実家じまい、てんてこまい!⑤両親のお引越し

いよいよ、引越である。
引越に際して、母の軽自動車も持ってこなければならず、運転して運ぶしかないが、母は73歳と高齢である。
1時間以上の運転に耐えられるのか?ナビのない車で?
父は、兄か私の夫に運転をお願いしたいと言ったが、母は「私、運転できるよ!」とやる気だった。
なんとか私が道を覚えてナビをして、母に頑張って運転してもらうこととした。
私は、夫と一緒に車で実家に行くたびに、道を必死に覚えた。
もちろん今時、携帯で地図は見られるが、高速道路は、なかなかややこしい。単純に、右に曲がるから右のレーン、とは限らなかったりする。
 
引越当日、私は不動産会社に行って鍵を受け取り、そこから実家の最寄り駅まで電車で行き、母の車に合流するというスケジュールである。
母が運転している間、私は助手席でナビって、父は後ろに乗る。
途中、一度だけパーキングエリアで休憩をはさみ、新居へと急ぐ。
道中、母が私に、どうでもいい話を話しかけてくるが、私はナビに集中しないといけないので、「黙って運転に集中して!」という具合だった。
私は、お昼を食べる暇がないので、朝にぎってきたおにぎりを、車の中で食べながらのナビだった。
なんとか無事、新居に着くことができた。しかしゆっくりしている暇はない。
引越屋さんが到着するまでに、まだ何も置いてない新居で、父は買っておいたお弁当を食べる。
母は膝が悪く、椅子がないと座れないので、母の車で、2分で行ける私の家に行き、お弁当を食べる。
私は母を置いて、自分だけ新居まで歩いて行き(徒歩5分)、引越屋さんを待ち構える。
家具の配置は、私が考えたので、テキパキと引越屋さんに伝えていく。
荷下ろしが終わったところで、また歩いて自分の家に戻り、母と共に車で新居へ。
とりあえず、父母が夜眠れる場所は確保し、あとはゆっくり荷ほどきしていこうということで、私は帰宅した。
 
ミッションコンプリート!
 
怒涛の一日を終え、私はそんな気分だった。

次回は、両親の新生活について、書こうと思います。

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