「投資」、基礎の基礎!

※投資入門書レベルのことしか書いてません。

12月9日現在、今年の利確は13万円ちょっとです。NISAなのでこの13万円が丸っと儲けです。微々たる金額とはいえやったね!
「月に1〜2万円程度、給与にプラスして欲しい」場合は怪しい商材に手を出したり怪しいバイトに手を出すよりも、断然投資がおすすめです。

が!!!
Twitterを見てると、案外、基礎の基礎を守ってない方もいるな〜と思うことがチラホラあります。

ということで、「始めてみたいけど全然わからん」「始めたはいいけど全然わからん」という人向けに、基礎の基礎をお伝えします。

まずは大前提編。

投資の大前提編

1)余剰資金でやる
くれぐれも生活費はぶっこまないでください。「そんなこと言ったって、余剰資金がない」という人は投資を始めるより余剰資金を作るのが先です。具体的には「給料を上げて」「固定支出を下げ」「天引き貯蓄をする」のが先です。だって給料が上がらないんだもん……という方は(人によっては)転職で上がります。自分のケースですがもとが薄給だったとはいえ、転職で年収が200万円以上上がりました。前職の給与では投資はしてなかったと思います。

2)分散投資する
大事に貯めた余剰資金ですが、くれぐれも1銘柄にぶっこまないでください。「Don't put all eggs in one basket(卵をひとつの籠に盛るな)」というのは投資の格言です。

3)ドルコスト平均法で買っていく
くれぐれも「それじゃ5銘柄買う! 今!」と一度に資金をぶっこまないでください。「できる範囲でちょこちょこと継続して買う」が鉄板です。

4)長期保有で運用する
一時期の「上がった!」「下がった!!!」で一喜一憂し、売却しないでください。長期保有での運用が一番儲かる、という事実がデータで出てます。
(ということで長期で持っていたい銘柄を買うのが大事です)

5)レバレッジをかけない、かけすぎない
主にFXになるでしょうが、欲を出してレバレッジをかけすぎませんよう。ン千万円溶かした……などの怖い実話はレバレッジかけすぎの末路です。FXのプロでも2〜3倍程度とのこと。
(と言いつつ、不動産投資ではレバレッジをかけるんですが)

6)利確するまでが投資
おうちに帰るまでが遠足ですし、利確するまでが投資です。含み益、それがどうした!!?? 逆に言えば含み損があっても「値上がりすると信じて買った」銘柄であれば、含み損それがどうした!!??です。

以上が大前提編です。
次、「で、何を買ったらいいの」編です。

「で、何を買ったらいいの」編

「この銘柄がおすすめ〜」というのはやりません。基礎の基礎の知識と、自己流の判断基準をお伝えします。

・「株とか投資信託とかそっからわからん」人へ
ざっくり定食屋さんのメニューでご説明します。
株:単品料理です。グランドメニュー(プライム)から新メニュー(グロース)までいろいろあります。新メニューは新人さんが考案したメニューです。奇跡のようにおいしいモノもあれば、マジかというモノも混じってます。量は小盛り(単元未満株)からフルサイズ(単元株)まで選べます。
投資信託:定食です。店長がバランスよくメインから汁物までを組み合わせてくれています。
ETF:メインから汁物まで定番メニューばかりを組み合わせた定食です。
無数の単品料理がある定食屋さんで「メイン、小鉢1、小鉢2、お漬物、汁物、ごはん、デザートetc…」を自分の責任で選んで、栄養バランスも味もお値段もパーフェクトな「おいしいごはん」を完成させられるかどうかは、その人のセンスと知識と懐具合にかかっています。いやー無理だわという人は定食を選ぶといいと思います。

・(株の場合)「2代目以降」を選ぶ
大前提編でも書いたように、長期保有が基本で、利確するまでが投資です。10年後、20年後に利確する時に、その会社はそもそも存在しているんでしょうか?
経営者の一番の仕事は「後継者選び(後継者の育成)」と言われています。人間には寿命がありますが、原則、企業には寿命がありません(「継続企業の前提」と言います※実際に潰れる企業は潰れるので、あくまで「原則、考え方」です)。いくらカリスマ創業者がどんどこ利益を伸ばしていたって、後継者がいなければ、いてもボンクラ息子ならその企業はおしまいです。
ということで個別株は基本的に「代表が2代目以降(創業者じゃない)」ところを選んでいます。できれば3代目以降。2代、後継者を選んできた実績がある企業なら次の後継者も確かな基準で選んでくれるだろう、という期待が持てます。

