見出し画像

脳内ゲームオブザイヤー アーカイブ '12

第29回の脳内ゲームオブザイヤーを決めていきたい。
ゲームをやり始めて29年目、西暦2012年によく遊んだゲームの中から個人的な一番を決めたいと思う。

Wii Uが登場した年

2012年にWii Uが発売した。
持ってた人ってどのくらいいるだろう? 筆者はスプラトゥーンの時に購入、スプラとマリオメーカーの専用機だった。
DS,Wiiで王者だった任天堂がまさかの陥落…というか、この時点ではまだPS4もXBOX Oneも出ていないので陥落したと決まってはいなかったけど、3DSの盛り上がりと比較したら静かだったなWii U。
自分が遊んだゲームを振り返ると3DSとスマホが多かった。

…そっか、スマホだわ、
auのAndroidスマホからiPhone5に機種変更したんだった。
まだこのころはHTML5でゲーム作りましょうとか、フィーチャーフォンのゲームをスマホでもできるようにしましたとか携帯ゲーム作ってる各社眠たいこと言ってた時代だった。
ここからスマホは、だんだんと黒船としての存在感を増していく。

ゲーム以外だと、アニメはガルパンやサイコパス、黒子のバスケ。
映画だと実写版のテルマエロマエ、同じく実写るろうに剣心。
お笑いだとスギちゃんの「ワイルドだろお?」が流行した。
政権与党が再び自民党に戻ったのもこの年だった。

2012年 ノミネート作品

  • とびだせ!どうぶつの森
    言わずと知れた3DSのぶつ森。いまでも息子が私のセーブデータで遊んでいたりする。前作「おい森」で「カセットを別ゲーに変えた瞬間やらなくなる」ことに気づいてDL版で遊んだ。

  • ブレイブリーデフォルト
    スクエニの新規RPG。すごくざっくり言うと「FF3」っぽい。
    ジョブとかアビリティとかの組み合わせをよく考えないと死ねる。
    イケメンの敵中ボスいっぱい出てくるけどたいして台詞もなく倒すとバタバタ死んでいく。
    ファミコン版のFF3の遊び心地を現代のRPGに持ってきた感じ。

  • 空の軌跡FC
    ドラゴンスレイヤー英雄伝説のシリーズ作。
    当時はPCで遊んだんだったかな。
    モブの作りこみ(名前や台詞など)が細かくて感心した。

  • パズドラ
    ここからスマホゲーがノミネートし始める。
    パズドラは全スマホゲーの中でもかなり有名な方なので、知っている人は多いだろう。もうすぐ10年になるんだね。

  • ぐんまのやぼう
    スマホのSLG(といっていいのか)。キャベツとねぎとこんにゃくを収穫してお金をためて、周辺の県を侵略して群馬県にすることが目的。
    最終的には地球が群馬県になる。

  • 新・光神話パルテナの鏡
    3DSでパルテナの鏡の続編が出た。これだけでもすごいことだなと思うけど、ジャンルも従来のものと異なる3Dのアクションシューティングになった。スペースハリアー的というか…「罪と罰」に近い感じ。

  • ネオジオX
    ネオジオが携帯期になった!SNKが作ったものではないけど許諾を得て発売したものだったそうだ。
    ソフトは内蔵で、小さいファミコンとかアストロシティミニとかの走りだったと言えるかもしれない。

受賞作品

第29回、脳内ゲームオブザイヤーに輝いたのは…

パズル&ドラゴンズ(スマホ)」です!

12年に遊んだなあ!というタイトルは3DSの「ブレイブリーデフォルト」とスマホの「パズドラ」が2大巨頭。
僅差だけど「パズドラ」を脳内GOTYとしたい。

スマホのゲーム、ソシャゲってゲームプレイが重視されていなくて、ゲームの操作スキルが上手い人が有利にならないものが多いと思う。
多くのソシャゲでは操作技術はあまり求められず(または技術を発揮する場面自体が存在せず)まめにログインしてポチポチすることと、ガチャをまわすことの方が重要視される。
ガチャでいいキャラが出ることのほうがゲームプレイを上手く操作することよりもずっと大事で、お金を使ってガチャをする人が最強で、その次は、友達が多くて長い時間ポチポチしている人が強い。
…という構造のタイトルが多いと思う。

前にも書いたけど、これは個人的に嫌いだ。
みんな本当に面白いと思ってプレイしてる?

