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兄の結婚とシャガール。

ご無沙汰しております。
まきぽんです。

お正月にひどい風邪を引きまして、
ひどい風邪が治ったと思ったら胃腸風邪になりまして、長いことnoteから遠ざかっていたので、少し、ドキドキしながらこれを書いています。

私の胃腸風邪がちょうど治った先週の土曜日、
2番目の兄が結婚しました。

兄弟の結婚式に出るのはこれが初めての経験でして、
なんだか不思議な感じがしました。

私は

「結婚式って人生最大の自作自演ショーで、自分がするとしたらちょっと恥ずかしいな。」

と思っていたし、

結婚式に関する兄からのホウレンソウが足りていなさすぎて、家庭内事変やバトルがいくつも勃発したし、正直当日まではしんどみしかなくて、

「早く結婚式が終わった時間軸に行きたい・・・」

と願っていたし、

「結婚はしたいけど、結婚式は私、もう別にいいかな」

という考えだったのですが、

いざ兄の結婚式に出てみると、

「結婚式っていいもんだね!!素晴らしいね!!」

にガラリと変わっていました。

バージンロードの先に立つ兄の顔を見て幸せそうに笑う花嫁と

今まで家族に見せたことのない幸せそうな表情で花嫁を見つめる兄を見て、

「本当に良かったね。こんなに好きな人に出会えて、本当に本当に良かったね。こんな表情させてくれる人と出会えるなんて幸せ以外の何者でもないね!」

と涙が溢れそうになるのを必死でこらえていました。

結婚式ってお世話になった人におもてなしや言葉で「ありがとう」を伝える場だけど、
おもてなしや言葉よりも2人の幸せな姿を見せることが最大の「ありがとう」になるのかも、と思いました。

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話は変わりまして、今日、昼過ぎから名古屋で用事がありまして、仕事を休んだので午前中にシャガール展に行ってきました。

シャガールって今まではあまり好きな画家ではなくて、

「は?この角度に曲がるとか首の骨折れとん?」

「なんでみんなお空飛ぶん?」

「ちょっと気持ち悪い夢を見ているような絵やな」

っていう印象だったんですけど、

今日見たら何故か

「うんうん。好きすぎて抱きしめたくなるよね。」

「ふわふわと宙に浮いちゃうよね。」

「後ろ姿を見たら回り込んでキスしたくなっちゃうよね。」

「抱きしめて、抱きしめて、もうこれ以上くっつけなくなったら溶け合いたくなっちゃうよね。」

という印象を受けました。

もう共感しかしない。

シャガールのこと大好きになってた。

これは多分、兄夫婦のあの幸せそうな顔を見たからだと思います。

人の価値観って本当に不確かなものですね。

「これから苦手なものが大好きなものになるのかも知れない」

そう思うと残りの人生が楽しみになってきました。

ちなみにシャガールは19歳で画家を志し、97歳で亡くなるまで絵を描き続けたのだとか。

シャガールのことを考えると、私はまだまだ折り返し地点にすらいないのか・・・。

その間に色んなことがあるんだろうな。

人生はまだまだ可能性でいっぱいなんだな。

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