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◤お金◢ 楽器吹きは金銭感覚がバグっている?[#64]

今この記事を書いているPC(Windows)は2018年に購入した。
起動は遅いが、まだまだ現役で働いている。
わたしがPCを使ってすることと言えば、書き物、ネットブラウジング、動画視聴。極稀にWordやPowerPointで資料を作成ぐらいである。
容量もまだまだあるし、わたしの使用範囲であれば今使っているPCでも十分。

ネックなのは、大きさと重さである。
15インチ、重さは不明。
外に持ち出すことはあまりないが、この2大要因は家のなかで持ち運ぶ時にも億劫となる。(それほど大きい家でもないのに)

それもあって、最近Mac bookに興味が出始めてきている。
以前はPCでDVDなども視聴していたため、いろいろ外付けする必要があるMacを敬遠していた。
しかし、最近はそんな機会もめっきり減ったため、よりコンパクトなMacに買い替えを検討中。
見た目がシンプルでスタイリッシュなのも好き。(寧ろこれが大きい)

Mac book AirにしようかMac book Proにしようか、Proのなかでも何インチにしようか。
スペックをいろいろ比較しながら「どれにしようかな♪」を繰り返して数ヶ月経つが、未だに迷っている。
迷う要因の一つは価格。一つ上のレベルにしただけで数万も値段が上がる。
なんでMacってこんなにも高いのか・・・。

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ふと、我が家にあるモノの値段を考えてみた。
一番高いのは、家電でもインテリアでもPCでもなく、楽器である。

わたしは、クラリネットという木管楽器を吹いている(トップの画像がそれ)。高校の吹奏楽部から始め、今は市民吹奏楽団に入っている。かれこれ20年。
楽器は、一人暮らしの今の家に2本、実家に1本、計3本所有している。
楽器をしない人からみると1本で十分じゃないかと思われそうだが、同じクラリネットでも種類が異なるのだ。
そして、3本は決して“多い方”ではない。

3本ある楽器の価格は、一番高いもので約40万円(当時)。以下、中古で約30万円(当時)、新品で約30万円(当時)である。
これは、決して“高い方”ではない。寧ろ安い。
楽器は上を見れば果てしない。3桁なんていうのもザラ。
しかし、今のわたしの技術と懐事情では、これぐらいが妥当である。

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現在主に使っている楽器は、約3年前に購入した。
それまでの楽器は学生の頃に親に買ってもらったもの(リアル「パパからもらったクラリネット♪」である)。
10年経ち、そろそろ新しいものが欲しくなっていた時であった。
別に前の楽器は壊れてはいないし、品質が粗悪なものでもない。ただ、“なんとなく”新しいものが欲しくなったのだ。
楽器吹きなんて者は、そんな感覚で楽器を買う(と思っている)。

楽器店で試奏して購入する時、気になっていた別の楽器のことを訊いた。
「〇〇ってありますか?」
「中古で1本入ってますよ」
試奏。善き。
「買います」
この時、“魔が差して”購入した楽器が約30万円。2本で計70万円を1日に支払った。

***

改めて文字にすると、30万円のものをポンっと買ってしまう自分が怖くもなる。
ガジェットには慎重になるのに、楽器だと買えてしまう。
楽器吹きの金銭感覚はヤバいのかもしれない。

今日もいろいろな比較サイトを見ながら、10数万のPCに手が出せないでいる。

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