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遺伝というより記憶からのチョイス


親が離婚していると子も離婚しやすい

親が声が小さいと子も声が小さい

親が出来ちゃった婚だと子も出来ちゃった婚する


親がしてきたことをなぞるように子供がしてしまうことがある。

遺伝で同じことをしてしまう、そういう遺伝子を持っているからと片付けられてしまうが、ちょっと違う気もする。

生まれた赤ちゃんが成長する過程で、新しいものを生み出すことはあまりない。

親だったり回りの環境から学んで真似して成長する。

親や兄弟が大きな声で挨拶をよくする人だったら、その子も大きな声で挨拶することが当たり前になる。

良いことも悪いことも、そういう環境で育って学んでしまったら、記憶にはその選択肢が刻まれているので、そこから選んで実行するしかない。


仮に、親の口が悪かったとする。日常的に悪口や誹謗中傷する親だったとする。冗談交じりに言う人は多いはず。

それが当たり前と思って育ったが、学校に行き大人になるにつれて、それがいけないことだと、人を傷つけてしまう行為だと学ぶ。

いけないと思っていても、何か困難なことが起きたり、苦しいことがあったりすると、記憶の中からその悪口がチョイスされてしまう気がする。

もしほとんど悪口を聞かずに育っていたら、いくら自分の身に何か起きたとしても、チョイスのしようがない。

離婚や、暴力だってそうかもしれない。

絶対に自分はそういうふうにはならない、したくない、と思っていても、何か困難があった時、そのハードルは低くなってると思う。

全く知らないほうが、選択肢がない。

親がタバコを吸わない人だったら、もし友人がタバコを吸っていて誘われても、かなり抵抗があるはず。

親が吸う人で、何かむしゃくしゃしたり、ストレスを感じたりすると、一気にハードルが下がってタバコに手を出してしまう気がする。


じゃあどうすればいいのか。

困難を無くす。

もし親がお金のことでよくケンカをしていたなら、お金に困らないような仕事に就いたり、お金に困らないようにスキルを身に付ける。

あとは選択肢を無くす。

自分の人生にその選択肢はないと言い聞かせる。思い込みの力です。

どちらもあまり効果がない気がするけど、そのくらいしか出来ない。


そう考えると親の影響力というか、存在、在り方というのはとても大きい。


昔、ジャッキーチェンの映画で

「罪を憎んで、人を憎まず」

という言葉を聞いて、

そんなこと言ったって人も憎むでしょ!

と思ったが、罪は環境から生まれるものが多い気がする。

環境に影響された人が罪を作ってしまうので、罪は罪で、憎むことは憎んで仕方ないんでしょうが、単純に人を憎んではいけない気もする。

その環境を子供に与える親は、とても重要なんだなと・・・

遺伝から話がずれてきたけど、悪い選択肢を与える環境を作ってはいけないと思いました。

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