水野なす

詩人です。著書「純粋な人は、生きにくい」「あの日のままの私で歩こう」

水野なす

詩人です。著書「純粋な人は、生きにくい」「あの日のままの私で歩こう」

マガジン

  • 実家じまいは、てんてこまい!

    呑気に過ごしていた1月のある日、母から一本の電話がかかってきた。 「お父さんが、家を売るって言ってる!」 そこから、怒涛の1年は始まったのである。 家族会議、断捨離、高齢親の引越、新生活、土地の売却… きっとどこかに、私のように実家じまいや、高齢親のいろんなことで、苦労している人がいるに違いないと思って書いています。何かの参考になれば、そして、慰めや励ましになれば、と。 本当はこんな、家の恥をさらしたくはないですけどね。

  • OLは、誰にでもできる仕事なんかじゃないぞ!

    私のOL時代や、その他の仕事、挑戦したこと、働いて気づいたことや感じたことなどを、書いています。

最近の記事

彼女は私に笑わなかったけど、それでよかったんだと思えた

久しぶりに、Aちゃんに会った。 もう何十年ぶりだろうか。 久しぶりに会ったAちゃんは、 私と目を合わさなかった。 私の記憶の中のAちゃんは、 楽しそうに笑ってて、 そのギャップに、私は驚いた。 そうか、長い間に キャラかわったのかもなー と、気楽に思っていたけど、 他の子と写ってる写真を見たら、 昔と変わらない笑顔がそこにあった。 ってことは、 やっぱり私に対して、 なんかあるんだなーって思った。 私としては、何の記憶もない。 昔の笑顔のAちゃんしか。 なんかしたのだ

    • 実家じまいは、てんてこまい!⑨実家の解体~土地引き渡し

      8月の終わりごろ、実家の解体が始まった。 あの、日本列島に台風が吹き荒れていた頃である。 解体の様子は、家が遠いので一切見れていないのだが、今頃ガンガン家が壊されていってるのかなあと思うと、切ない気持ちになった。 土地の引き渡しは、9月下旬と決まった。 父が不動産会社へ出向き、引き渡しの手続きをした。 登記費用、解体費用等を差し引いた金額が、父の口座に入金された。 リバースモーゲージの借金も、これと同時に差し引かれた。 これで、③家計の見直し編 で、母が新たに信金から借り入れ

      • 今のわたしを生きないと

        自分だと思ってたものが 古くなってる 本当の今のわたしとは 違ってきている ズレてきている 今のわたしを 生きないと いつのまにか 皮が古くなってるんだ 今 脱皮しないと

        • 全部が正直じゃないことを責めなくてもいい

          無理してる ほんとは重荷で 怒ってる 自分は間違ってないって 言いきかせてる もう全て投げ出してしまいたい こんなこと感じてる自分 認めたくなくて 誰にも言えなくて 孤独なんだ 正直さだけが正義だろうか? 全部が正直じゃないことを 責めなくてもいい 社会にも 自分にも じゃあ何が正解なのって 私にもわからないけど

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        • 実家じまいは、てんてこまい!
          9本
        • OLは、誰にでもできる仕事なんかじゃないぞ!
          11本

        記事

          あの頃に怒られたまんまだな

          こころの中で何度も ごめんなさいと唱えてる 自分のみっともなさに 気がついてしまって 自分の本当の大きさに 気がついてしまって えらそうなことばかり言って 自分では何もしてないくせに あの頃に怒られたまんまだな 結局 口ばっかし 何も成長してなかったわ

          あの頃に怒られたまんまだな

          やさしくない人は やさしくないままでいい

          最近 やさしいってなんだろうって ずっと考えてる わたしはわたしのやり方をする それでいいんだよなって あらためて思った やさしさっていろいろあるから 手厚く共感したり 手助けしたり って人もいるし そっと見守ったり さりげなく手を貸したり とか いろいろ やさしいフリをする ってのが 一番馬鹿げている 冷たい人と思われないために ってやつ やさしくない人は やさしくないままで いいと思うんだ やさしくしたい人にだけ やさしくしたい時にだけ やさしくしたい方法で

          やさしくない人は やさしくないままでいい

          「一度も間違えたことない」みたいな顔をして生きることを、私は私にゆるしてはいけない

          私の人生の道のりに たくさんのしかばねが 転がっている 場違い 的はずれ 身の程知らず チャレンジをしては みっともない思いをし 恥をかき そうして学んできた たくさんのしかばねのおかげで 今の私がある まるで 「一度も間違えたことない」 みたいな顔をして生きることを 私は私に ゆるしてはいけないんだ

          「一度も間違えたことない」みたいな顔をして生きることを、私は私にゆるしてはいけない

          実家じまいは、てんてこまい!⑧土地の売却

          父は3社の不動産会社に見積を依頼し、見積金額の一番高い会社で、売ることに決めた。 9月頃から、土地は売りに出された。 最初は、見積より高い価格で売りに出されていたが、なかなか買い手がつかず、売り出し価格はどんどん下がっていった。 買い手が決まる前に、引越しを決めてしまったので、借金は返し続けなければならない。 賃貸の家賃を払いながら、借金の返済もし続ける状況で、家計は苦しいものとなった。 もちろん、引越自体にもお金がかかっているし、引越してから必要になったものも購入している。

