実家じまいは、てんてこまい!④両親の賃貸物件探し

実家を売るということは、他に住むところを探さねばならないということだ。
父は、これまで住んできた実家の近くで、賃貸を探そうとしていた。
住み慣れているし、近所の友達との付き合いも続けられるし。

そんな中、兄がたまたま、私の家と同じ市内に、単身赴任することになった。2023年6月に、賃貸に一人暮らし。
兄は、結婚するまでは、ずっと実家暮らしだったので、初めての一人暮らしだ。
兄の奥さんは、兄が引っ越してきたこの市をとても気に入って、
「お義父さんとお義母さんも、この市に引っ越せばいいじゃん!」と言った。
兄の奥さんいわく、「これから、入院やら介護やらとなったときに、近い方が絶対にいいよ」ということだった。
今は、両親二人とも元気なので、どちらかが入院しても、もう一人がフォローできるけど、二人ともが入院や介護となったとき、手続きやらなんやらで、そこへ通わなければならないのは、おそらく私だろう。
私の家と実家は、車でも電車でも、一時間以上かかる。県内ではあるが、なかなか遠い。
 
父母に、私の住んでいる市(今はたまたま、兄も住んでいる市)に引っ越すことを、お勧めしに行くこととなった。
今まで付き合いのある人たちと離れることになるし、慣れない土地で新生活となると、どうなのかなと思っていた。
兄が、父母に話をしてくれた。母は意外にもすぐに、いいよ!って感じだった。父も特に難色を示すこともなく、「そうしてくれるならありがたい」と言って受け入れた。
 
すぐに、兄の奥さんが、兄の賃貸を探した不動産会社に連絡を取り、物件探しがはじまった。
私はペーパードライバーで、車の運転ができないため、うちから電車やバスで行けるところがよいなと、いろいろ探した。
私の家の近くは、人気の土地で、少々お高めである上に、なかなか空いていなかった。
それでも、うちの近所のアパートを散歩してみては、空き部屋はないか、家賃相場はいくらかなどネットで調べていた。
うちのすぐ近所に、家賃がお手頃で、ちょうどいい広さの物件があった。ここが空いたらいいのにな~なんて思っていた。
高齢者お断りの物件も結構あって、なかなか難しかったが、2件ほど、候補をあげてもらえたので、父母にこっちまで来てもらい、見学することとなった。
見学当日、不動産会社の担当さんから、驚くべきことが伝えられた。なんと、私が「ここが空いたらいいのにな~」と思っていた物件が、空いたのだ!このタイミングで!
これはもう、奇跡としか言いようがないことだった。私の家から徒歩5分の物件!
しかも、その入居日は、父の誕生日で、「これはもう、天からの誕生日プレゼントだ!」と、盛り上がった。
他の物件も見学したが、やはり、この奇跡にはあらがえないなと、うちから徒歩5分の物件に決まった。

次回は、新居へのお引越しについて、書こうと思います。

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