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片頭痛持ちが外出時に持っておくと便利な3つのもの

みなさんこんにちは。
今日も頭、痛いですね。
酷めの片頭痛持ちの三毛根子と申します。
毎日立てていた予定を頭痛発作にぶち壊されながら何とか生きています。

さて、頭痛持ちの皆さんは外出、お好きですか?
私は苦手です。

外の世界は刺激が多すぎて、頭痛持ちにはなかなかデンジャラス。
電車の通過音は轟音すぎて頭が痛くなるし、ドラッグストアの照明は眩しすぎて頭が痛くなるし、前を歩いている人間の香水が強すぎて頭が痛くなります。
家を出る時には元気でも、外出先で頭痛を起こす誘因にぶち当たることは日常茶飯事。

外出先で発作が起こると本当にうんざりした気持ちになります。
いや、家にいる時も頭痛には起きて欲しくないですが、外で起きるとさらに最悪です。
体が重くて目の奥が痛くて、一歩も動きたくないし視線だって1mmも動かしたくなくなるあの感じ。
すぐに横になれる家の中ならまだしも、買い物中だとか移動中に来られると本当に嫌になります。

片頭痛発作中は本当に動けなくなるので、予定を取りやめて家路に急ぐ体力気力すら残っていないことがままあります。
何度どこでもドアがほしいと思ったことか。
意気揚々と出掛けては外出先で頭痛が起こり、目的を達成できず体中に重りをぶら下げているかのような苦痛の中で一刻も早く帰宅して横になりたいと念じながら電車に揺られたことは一度や二度ではありません。

運良く付近にベンチなどがあれば座って休んで少し水などを飲み、疲労を癒して帰宅するくらいの元気を回復させることができますが、いつだってすぐそこに空いたベンチがあるとも限りません。
奇跡的にベンチが空いていたとしても、付近でお子さんが走り回っていたり、賑やかな方が歓談に興じていると泣きたい気持ちになります。

片頭痛の発作が起きたときには聴覚や嗅覚、視覚が鋭敏になり、普段であれば気にならない程度の騒がしさやにおい、眩しい光が大変な苦痛となって押し寄せるのです。
またこれらの刺激は片頭痛を引き起こす誘因ともなるので、刺激によって片頭痛が起きる&片頭痛発作が出たことによりさらに刺激が辛く感じるのダブルセットです。

きっと彼ら彼女らにも何らかの理由があり、それぞれの事情で苦労されているとは思うのですが、私にも事情がありますので大変申し訳ないのですが公共の場ではお静かにお願いしたい。
特に疲れて休んでいる人の多い休憩スペースでは。

そうして昔から何度も外出で嫌な思いをしているうちに、すっかり外出嫌いに成長しました。

おうち時間は至福です。
具合が悪くなってもすぐにシャワーを浴びて布団に飛び込めば安全だからです。
別に外出ができないから我慢をしているとかではなく、マジで心の底からおうち最高だと思ってます。
頭痛は私の人生に密接に関わりすぎて、もはや価値観の一部になっているんですね。
そんな私の幸せは紅茶を淹れてお菓子を食べて、ハンドメイドやゲームをしながらぼんやりすることです。

しかし、人間生きていたらたまには外に出なければいけない日もあります。
たとえば通院。
こればかりはどうしようもありません。
頭痛の治療を受けるには、頭痛に打ち勝ち頭痛外来へ行かねばならないのです。

そんな外出時、私には少しでも頭痛から遠ざかるべくお守りのように肌身離さず携帯しているものがあります。
同じように頭痛やそれに伴う症状で苦しむ方の参考になれればと思い、今回はその3つのアイテムを紹介します。

どれも私が長年の頭痛生活の中で実際に使って頼りになると感じた相棒たちです。

1.サングラス


真っ黒が安心


エントリーナンバー1はこちら。
光の刺激から目を守ってくれるサングラスです。
眩しい光は片頭痛の誘因。
特に日光ですね。
真昼の煌々とした日差しも、輝ける西陽も、美しさとともに頭痛がやってきます。
そして頭痛が起きたらさらに光に過敏になってもっと眩しい。

