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2度目の転職活動 ふり返り

こんにちは、みずのです。

先日2度目の転職活動を終えました。アラサーのリアルな転職活動について振り返りながら書いていきたいと思います。

1.結論と前提

*結論:8社受けて2社内定

*希望の条件について
 ・職種は人事(HRBPor人事企画)
 ・業種は問わない
 ・人事制度などを時代に合わせて柔軟にアップデートしている
 ・人事領域へのデータ活用への関心が高そう
 ・今より年収15%UP
 ・転勤の可能性が低い
 ・企業として収益がしっかり出ている
 ・オフィスが新しくて快適

どちらかというと、体育会系な会社よりもロジカルさを重視する会社のほうが働きやすそうだと思っていました。そういった会社のほうが当然データで語れることが重要視されているはずですし。
業種は特にこだわっていませんでしたが、日系メーカーはおそらく自分の希望に合いにくい気がしていたので、たくさん求人は頂きましたが
少ししか受けませんでした。
結果的に受けた企業の割合としてはIT、サービス系、外資が多かったです。
前回の転職の際にも、キャリアの志向や性格的に日系メーカーよりも外資やIT、サービス系のほうがあっていると言われていたのにあえて日系メーカーに行きました。貴重な経験もでき後悔はしていませんが、
さすがエージェントの方はしっかり見てくれていたんだなと思いました。
あと今回の転職では業界の将来性や、企業としてしっかり収益をあげられてるかどうかのポイントも少し意識しました。
給与面では今の会社では普通にしていれば最低でも800万+αくらいまで
年収が上がっていくので、できれば将来的に同程度は狙えるところがいいなと思っていました。
改めて書いてみるとかなり欲張りです(笑)

2.今回の転職活動プロセス

*転職エージェント
JACリクルートメント、外資系のエージェント会社を利用してすすめました。JACリクルートメントについては前回も利用したので、お世話になったエージェントの方に直接連絡して相談をしました。外資系のエージェント会社は以前LinkedInでキャリア面談のお誘いを頂いていたので、求人の紹介をお願いしてみました。

*紹介してもらった求人
外資企業のエージェントは外資の金融・製薬系など非常に条件の良い求人が多かったものの、自分のスキルや経験レベルとアンマッチな求人が大半で(求められる専門性や英語のレベルが高すぎる、マネージャーポジションの求人など)ほとんど使用できませんでした。求人と求職者のマッチングよりも、とにかく数を打つ戦法なのかなと思いました。もしくは、扱っている求人に対して私のスペックが低かったのかもしれません。

JACリクルートメントについては、全体的に自分の希望に合った求人が多かったです。上でも書いたとおり、いわゆる古き良き昭和の日本企業みが強いと思われる企業については応募を見送りました。エージェントの方のお話を聞いていると、同じ業種でも働き方や人事制度の改革が進んでいる企業とそうでない企業にだんだん分かれてきているようです。

JACも外資企業は扱っていますが、2社のエージェント会社から同じ企業を紹介されることはありませんでした。もう一社の外資系エージェント会社からは自分が全然知らなかった外資企業なども紹介していただくことがあり、よりコアな?企業も扱っているような印象を受けました。

*書類選考
結果的に、JACからご紹介いただいた求人の中から8社を受けました。
企業担当の方が求人を送ってくださり、気になる求人については担当者から一度電話で詳細を聞いてから応募を進めてもらうという進め方です。
担当者の方も説明が上手なので気になった求人について話を聞くと、どこもとても魅力的に思えてしまうので不思議です。大抵かなり細かな情報を伝えてくださるのですが、1社だけ求人票以上の情報がほとんどないところもあって、担当者の手腕もあるかもしれませんが、エージェントと連携しないという点でその企業の採用への取り組み姿勢が垣間見えた気もしました。

書類を出した8社のうち、6社がHRBPで2社が人事企画系の求人です。HRBPの求人はすべて書類が通り、企画系の職種は2社とも落ちました。
やはり、経験者としての転職では人事という職種の中でもどういった経験をしていたかをとても見られているのだなと思いました。
TOEICの点数が要件になっている企業が大半で、730~800あたりが目安になっているところが多かった気がします。夏に受けておいてよかったです。

*面接選考
この時期なのですべてオンラインでの面接でした。
会社も在宅勤務にできるので、面接の調整はかなりしやすかったです。
面接では、今回の転職理由や志望動機、現職での実績といったオーソドックスな内容に加え、キャリアの志向性や私の場合それに付随して大学院の専攻内容に興味を持ったきっかけ、1社目の企業についてや1回目の転職の理由(なぜ専門職から人事になったのか)などを聞かれることが多かったです。
ちなみに私の応募したポジションの場合ですが、外資系の企業でも特に英語での面接などはなかったです。

今回、一番苦戦したのが1次面接でした。6社中4社は1次面接で見送りとなりました。キャリアの志向性についてたくさん聞かれるというのは、「この人は入社してから選り好みをせずにいろんな人事の仕事をやってくれるのだろうか」ということに懸念を持たれるケースが多かったからのようです。エージェントの方からも事前に言われていましたが、多くの日系企業の場合、「キャリア自律」を謳っていたとしても、人事領域全般をカバーできてマネジメントができる人事ジェネラリストを養成することが前提のため、専門領域が強く見えすぎるとマイナスになるようです。

