2019.10.19 10 Mk_Hayashi 2019年10月19日 06:59 (ここ1〜2週間で読んでいたもの。小説は『ファイト・クラブ[新版]』『ボーダー 二つの世界』『記憶の盆をどり』『生命式』。マンガは『ほしとんで』2巻。『ファイト・クラブ』、ファイトで負けた人間の脂肪を使って石鹸を作るスプラッタ作品だと永らく勘違いしていたのだが、エモさの塊としか言いようがない物語だったし、「カメラが切り替わるように物語を進行させる」実験的な文体もあって、今の若者が読んだらものすごく響くのでは……) (『生命式』は表題作のタイトルにある《式》が《スタイル》の《式》ではなく、《セレモニー》の《式》だと思っていなかったので読んでビックリした。あと一番最後に収録されている「孵化」は本谷有希子さんの『静かに、ねぇ、静かに』に共通する怖さを感じた。『記憶の盆をどり』も自分と他者の境界が曖昧になる感覚が怖かった。4作品を、ほぼ立て続けに読んでいたせいか、心(というか頭)が軽くおかしくなってしまった) (『ほしとんで』はLINEマンガでの連載を読んでいるのだが、なんど読んでもやっぱり良い……。2巻では「作品だけで評価されんのが句会の醍醐味だぜ 俺が何者だろーが関係ねぇ 点数つけて判断されんのは俺じゃねえ句そのものだ」と「無記名で作品だけを見て評価してもらえるのが くっっっっっそうれしかった…」の台詞がジーンときた……) #小説 #マンガ #本 #俳句 #文芸 #新刊 #コミック #ボーダー #村田沙耶香 #町田康 #ファイトクラブ #ほしとんで 10