大変厄介な光ですが、サングラスをかければナンボかマシになります。
私はしっかり真っ黒なレンズのものを愛用しています。
ファッション性を求めて青やピンクのおシャンなサングラスをつけたい気持ちもありますが、実用性を考えるなら黒一択です。
真っ黒でも真昼の日差しは苦しいことがあるので、もっと色の薄いサングラスであればさらに辛いであろうことは想像に難くありません。

耳にかけるという構造上、どうしても多少は頭を締め付けることになりますので、試着してキツくないサイズ感のものを選ぶのがおすすめです。
重みもありすぎると頭痛を引き起こすので重要。
頭痛を防ぐためのサングラスをかけて頭痛になったとなればミイラ取りがミイラですからね。

ちなみに、真っ黒ゆえ屋内に入ると途端に何も見えなくなります。
そのためよく外すのですが、ケースを使わず適当にバッグに放り込んでいたらレンズにドチャクソ傷がついてきました。
メガネ類に優しくできない方はそんなに高級でないサングラスを買うのがおすすめかもしれません。

私はJINSで購入したのですが、こんなボロクソにするならもっとショボいサングラスにしとけばよかったなと今は思っています。
ケースを携帯しろ。
(買ったときについてきたケースは立派過ぎてかさばるため携帯されなくなりました)

電車の照明や街灯やコンビニの光が苦しい時があるので、暗くなってもかけていることもあります。
夜なのにサングラスをかけている者を見たらそっとしておいてあげてください。
きっと片頭痛です。
知らんけど。

2.イヤホン


左右繋がってるタイプがなくさない


高速で通過する快特の轟音、工事現場のコンクリを砕く音。
音もまた頭痛の誘因です。

これもまた、光とともに「頭痛の誘因にもなるし、頭痛によりさらに煩わしくなる」最悪の頭痛のファクター。
災害と同じで、私の意思ではどうにもしようがありません。
遭遇せずに生きるというのは不可能です。
できるのはただその場を離れて逃げることだけ。

そんな音から三叉神経を守るには耳を塞ぐしかありませんが、外出先でずぼりと耳の穴に指を突っ込むわけにもいきません。
耳栓というのもナンセンスなように思います。
電車でイヤホンをしている人はいても、耳栓をしている人はあまり見かけません。

あまり見た目で人と違うことがわかると、意図しないトラブルが発生する可能性があります。
自身を他と差別化し、プロモーションを行う必要があるわけではない公共の場においては、有象無象でいるのが望ましいでしょう。

そこで頼りになるのがワイヤレスイヤホン(左右がくっついてるタイプ)!
音楽を流さなくても、つけているだけで耳から受けるダメージが和らぎます。
音楽を流せばさらに快適。
私は首からかける目立たない耳栓だと思っています。

ワイヤレスイヤホンは進化によってコードのない快適な着け心地を実現しましたが、ワイヤレス故に避けられない問題が出てきます。
どう考えても絶対片方だけ失くすということです。

ですが左右がつながったタイプは片方だけ失くしません!
これはとんでもないメリットだと個人的には思っています。
左右分かれてるタイプを使ってた方が片方だけ失くすのを何回も見ているので。

会話の時など一時的に外す時はネックレスのように首にかけ、マグネットで止めておけばいいので楽ちんです。
玄関のフックに引っ掛けておいて、外に出る際は必ず首にかけることを習慣化しました。
それまではイヤホンを家に置き忘れて、騒音にぶつかってから後悔することが多かったのですが、体の一部のように持ち歩けるようになりそのようなことは減りました。

すぐそこのコンビニに行く時でもとりあえず首にかけていきます。
使わなかったらそれはそれでOK。
ケースから取り出す煩わしさもなく、気軽に使えるのが気に入っています。

