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19歳の起業家がシリコンバレーのtopVCにピッチをしてきた話

おはようございます。つい昨日サンフランシスコから帰ってきたために激しい時差ボケにより朝早く起きたので、初めてのnoteを書くことにしました。

一週間ほどサンフランシスコに滞在して現地のスタートアップで働いている人・スタートアップ経営者や、現地のサービスを試すなど色々刺激や学びを求め日本から来たのですが、滞在中ひょんなことからなんとシリコンバレーのtop VCとも言われている Andreessen Horowitz (a16z) と Accelのパートナーが出席する朝食会に参加することになりました。

a16zとAccelを知らない人の為に少し説明すると

Andreessen Horowitz (a16z)
・今までの総運用額は$9.4B(ざっくり9400億円) 代表的な投資先にはFacebook、Twitter、Instagram、Zynga、Skype、Foursquare、Groupon、Box、Airbnb、Pinterest、Stripe、GitHub、Lyftなど

Accel
・今までの総運用額は$12.2B(ざっくり1兆2000億円) 代表的な投資先にはFacebook、Flipkart、Dropbox、Slack、Spotifyなどがあります

こんな感じに日本からするとサイズが規格外にやばいVCの2社です。そんな2社のパートナーが来る(やばい)朝食会に参加できることになりました。 

僕は日本でカラバトというワンフレーズでカラオケバトルができるアプリの開発・運用をしているスタートアップをやっています。ご存知の方も多いと思いますが、カラオケの人気は日本の中に止まることなく海外でもとても人気なレジャーの一つとなっています。将来の海外展開のことを考えるとこれはなんとしてでも爪痕を残して帰りたいと思い、絶対プロダクトについてピッチをしてやるという意気込みのもと朝食会に参加しました。

*朝食会のコンテンツも素晴らしく直接現地でしか得られないようなインサイトばかりを得ることができてその内容もシェアしたいのですが、オフレコとのことで残念がらシェアはNGみたいです。

朝食会が終わった途端に会場の雰囲気がガラリと変わりました。さっきまでのんびりグラノーラやベーグルを食べていたのに、他にも参加している現地のスタートアップ経営者が目つきを変えて殺気立った雰囲気に辺りは包まれました。彼らは即座にVCのパートナーを囲み、そこには"空気を読む"、相手の話を遮らない、話をしっかりと聞くなどといったマナーや順番を守るなどの"常識"は皆無で、まるで命がけで自分たちのプロダクトをピッチをして資金調達をしてやるという勢いでした。

(ちなみに上のサムネは僕もピッチをするため他のファウンダー達に負けじと、"オラついてる"様子を捉えています)

やっとの思いでピッチの順番を獲得したものの与えられた時間はわずか1分30秒。

なんとか30秒でプロダクトの説明、出ているトラクション、US展開に関する質問をして、1分でレスポンスをもらいました。

- お前のプロダクトが持ってるテクノロジーは一体なんだ。アメリカではB向け、C向けでもテクノロジーがないプロダクトには誰も投資しない。じゃないと簡単にパクられる。

- US市場相手にやりたいなら、最初からUSから始めるべき、日本で集中してやるか、アメリカ一本でやるかどっちかにすべき。

- お前のそのプロダクトを作って行く上でその市場の中で一番と言えるメンバーがチームに入ってるか

- USにおいてそういう領域に可能性があるかは正直わからない。

どれも、はっとさせてくれることを彼は短い時間の間、正直に淡々と答えてくれました。

加えて、彼は最後にこう言ってくれました、

「お前のプロダクトの領域はtiktokに似ているな、正直なところ自分はtiktokの可能性を見出せすことが出来なかったが今じゃ凄い勢いでUS市場、そして世界で伸びている。"So prove me wrong" (だから、俺の考えが間違ってると証明してくれ) 」

と 彼のメールにピッチの内容を送ってくれと言われたのは少し嬉しかったです。 ただ、ここで笑ってしまったのが明日からイタリアに夏休暇で2週間ほど遊びにいくから返事はその後だと言い放ち、次のピッチに移っていきました。アメリカのVCは2週間も夏休みが取れるのかと関心してしまいました。 

結局のところ、特に何か結果を残せたとか、爪痕を残せた訳ではなかったですが、ほんのわずかな時間でもAccelやAndreessen Horowitz といったtopVC相手にやったピッチを通じて、起業家たちの聖地とも言われるシリコンバレーで戦ってるファウンダーやVCたちと同じ日常を経験できたのは、根拠の無い自信と言われるのかもしれないですが、今後海外に挑戦する際において糧になる自信に繋がる気がしました。

初noteなので、色々と文章が荒いこともあると思いますが、もしよろしければ、この記事のシェア&僕のTwitterをフォローして頂ければ幸いです。

また、現在切実にiOSエンジニア、もしくはtypescriptを書けるエンジニアを探しておりますのでもしこの記事を読んで頂いた方に該当される方がおりましたらご一報をお願いします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。



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