面接ではなるべく幅広くやっていくつもりであることは伝えましたが、大学院や専門職の経験などを含め、これまでの経験や転職理由などを一貫したストーリーで話そうとするとどうしても専門職志向の強さがにじみ出てしまっていたようです。
面接結果のフィードバックでも、「論理性や実務能力、コミュニケーション力は高評価だったが、人事としての経験の少なさやキャリアの志向性に関することでお見送り」と伝えられることが大半でした。心理やデータ分析のスキルが強みになると思っていましたが、むしろ転職の足を引っ張るような形になってしまい、がっかりしました。
ただ、自分自身の志向としても完全なジェネラリストになるよりも、
多少なんらかの軸は持っていたいと思っているので合わない会社を
見分けることができてよかったと思うことにしました。

最終的に1次面接が受かった企業2社から内定を頂けました。
うち1社はマネージャークラスの求人でダメもとで応募したのですが、
採用基準を少し下げて選考を実施してくださり、特に分析能力を
評価いただいたようでとても嬉しかったです。
最終面接を通じて、インタビュー記事がいくつも出ているような有名な人事の方々のお時間を頂いて、その企業の人・組織の課題感などについてお話をお伺いできたり、考えを話すことができたのはとても刺激になりました。

*オファー受諾
内定を頂いた2社ともとても自分にとって魅力的だったので迷いましたが、仕事内容や組織風土、待遇面など総合して決めました。

3.一度目の転職との違いについて

1度目は未経験という扱いで、今回は経験者採用でした。結果的には2回とも1か月半ほどと同じくらいの期間で終えることができましたが、
求人を探すところから選考過程までで色々な面で違いを感じました。

*紹介される求人の種類
まず、一番大きく変わったのはエージェントから紹介してもらえる求人の種類や企業の事業規模です。1度目の転職時は未経験で大手企業の人事に転職することは無理だと複数のエージェント会社から言われました。
そんな中でもJACリクルートメントでは、オープンポジションで
企業側に提案してくださったり、希望に合う求人を紹介してもらえました。
あとは、人事や経理などの管理系の求人を専門に扱うMS-Japanも
結構よい求人をご紹介いただけた印象です。
一度目の時はdoda、リクルート、JAC、MS-Japanを利用しましたが、dodaとリクルートについては紹介には期待せず自分で求人を探しました。
あとは、人事に転職しやすくなるためにまずは自社の転職エージェントに
ならないかとすべてのエージェントから勧められました(笑)
今回はエージェントの方からどんどん大手企業の求人が送られてきて、
気になる企業についても問い合わせるとあれば出していただけたので
求人サイトから自分で探すことはほとんどありませんでした。
あとは、今回は転職エージェントではなく、人事コンサルの求人を
勧められることがありました。

*書類の通過率
言わずもがなですが、書類の通過率が全然違いました。
1度目はエージェントから止められているにもかかわらず大手企業の
経験者募集の求人にばかり特攻していましたので、何社受けて何社落ちたか全然覚えていません…。
大手企業の求人であればあまり何も考えずに応募したり、未経験可の求人を必死に自分で探したりしていました。
大手にこだわっていたのは、待遇面もありますがその後の選択肢も増えそうだと思ったからです。正直なところまず一度「人事」になってしまうことが大事で、そのあとのことはなってから考えようくらいに思っていました。
1度目の際は自分で見つけた大手企業の未経験可の求人と、紹介してもらった経験者募集の求人のうち1社で書類が通過しました。
今回は経験したHRBPの求人ではすべて書類が通ったので、この数年で人事としてそれなりに実績を出せたということであればいいなと思います。

*1次面接の通過率
先程も書きましたが、今回は1次面接の通過率があまり良くありませんでした。逆に1度目は書類が通った2社についてはともに内定を頂けたので、面接まで行けば何とかなるくらいに思ってしまっていたのかもしれません…。
1度目は未経験でもポテンシャルを見ていただける企業があって内定を頂けましたが、今回はよりこれまでの経験や志向性と企業とのマッチングを見られていたように思います。

4.転職活動を終えての感想

とりあえず無事に転職活動を終えられて良かったです!
わかっている範囲では有難いことに希望条件もほぼすべて叶いました。

振り返りを書いてみると、前回よりも結構スムーズに転職活動を終えられたような気もしていますが、転職活動の最中は今回のほうが少し精神的にきつかったように思います。1度目はだめで元々精神と「でも絶対何とかなる」という謎の根拠のない自信で乗り切れましたが、
今回は結構うまくいったと思った1次面接での見送りが続いたので
気持ちを切り替えることが難しかったです。

あとは、大半の日系企業では一般的にキャリアの軸をあまり絞りすぎることは好まれないということ、一方で高い専門性や知見がないと人事のデータ活用職に外部から採用されることは難しそうだということも分かりました。
自分の知識やスキルレベルは中途半端なため、スペシャリストにもなれず、ジェネラリストにもなり切れずといった状況でしょうか…
少し見通しが甘かったなと思う一方で、そんな中でも自分のスキルセットを評価してくれる企業はあったので良しとします!
事業部に近い立場での人事の仕事は自分に合っていると思うので基本はそれを深めつつ、データ活用の仕事についてはこだわりすぎず、今後どういう立場で関われる余地があるのか新しい会社で情報を集めていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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