          実家じまいは、てんてこまい!⑧土地の売却

          実家じまいは、てんてこまい!⑦2024年お正月

          2024年のお正月は、私の家で新年会を開いた。 父母、兄の家族もうちに来て、全員集合することができた。コロナ前は、実家で新年会をしていたが、密を避けるため、ここ数年はお店で新年会をしていた。コロナもかなり落ち着いたこともあり、ようやく家での新年会をすることができた。お正月には恒例の、ケンタッキーフライドチキンも、数年ぶりにみんなで食べることができた。私は、簡単なものだけど、少しお節も用意した。最後には、これまた恒例の「アイスじゃんけん」もできた。 全員でじゃんけんをし、勝った

          実家じまいは、てんてこまい!⑦2024年お正月

          元気で明るくないとあなたらしくない なんて誰も言ってないし

          少しテンション低いくらいで いいんだよな 今まで テンション高めだったんだよな もっと省エネに生きていいよな 元気で明るくないと あなたらしくない なんて 誰も言ってないし ああこれが 本来のわたしなんだわ そりゃ 元気なときは 元気でいいけど 本来は 人見知りだし 臆病だし 自分のペースでいいんだよな つまらない人間に なりたくなかったのかもしれない 面白い 変わった 興味深い人間で いたかったのかもしれない けど そんなもんは 無理してなるもんじゃなく

          元気で明るくないとあなたらしくない なんて誰も言ってないし

          実家じまいは、てんてこまい!⑥両親の新生活

          引越翌日、荷ほどきを始めてみたら、いらないものまで詰め込んでいるし、キチキチに詰めるのではなく、ふわっと入っているしで、そりゃ引越の段ボール足りんくなるわい!という具合である。 結局、引っ越してから捨てたものも相当あった。   物干し竿が、長さが足りなくて、新しいものを買った。 前の物干し竿はゴミとなるが、どうやって捨てるのか? ネットで調べたら、粗大ごみで持ち込むとお金がかかるらしい。 100均でパイプカッターというものを買ってきて、物干し竿をカットして、不燃ごみとしてだし

          実家じまいは、てんてこまい!⑥両親の新生活

          実家じまい、てんてこまい!⑤両親のお引越し

          いよいよ、引越である。 引越に際して、母の軽自動車も持ってこなければならず、運転して運ぶしかないが、母は73歳と高齢である。 1時間以上の運転に耐えられるのか?ナビのない車で? 父は、兄か私の夫に運転をお願いしたいと言ったが、母は「私、運転できるよ!」とやる気だった。 なんとか私が道を覚えてナビをして、母に頑張って運転してもらうこととした。 私は、夫と一緒に車で実家に行くたびに、道を必死に覚えた。 もちろん今時、携帯で地図は見られるが、高速道路は、なかなかややこしい。単純に、

          実家じまい、てんてこまい!⑤両親のお引越し

          実家じまいは、てんてこまい!④両親の賃貸物件探し

          実家を売るということは、他に住むところを探さねばならないということだ。 父は、これまで住んできた実家の近くで、賃貸を探そうとしていた。 住み慣れているし、近所の友達との付き合いも続けられるし。 そんな中、兄がたまたま、私の家と同じ市内に、単身赴任することになった。2023年6月に、賃貸に一人暮らし。 兄は、結婚するまでは、ずっと実家暮らしだったので、初めての一人暮らしだ。 兄の奥さんは、兄が引っ越してきたこの市をとても気に入って、 「お義父さんとお義母さんも、この市に引っ越

          実家じまいは、てんてこまい!④両親の賃貸物件探し

          都合のいい人間に自らなっていた

          いつもうらやんでいた 自己主張が強くて いつも彼氏がいて そういう友人達を そして よりかかっていたのだと思う 都合のよい人間に 自ら なっていってたのだと思う きれいごとで 「友情」を大切にしようとしてた 友達は多い方がいい とか 大事にした方がいい とか そう思い込んでいた 「親友」って言葉に憧れてた そう思いたかった 弱かったし 隠れていたかった 自分の責任で生きるのが 怖かった 人のせいにしていたかった 自我と依存のはざまで 揺れていた よりかかり

          都合のいい人間に自らなっていた

          そんな当たり前のことを忘れてたかもしれない

          人は変化していく 止まってはいない 今ここ のあなたをちゃんと見て 今のあなたと関わっていくこと 今まで ではなくて 情報をアップデートしていかないと 体も心も 変わっていくから できることが できなくなったり できなかったことが できるようになったり 嫌だったことが 受け入れられるようになったり 受け入れてたことが 受け入れられなくなったり していくんだと思う それでもいつだってあなたは 優しくて誠実で いつもありがたい あなたにだって怒ることがあるし 自我があ

          そんな当たり前のことを忘れてたかもしれない

          実家じまいは、てんてこまい!③家計の見直し編

          実家の片づけと並行して、家計の見直しや整理を行っていた。 それまでの両親のお金の使い方では、これからの賃貸の生活はできない。 何にいくら使っているのか、使ってよいのかを、今後はきちんと管理していかなければならない。   これも本当に大変な作業だった。 父の通帳が3つ、母の通帳が4つ。なんでこんなに通帳があるのか? 年金が入ってくる銀行と、借金が引き落とされる銀行が、なぜ違うのだ? クレジットカードが、一体何枚あるのだ? どのクレジットカードで、何を払っているのかも、よくわかっ

          実家じまいは、てんてこまい!③家計の見直し編