ、説得力もないだろうけど」と思いながら書いたのをよく覚えています。

書いた当時は特別反応がよかった記事ではないのですが、まさかこんなに時間が経ってから「参考になりました」といってもらえるとはビックリ。

一般人のただの記録も、捨てたもんじゃないなって思いました。

そして何より、こんな一般人の昔のnoteを見つけてくれて、巡り会ってくれたことに感謝です。


ーどんな記録も、ムダにはならない。

記録って、本当にムダになることがひとつもないと感じます。

「忘れちゃった」と思っていたことも、記録を見返していくうちに「あ〜〜こんなことあったなぁ〜〜〜!!!」って、ブワーッと記憶が蘇ったりします。

そのときの感情とか匂いとか感覚とかも、タイムスリップしたみたいに思い出したり。

その時の自分には「くだらないな」と思ったことでも、遠い遠い未来で自分や誰かを助けてくれるかもしれない。

なにより、実際にあった出来ごとが「なかったこと」になっていくのはやっぱり寂しいから。

これからも、しっかり人生の記録を残していこうと思います。おしまい。

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