繰り返しですが、この銘柄がおすすめ〜というのはやりません。
「自分の知識で適切な銘柄を選べるだろうか?」「どういう基準で選んでいこうか?」をよーくよーく考えて、自分で納得した上で購入するのがよかろうと思います。

豆知識編

簡単に儲かる秘訣はありません。ざんねんでした!!!
ですが、ちょっとした知識を入れておくだけで儲かりやすく、損しにくくなります。あと気分的に楽になります。

・日本の株式市場は「日本人が動かしてない」
ニュースやSNSなどで企業の株価にプラスになるんじゃないか……と思われるような材料が出ることもありますが、株価にはあんまり関係ないです。日本の株の6〜7割は海外の機関投資家が買っており、彼らの行動はFRBの動きとシンクタンクのレーティングに決定づけられています。画期的な新商品が出ました〜のちっちゃいニュースなんぞどうでも良いです。
というわけでチェックすべきはアメリカのニュースです。そしてチェックしたところで「なんか波が来るぞ!!!」という心構えしかできません(余程まずい波であれば売却するという判断もできます)よって、ここで「余剰資金でやる」「長期保有で運用する」が生きてきます。基本は大事です。

・一応、法則はある
簡単に儲かる秘訣はありませんが、一応よく言われている法則が2つあります(もっとあるかもしれませんが知らん)。
「大納会で買って大発会で売る(株)」「ゴトー日にトレードする(為替)」です。
大納会は証券会社の一年の最終営業日、大発会は年の初日の営業日です。通常、大納会(最終営業日)には手仕舞いするので株価が下がり、大発会ではご祝儀相場で株価が上がると言われています。オススメしない短期保有ですが、試しにやってみる価値はあるかも。
ゴトー日というのは5や10(0)のつく「企業の決済が集中する日」のことです。ドルが欲しい企業が増えることからドル高になりやすい(あくまで傾向、絶対ではない)と言われています。この法則をベースにしたプログラムを組んで、実際に大儲けした個人投資家の記事を読んだことがあります(ゴトー日に××ポイントの値動きで売り、買い、というプログラムだったと思います)。
為替と株は連動していますので、ゴトー日をしっかりモノにすれば株でも儲かるような気がします。現状「そんな気がする!!!」というだけで何もしておりませんが。

・どういう仕組みになってるのかを考える
世の中には数多の企業がありますが、全てが株式会社でもないし、株式会社が全て上場しているわけでもありません。
「そもそも上場って何」「なぜ上場するの?」を考えたことはありますでしょうか。
敵を知り己を知れば百戦危うからずということで、上場企業の経営者や、企業に投資し株式公開に導くベンチャーキャピタルの本を読んでみるのもオススメです。
『私は、こんな人になら、金を出す!』(村口和孝)
有名なVCの著書です。
ぶっちゃけるとこのへんを勉強すればするほど「プライム市場しか勝たん」という答えが……個人投資家としては頑張ってるスタンダード・グロース市場の企業に投資した方がいいんでしょうが……。

最後に

ネットで簡単に情報収集ができる時代ですが、基礎知識は「本」で勉強するのをオススメします。大型書店に売ってる、そこそこ有名な出版社から出ている本であればまず大きな間違いは書いてないはずです。
基礎知識に限ってはこの記事を含めネットの情報は鵜呑みにしないでください。ネットの記事は「筆者が匿名」で「いつでも消せます」からね。責任というものがないです。
以下は無責任を承知で。
手堅く儲けたいなら投資信託が良いと思います。
それを理解した上で個別株を買ってるのは「推しがいると人生が楽しい」というオタク心理からです。ちょっと気持ち悪いですね(自分で言った)。
好きで信じた企業の良いニュースを聞けば嬉しいですし、悪いニュースを聞けば何やってんの!!!と怒ります。楽しいです。あと自分の読みの正しさが数字で実証されるのが快感です。
ヲタっ気(?)がある人はもしかしたら個別株と相性が良いかもしれません。検討してみてください。

そして自著の宣伝です。

今のところ「株より手間がかかるのに株より儲かる気がしない」と思っている不動産投資の本です。
この記事の冒頭に月に1〜2万円云々と書きましたが、体感、「月に5万円程度のプラスを目指すなら不動産投資よりも株・投資信託の方がオススメ」だと思います。それくらいの金額なら、本業の給与を上げて株・投資信託に回した方が良いです。
しまった、正直すぎて全然宣伝になってないぞ。だって本音だもん。
逆に言うとそれ以上の利益を望むなら不動産投資はアリです。
暗号資産(いまとんでもなく下がってますが、このまま衰退するとは思ってないです)の話も出てきますので、ご興味のある方はぜひ。

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