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[理系による「アート」考察] 東京国立博物館にある"椅子のある風景"

働き始めて少しお金に余裕ができ始めると、おしゃれな家具が気になりCasaを読み始めるのは、あるあると思います。

自身もご多分に漏れず、イームズや北欧家具を購入したりしていたのですが、空間全体をお洒落にするには家具だけでなくインテリア全体に気を使う必要があり、それはそれで楽しいのですが、

子供が小さいと無理!!!

ということで、ほぼほぼ処分しました。

それ以降は、美術館やパブリックスペースで設置してある風景を鑑賞する方が好きになりました。

鑑賞ポイントとしては、"椅子のある風景"として、
・いかにその場にマッチしているか
・いかに、外している感、に挑戦しているか
になります。

ということで、今回は、東京国立博物館のおススメ鑑賞スポットを紹介します。

まずは本館1階です。

東京国立博物館本館1Fの椅子のある風景

結構シックな洋風装飾がされている部屋ですが、それに負けないぐらいの主張がある椅子にも関わず、周りの装飾の邪魔にならいないという、ちょうどいい塩梅です。個人的には、この長椅子に寝そべりたいです。


次の本館2階です。

東京国立博物館本館2Fの椅子のある風景

1Fに比べると部屋の装飾が少ないので、空間がより広く見え、その分、より個性の強い椅子が多く配置されてます。窓枠の色とマッチしてお洒落ですが、ランプの古めかしい個性と椅子のモダンな個性がうまいこと競い合い、いい塩梅です。

最後に法隆寺宝物館です。

法隆寺宝物館の椅子のある風景(その1)

かなりだだっ広い玄関のモダンな空間に、シンプルに椅子が配置されていますが、敢えて赤い色でポイントにしているところがなんともにくいです。ただ、赤と言っても全体が皮なので、嫌みが無いちょうど良い赤です。

ちなみに、自身はこの椅子がとても好きで、何よりひじ掛けがある椅子が好きなのですが(場所も取りますが)、この椅子はひじ掛け部分も皮で、さわり心地が非常によく、子供が成人して家を出て行ったら自宅に欲しいな~、とひそかな願望を持っています。

ちなみに、この椅子ですが、玄関の窓際にも配置されており、水に映った画も含めて外の風景と、建物の建築そのものを、この椅子に座りながら眺めると、なんとも贅沢な気分にさせてくれます。

法隆寺宝物館の椅子のある風景(その2)

ということで、作品だけでなく、椅子のある風景も楽しめる東京国立博物館でした~。

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