見出し画像

◤ひとり暮らし◢ インテリア好き女子。椅子は4脚。[#53]

親元を離れて1年2ヶ月。
30歳代半ばで初めてのひとり暮らし。
実家は歩いても1時間程で帰れる距離。
職場より実家の方が近い。

「意味あるの?」って聞かれるけれど、わたしは“わたしだけのお城”が欲しかった。

***

お部屋の間取りは1LDK。ひとりには広すぎるかもしれない。
周囲は夫婦や夫婦+未就学児の世帯もある。
少し持て余してしまう。そんな部屋で特に拘ったのは、インテリア。

ミニマリスト、モノマリスト、シンプリスト。
正直呼び方は何でも良いけれど、「自分のお気に入り」だけを集めた空間を目指している。

買い物は慎重だけれど、気に入ったものはお値段が張っても購入する。
「価格」より「価値」を重視するようになってきたアラフォー。

***

今回は我が家にある4脚の椅子を自慢。
座る人間はわたしひとり。
みんな種類もカタチもバラバラだけれど、どれも吟味して悩みに悩んで購入した子たち。

①スツール60(Artek)

とてもシンプルな丸椅子です。
20歳代前半の頃、お店で一目惚れして以来、ずっと欲しかった家具の一つ。
オシャレなカフェに置かれていることが多いので、見たことがある人もいるでは?

座板の色、カバー付き、脚の数(3脚か4脚)。
種類が豊富で選びきれない。
ミナペルホネンのカバーが可愛すぎて、カバー付きにするかは最後まで悩んだ点。

結局、「椅子だけじゃなくて、座板に小物を置きたい」目的を重視して、一番シンプルなバーチ×3脚のスツールを購入。

来客がある時は、荷物置きや椅子として、それ以外はお出かけセット(スマホや財布、鍵など)の定位置として活躍している。
そこにいるだけで“様”になるし、何より眺めているだけでニヤニヤしてしまう。

②フープバックチェア(アーコール)

YouTubeで見て一目惚れ。
全然アンティークに詳しくないので、そこから歴史や背景を調べた。
調べると余計欲しくなるってもの。
作られた年代によってスポーク(背面の俸)の数が異なったり、製造数が少なかったりするそう。
希少価値。アンティークの魅力の一つだと思うが、そういった貴重なモノは、本当に欲しい人の元へ行ってほしい。

アーコールチェアもカタチ、色ともに豊富。
凝ったデザインもあるけれど、飽きがこないシンプルなカタチ、我が家の床の色を考えて選んだ。

実際届いてみて、正直「座面が狭いな」と感じた。
あと、事前に計測していたが、座った時に我が家のダイニングテーブルに対して低かったのだ。
しかし、そんなウィークポイントがあっても、可愛さの勝ち。

この子も普段使いではないけれど、ダイニングテーブルに寄り添ってくれている。
テーブルの上に書類が広がっている時は、一時置きになってくれている。
「そこにいるだけでいいよ」と声を掛けたくなる子。

③ドムスチェア(Artek)

日常使いをしていて、一番座っている時間が長い。
そして、一番高い(我が家では楽器の次)。

どこか学校の椅子を感じさせるようなデザインと色。
もともとフィンランドの学生寮で使われるためにデザインされた椅子だから納得。

広い座面。座板の曲面。小さな肘掛け。
どれも可愛い。
座板の曲面のおかげで、長く座っていてもほぼ疲れない。
(さすがに数時間座りっぱなしは痛くなる。お尻と言うか腰が)
そして、ダイニングテーブルにすっぽり収まった時の姿がまたいい。
肘掛けが当たらないので、「スポッ」とハマるのだ。

先にも書いたが、わたしにとっては高いお買い物だった。
椅子の相場なんて知らないけれど、「そんな金額、カードで切ったことないです~」というぐらい。(因みに、楽器は現ナマで購入。お店に向かうまで怖かったー)

他の椅子と同様、これからの生活をともにするために迎え入れた。
因みに最後の1脚だった。

④チェアワン(Helinox)

実家から連れてきた子。

実家の私の部屋は和室6畳。
社会人になってから勉強机は手放した。
机は母が使っていた文机。寝具は布団。
比較的床生活が好きだったので、それでも良かったけれど、時には「椅子」が恋しくなった。
そんな時、コンパクトになるこの子を購入。
色はグリーン。
因みに、この色も最後の1脚だった。

ひとり暮らしの部屋に引っ越す時、家具が全くなかったので、この子とアウトドアテーブルを抱えてきた。
小さくなるって素敵。

①~③の子を迎え入れるまで、広い部屋にポツンと置かれたテーブルと椅子。
生活するには申し分なかったので、なんだかんだそのまま2ヶ月生活した。

ソファのように「ぐで~」とできる点が好きで、今ではリラックスしたい時に掛けている。

***

もう流石に家具は増やさないかなと思っているけれど、一目惚れしたら買ってしまうかもしれない。
場所はあるし。
スツール60なんかはスタッキングが出来てしまうしな~(笑)

どれも吟味して選んだ子たち。
次のお部屋が諸事情でもし狭くなっても、どの子も連れて行く覚悟。
と言うか、引っ越さなくても良いように頑張ろう。

この記事が参加している募集

サポートありがとうございます。 お一人おひとりのサポートが活動の励みになります。 その思いを返していけるように。次に渡せるように。