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33日目、母


追いつきたい、宇宙にも敵わない不思議、私がここにいて、起きると眩しい、春の汗が身体に染みている。
最初から守り方を知っていた、どうしてか全てのことが、起きると同時に始まり、困らせた背中の、誰かの温もりに、必然や偶然、初春、許されながら生きてきた感じがする。

安心も納得もない、積んだ花はすぐに枯れ、暖房の温度を間違えた、この部屋に私の悲しみがある限り、あなたがしてくれたことの、傷は正しかった。
産声をカッコ悪くした、見たいあなたの笑顔を、新しい時間に、目の前の孤独に返していく、強さも優しさも全力で、汗をかいて弱いまま、そのままあなたをずっと、さいごまで。

今日は晴れた、生きていてよかった。
また一緒に暮らしたい。

好きと言われた、そんな感じ。