韓国に焦がれて旅して。2
鐘路三街から少し離れた場所に広蔵市場はある。ここがkaoruさんが言ってた広蔵市場か。
旅に行くとき、よく調べることはないけど最低限知ることは大事だ。
あ、水忘れた。(辛いものも出るので水を持ってくのがベターらしい)
ヒッチの後遺症で足がいまだに痛む。
私は市場が好きだ。小さい頃から生まれが函館だったり、父の鮨職人という職業柄市場へ出向くことが多かった。あの海鮮や食べ物の独特な匂いと、賑やかで緩い雰囲気が好きだ。
台湾でも好きすぎて朝、友人が寝ている部屋を抜け出して市場へ出かけていた。
韓国語が飛び交う。と思いきや意外に外国人が多い。私も外国人だ。
数多と並ぶ屋台にそれぞれゆるーいコミュニティができてる。スナックほど強い繋がりではない、かりそめな感じ。でもその距離感が私は好きだ。
一人のオモニと目が合い、ニコッとされた。射抜かれた。腹減った。
屋台は大体食べ物が出ててるし、隣の人が食べているものを指差せば注文はできる。私はビビンパプとトッポッギを頼んだ。
ヴィジュアルで口が唾液生産工場になる。昼を食べていない私はガッついた。が、むせた。辛い!!!!! プルダックポックンミョンで鍛えた私の舌は???
ふと出た「メウォッ…」(韓国語で辛い)にオモニが反応して水をくれた。助かった
そこからオモニと会話が始まって「どう?」「あなたどこからきたの?」「美味しい?」なんて話せたし、先に来ていたヨーロッパ系の観光客3人とも「チャミスルの写真のモデル知ってる?可愛くね?」って盛り上がれた。
こういう相手をよく知らないけど受け入れられるボヤーッとした緩い繋がりの空間が日本にももっと増えたら良いな〜とおもいつつ、チャルモゴッスムニダ🙏
韓国のトイレはレシートに印字されたパスワードを入力しないと入れない。そしてほぼ100%wi-fi完備。
アメリカーノを飲み、コンビニで胃を整える系を買って宿に戻る。
町工場の中にある宿は眠りについていた。
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