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工藤吉生 歌集『沼の夢』(左右社) 発売中! どんな本?
歌人の工藤吉生(くどうよしお)です。
二冊目の短歌集『沼の夢』が左右社から刊行されました!
322首収録。第一歌集『世界で一番すばらしい俺』から3年半ぶりの歌集です。
![](https://assets.st-note.com/img/1705105652686-Osn3AaODrT.jpg?width=800)
推薦文は書評家のスケザネさんからいただきました。
この歌集には、奇跡の時間が乱暴に折り畳まれている。ゲキツウ。
――渡辺祐真/スケザネ(書評家)
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ここからは『沼の夢』に関連するX(Twitter)の投稿をご紹介します。
【2階文学】
— 紀伊國屋書店 新宿本店 (@KinoShinjuku) February 2, 2024
🆕工藤吉生 歌集『沼の夢』左右社
第1歌集『世界で一番すばらしい俺』が映画化もされた工藤吉生さん、新歌集出ました。冒頭1首からめちゃ笑いました。これぞヨシオ!!!
サイン本もご用意しています。こちらは店頭販売のみ(取置/配送/他店受取不可)となります。um pic.twitter.com/cmdAk1t9nD
ぬいぐるみばかりつかんでいるせいで力うしなってゆくクレーン
— 書架 青と緑|2/23歌会、3/2句会 (@shoka_books) February 1, 2024
ふと森に入りそのまま帰らない自分になりたくなりそうだった
塔という建築物に想像で中へ入ってからっぽだった
あたたかくなってくるのはありがたい母がなにかをゴシゴシしてる
工藤吉生『沼の夢』左右社(2024) pic.twitter.com/0lE4yS6nMr
「自分」にたいするひいた目線のなかにユーモアがある
— 書架 青と緑|2/23歌会、3/2句会 (@shoka_books) February 1, 2024
ユーモアってなんだろと思って調べたら、「人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持。」とあって、工藤吉生っぽい!と思った
この「見かけより」が大切だと思う。みんな、見かけで判断しがち。でも、本当は違うんだ、という気持ちを出していきたいです。横浜サイエンスフロンティア高校・中学校の小さな黒板。工藤吉生『沼の夢』(左右社)。どんなときもそばにいてほしい歌人の最新歌集です。 pic.twitter.com/vu0WayikbO
— 千葉聡 (@CHIBASATO) February 2, 2024
工藤吉生さんの『沼の夢』少しずつ全国書店さんへ並び始めています。もともと一首一首のパワーが強い工藤さんなので開いていただければおもしろいことは一目瞭然ですが、今回わりとこまごまと構成も相談して調整してますので、流れも含めてお楽しみいただけたら嬉しいです。
— 筒井菜央 (@tsutsui_ota) February 1, 2024
好きな歌をいくつか⏬ pic.twitter.com/OGiZNv6ESu
クイズ王が司会のオレを待っている夢の中へともう戻れない
— 筒井菜央 (@tsutsui_ota) February 1, 2024
「深い」とだけ褒めてくださる人がいる落葉みたいな表情をして
言ったってどうせ信じてくれない、と涙流したけど嘘だった
泣いていたキャンプの夜のその前は少し踊ったりもしてたかも
(工藤吉生『沼の夢』より)
あたたかくなってくるのはありがたい母が何かをゴシゴシしてる
— 筒井菜央 (@tsutsui_ota) February 1, 2024
夏風邪をひいたと言えば「腹出して寝てるせいだ」と正解の父
ぐいぐいと顔を押しつけもうこんな自分は嫌だと言った畳だ
これは良い門ですなあと見ていたら向こう側から開いてしまった
(工藤吉生『沼の夢』より)
トワレって書いてあるから調べたらトイレのことだやりやがったな
— 筒井菜央 (@tsutsui_ota) February 1, 2024
オレのだと思ったパスタが近づいて隣の席に置かれる真昼
コーヒーのつもりで飲んだ一口が紅茶だったし世の中おかしい
「曜日感覚がない」と言ったらおれもおれもわたしもおれも共感の部屋
(工藤吉生『沼の夢』より)
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Amazonの販売ページはこちら
電子版もあります。Kindleはちょっとだけ安いです(2024年2月6日現在)。
全国の書店で発売中です。在庫はこのサイトがわかりやすいです。
工藤吉生歌集『沼の夢』取扱店一覧https://t.co/oIVyfIMa6V
— 左右社 (@sayusha) January 31, 2024
数は限定されていますが、サイン本もあります。
他に詳しい情報は左右社のページに書いてありますのでどうぞ。
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著者について
工藤吉生(くどう よしお)
▼1979年11月4日 千葉県生まれ。
▼2011年に枡野浩一編『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネット中心に短歌を発表し始める。
▼短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」などの新聞歌壇、Eテレ「NHK短歌」に短歌を投稿。
▼2016年「NHK短歌」年間大賞受賞。
▼2018年 「校舎・飛び降り」(50首)が第8回中城ふみ子賞次席。
▼5月17日、車にはねられる。この日に投函した「この人を追う」(30首)が第61回短歌研究新人賞受賞。
▼2020年 歌集『世界で一番すばらしい俺』(短歌研究社)。現在6刷。
2021年に映画化(主演・剛力彩芽、監督・山森正志)
▼2021年より雑誌『短歌研究』で「Twitterで短歌さがします」連載。
▼ツイッター(X)
▽工藤吉生@mk7911
▽現代短歌bot @gendai_tanka
▽あたらしい短歌bot @tankabot_1980
▽死の短歌bot @shi_no_tanka
ほか
▼noteで日記を毎日更新。
▼宮城県在住。
▼愛猫の名はアリス。
▼2023年からボカロにハマりYouTubeにボカロ100選を作成。
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関連
一冊目の歌集『世界で一番すばらしい俺』のご紹介です。
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