私が使っているイヤホンはサウンドピーツというブランドのもので、Amazonで3500円くらいで購入しました。
そんな高価なものではないのですが、めっちゃ気に入っています!
このくるんとしたサザエの肝みたいな部分が耳の形にフィットして、とっても落ち辛いのです!!
しかもマグネットがしっかりとくっつくため、歩いている時に外れてするりと落ちていくということもないです。

一度失くしてしまい(左右繋がってるのに失くしました)(左右繋がっててそれなので、繋がっていないタイプを使っていたら10倍は失くしていたであろうことは想像に難くありません)売り上げランキング上位だった某有名メーカーのものに買い換えたのですが、マグネットが弱くうまくくっつかないためいつすり抜けて落としてしまうかとヒヤヒヤしてしまい、ストレスが溜まったのでサウンドピーツのものを再び買い求めました。

今度失くしても同じメーカーのものを買うつもりです。
それくらい気に入っています。

音楽を聴く場合は静かなクラシックやヒーリングミュージックがいいような気がします。
あまり賑やかな音楽だと頭痛に響くので。

3.マスク


個人的には不織布マスクが好きです


お姉さんの香水の匂い、おじさんのスーツに染みついたタバコの臭い、柔軟剤っぽいフローラルなにおい。
外の世界は臭いにもまた溢れています。
これはなにも彼ら彼女らが特別くさいというわけではなく(もちろんそういう方も中にはいますが)片頭痛患者は些細な臭いにも気付きやすいのです。

「臭いに敏感になる」というのも立派な片頭痛の症状のひとつです。
通常であれば気にならない程度の臭いであっても、頭痛患者には気になってしまうものなのです。

常に頭痛と共に生きている私は体感犬くらい鼻がいいです。
もうありとあらゆるにおいが鼻に刺さる。
電車に乗って出かけると、1回は必ずどこかしらでウッとなります。
本物の犬の皆さんは人間と共に生きていて辛くはないのでしょうか?

そんな時、マスクがあると気休め程度にはなります。
薄い不織布一枚ですが、何もしないよりは自分を守れている気がします。
ついでにあらゆる病原菌の感染も防げますし、つけていて悪いことはありません。

めちゃくちゃ耳は疲れる


聡明な読者の皆さんはお気づきでしょうが、これらのアイテムは全て耳に引っかける構造を持っています。
つまり、耳がめちゃくちゃ疲れます。
ピアスなど着けた日にはさらに負担が増します。

しかし、これらのアイテムで五感の感度を下げることはそれなりに生活を楽にしてくれます。
私は経験上、サングラスやイヤホンがあって助かったと感じたことが何度もあります。
ちょっとした工夫で有害な刺激から逃れられるなら、それに越したことはありません。
耳の血行を犠牲にするだけの価値はあると思っています。

私はこれら3点のグッズを忘れて出かけ、外出先で困った事態になってから後悔することを星の数ほど繰り返したので、一歩でも外に出るときは必ず玄関で装着するようにして習慣化しました。
ちょっとコンビニ、くらいの距離でも意外と西日が眩しかったりするので想定外の事態にも対応できるようにしておくことは重要です。

サングラスは常にリュックのポケットの中、玄関の壁掛けラックに業務用のマスクを常備、イヤホンはフックにかけておいて首に巻いてから外に出ると決めてしまうとスムーズです。
いちいち考えないといけないと忘れてしまうので、完全にシステム化してしまいましょう。

耳の疲れに関してはお家に帰ったらマッサージをするなど、適時対策を実施してください。
耳は自律神経に関連するツボがたくさんあるとかなんとかで、マッサージするといいことが色々あるらしいです。
その際はくれぐれも発作のない時に。
発作中に刺激すると頭痛が悪化します。

他にも「これ頭痛にいいよ」という情報をお持ちの方は三毛根子(Twitter:mikeneko_mjmj)までお知らせください。
少しでも頭痛を軽くしてなんとか生きていきましょうね。
それでは。

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