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飲食店の店長に必要な計数 第3部

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#客数

繁忙期と閑散期

繁忙期と閑散期

1年の間にはお客様の集まりやすい「繁忙期(はんぼうき)」と

お客様の集まりにくい「閑散期(かんさんき)」があります。

1年間の売上をグラフで表すとより分かりやすくなります。

赤い丸が繁忙期を表します。グラフの山になっている部分です。

3月は卒業式、5月はゴールデンウィーク、7~8月は夏休みやお盆休み、

12月はクリスマスや冬休み、1月はお正月など季節の行事に影響します。

販促は繁忙期の

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季節指数

季節指数

1年の間には月によって日数も違いますし、曜日も違います。

時期的に売れる月と売れない月もあります。

売上予測をする場合、過去の傾向を元に月ごとの指数によって予測するのが季節指数です。

曜日指数の月間版です。

何かイベントやセールを行う場合、

お客様の集まりにくい月=閑散期(かんさんき)に行うよりも、

お客様の集まりやすい月=繁忙期(はんぼうき)に行う方が効果が出やすくなります。

繁忙

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販促に必要な数字

販促に必要な数字

前月比と前年比について解説しました。

前月比と前年比は問題点を見つけるために使用します。

分析方法はお店全体の売上高だけではなく、

①部門別

②時間帯別

③客層別

④年齢別

⑤組人数別

を分析すると、どこが減っているのか、どこが増えているのかがわかります。

これを全て手書きで集計、管理していくのは容易ではありません。

これも注文用のタブレットなどを利用される方がデータの管理は楽

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客単価の増やし方⑥

客単価の増やし方⑥

売上高を8,000千円、客数5,000人から

売上高を9,260千円にアップさせたい場合、

客単価1,600円とすると何人のお客様を増やさなければいけないでしょうか?

(小数点1位を四捨五入して下さい。)

1,260,000円÷客単価1,600円=787.5人

788人を30日で割ると

1日あたり約26人のお客様を

増やさなくてはいけません。

客単価の増やし方⑤

客単価の増やし方⑤

更に、アプリでお客様からのアンケート結果や、

食べた感想のコメントを注文用のタブレットで見れるようにした所、

平均注文数が5%アップしました。売上高はいくら?

(売上高8,820千円、客数5,000人

1か月間の総注文数23704品。

平均商品単価は変わらないものとします。)

総注文数23,704品×105%=24,889品

24,889品×372.1円=売上高9,261,271円

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客単価の増やし方④

客単価の増やし方④

更に、メニューをタブレットにした際、

お客様が触っていない間に

デザートメニューを紹介する動画を再生するようにした所、

注文率が5%アップしました。売上高はいくらでしょうか?

(売上高8,400千円、客数5,000人

1か月間の総注文数22,575品。

平均商品単価は変わらないものとします。)

総注文数22,575品×105%=23,703.7品

23,704品×372.1円=売上

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客単価の増やし方③

客単価の増やし方③

メニューをタブレットにした際、お酒のページに

「すぐに提供できるおつまみ」を一緒に掲載した事で、

注文数が5%増えました。売上高はいくらでしょうか。

(売上高8,000千円、客数5,000人

1か月間の総注文数21,500品。

平均商品単価は変わらないものとします。)

総注文数21,500品×105%=22,575品

22,575品×372.1円=売上高8,400,157円

客単価の増やし方②

客単価の増やし方②

客単価を上げる為注文用のタブレットを導入したところ、

注文数が1.2倍増えました。売上高はいくらになったでしょうか。

(売上高8,000千円、客数5,000人、1か月間の総注文数21,500品。

平均商品単価は変わらないものとします。)

注文数は1.2倍になったとあります。

総注文数21,500品×120%=25,800品

平均商品単価は

総売上高8,000千円÷21,500品=平均

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タブレットが客単価を上げる

タブレットが客単価を上げる

客単価を増やす為にヴァリエーションを増やす方法があります。

例えば牛タン、メニューは一つですが、

味のヴァリエーションを

①岩塩②塩たれ③味噌たれ④醤油たれ

と4種類のヴァリエーションがあったらいかがでしょうか。

色々な味を試したいと思われたお客様は

何種類かを試したいと複数購入されます。

次回来た時にはこれを食べようと

再来店に続く可能性も高まります。

客単価が増える可能性も客

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客単価の増やし方①

客単価の増やし方①

宣伝はお客様を呼び込むために必要な事ですが、

宣伝してすぐに効果が出るとは限りません。

しかし、費用をかけて宣伝する訳ですので

どこかで、なにかしらの評価をしなければいけません。

問題は評価の一例です。

問題では折り込みチラシを宣伝方法としています。

問題の宣伝費用は2万枚の新聞折込に対し、
印刷代、配布料金を合計して11万5千円です。

これが宣伝費用です。

お店の存在を知らない見

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③クレンリネス=Cleanliness

③クレンリネス=Cleanliness

クレンリネスは「清潔な状態を維持している」事を表します。

似た言葉にクリンネスという言葉があります。

クリンネスは清掃をする事自体を意味します。

お客様にとって「清潔なお店の状態」が重要なので

クレンリネスの方が適している用語と言えます。

特に新型コロナウィルス感染症の拡大防止の為、

お店にアルコール消毒薬を設置したり、従業員のマスクの利用を徹底したり

お客様に安心して頂くための取り

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②サービス=Service

②サービス=Service

飲食店でのサービスの大きな部分は接客です。

スタッフのお客様への挨拶に始まり、言葉遣いや歩き方や立っている姿勢でさえも接客の一部です。

壁に寄りかかっていたり、ポケットに手を入れて立っている。なんていう、つまらない事でお客様を不快にさせ、二度と来店されなくなってしまします。

たとえ新人のスタッフ1人の接客が悪くてもお店の評価が下がってしまします。

接客6大用語だけでなく、接客用語や電話対応

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①品質=Quality

①品質=Quality

飲食店での品質とは提供する料理の事を表します。

一番重要な事はもちろん美味しさです。

しかし、品質とは料理の美味しさだけではありません。

美味しさと価格のバランスが大切です。

美味しくても価格が高く、お客様が高すぎると感じれば次には続かず、

価格が安くても美味しくなければ次には続きません。

価格以上の品質を提供する事が大切です。

皆様も「わざわざ来た価値があった。」「待った甲斐があっ

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お客様のステージを上げる要素

お客様のステージを上げる要素

販促と宣伝はお店が新たなお客様を呼び込むために必要不可欠な要素です。

しかし、いくら新規客を多く取り込んでも取りこぼしていては客数は増えていきません。

一人一人のお客様を大切にし、再度ご来店頂く事で客数は増えていきます。

その為には新規のお客様のステージを上げていく事が大切です。

お客様のステージを上げる要因は

①品質=Quality

②サービス=Service

③クレンリネス=Cl

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