フィンテック

仮想通貨に時限爆弾を組み込みたい

つい先日、こんなニュースがありましたね。

内容の割にはそれほど騒ぎにならなかったというか、チャートへの影響も比較的小さかった印象です。

昨年から、ERC20トークンを活用した実用的なサービスが非常に多く登場していたので、早く解決するといいなと思っています。


さて、そのイーサリアムのようなブロックチェーン2.0と呼ばれるようなブロックチェーンには、スマートコントラクトという仕組みがあります。

他に詳しい解説記事は腐るほどあるので、ここで改めて説明するつもりもありませんが、
一言で言うなら「契約、およびそれにもとづく取引を自動的に実行する仕組み」のことです。

任意のスマートコントラクトを設計できるイーサリアムによって有名になった言葉ではありますが、その概念自体は20年以上前からあったそうです。

よく例に挙げられるのは自動販売機で、硬貨を投入する、ドリンクを選ぶ、という条件を満たしたときに、
指定されたドリンクを返すという処理を自動的に実行する仕組みが、スマートコントラクトのひとつであります。

それが、ブロックチェーンの分散化と、暗号技術の上に成り立つ改ざん耐性などによって、スマートコントラクトは飛躍的に活用範囲を広げたわけです。


実用的なサービスが多く登場していると書きましたが、
トークンエコノミーと呼ばれるようなプラットフォームは、全てこのスマートコントラクトがあるからこそ成り立ちます。

第一世代のビットコインにはこれがないため、単なる仮想的な通貨としての使い道に限定されてしまいます。


前置きが長くなりましたが、僕はこのスマートコントラクトを使って、
時限爆弾を組み込んだトークンを作ってはどうかと思うのです。

つまり、一定期間ウォレットに放置したトークンが、自動的に他のユーザーに分配される仕組みです。
既にそういうのあったりするんですかね?

というのも、やはり「経済が活性化する」とは「お金が回る」ことと同義であると考えているからです。
特に日本の場合、いつまでたっても経済が成長しない全ての原因が貯蓄にあるとすら思っています。


ここから先は

1,160字
この記事のみ ¥ 100

飲食店の開業を目指して準備をしています。バカな若者をちょっと応援したいと思った方、サポートお願いいたします。 スキ・コメント・SNSシェアだけでもとても嬉しいです。