あ、ログインしなきゃ。
周回しなきゃ。
何かよくわからんけど義務感のような気持ちでプレイしちゃうようなゲーム。
それってゲームなんだろうか。
そのログボでもらったよくわからん引き換えポイント的なもの、本当に必要?
つまんなくね?
やめちまえばよくね?

無料だからやってるのかな。
当方、コンシューマのゲームソフト買う6000~7000円くらいの金は容易に捻出できる歳になってしまっており、もう人生の残り時間も長くないもんだから、我慢してまでやりたいと思わねえわ。

フレがみんなやってるからやめられない?
フレって誰? 「みんな」って誰だ?
クラスメイトかな。筆者はクラスメイトがいたころ携帯がまだなくてポケベルだったからその辺の気苦労はわからないな…
もし知らねえ奴だったら、気を使う必要ないよねw

あと家庭用ゲームと違ってクリエイターが表に出てこないのも嫌いだったな。
小説や漫画なら作者。
映画なら監督。
ゲームだってメインプランナーやディレクターが表に出るのが常だったじゃないか。
ソシャゲってなんかそこが軽んじられてるよね。
プレイヤーが騒ぐ場だけがあって、作品性・作家性が無く感じる。
声優の名前と絵師の名前はかろうじて出る感じだけど。
会社によってこの会社の格ゲーはこう!みたいな味わいの違いもあんまり感じないし。
バラエティ番組とか、ワイドショー番組とか、週刊誌とかに近い感じ。

以前にも筆者とソシャゲは合わないと感じるエントリを投稿したが。
スマホのゲームから受ける印象はだいたいそんな感じだった。
時流としてはこれがメインとなり、従来型のゲームはやや日陰に追いやられたと言えるのだろうな、と思いはする。
時流に追従して楽しめればよかったのだけど。
良い・悪いではなく。
個人的にはこの流れが「嫌い」だった。筆者の趣味の話ね。

ゲーム本体が無料だし、開発者はガチャで金稼がないといけないから、しょうがないんだろうな。…というのは、理解はできるのだ。
理解できるが、それを好きになるかどうかは別の話だ。
リア充やキョロ充が「共通の話題で盛り上がりたがって」おり、彼らのそういう欲求を満たすための「ツール」として消費されるもの。
この時代のソシャゲって大体そんな感じだった。
あいさつしてポイントためる機能とか。
モバゲーのフレなんて顔も知らないし、そんなヤツに用事などないし話すことなどない。あいさつとかw何話すんだよw
The・うわべ。って感じがして、気持ち悪く感じた。

パズドラはそんな中にあって、わりとちゃんとゲームしてて、ゲームの腕前が高い人が先にいける感じがしてた。
ようやくちゃんとしたゲームが出てきた!と当時は思ったものだ。
スマホゲで「ゲーム」なのはパズドラだけ。ほかはゲーム風のUIを繰り返し触るだけの集金装置。
そんな風に思ってさえいた。
10コンボできるようになった時も、1手で斜め移動ができることに気づいたときも嬉しかったし、スマホ以外にiPadでもプレイしてた。

ただ、アップデートを重ねるたび「どんなスキルを持ったキャラをデッキに入れてるか?」が重視されるようにだんだんなっていったように思える。
テレビのCMで「10コンボー!」とかいってるけど、結局10コンボを出せることよりも、ガチャで強力なスキルを持ったキャラを手に入れることが正義になっていったな。…と、なんか、そんな風に感じるようになってしまって、だんだん醒めていってしまい、今ではたまにしか遊ばなくなってしまった。
まあさすがに9年もやってればね。
でもアンインストールせずにとってあるゲームの一つだ。

一時期パズドラの中にニコイチで存在してた「パズドラW」は「なぞぷよ」っぽくて嫌いじゃなかった。
あれ今はもう遊べなくなっちゃったのかな?

この記事が参加している募集

#全力で推したいゲーム

13,665件

#心に残ったゲーム

4,909件

[B] で ぬけます.