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アンナ・レンブケ『ドーパミン中毒』読了記録3
今回は子供の教育について。
現在の教育は「たとえ傷つかないようにするためであっても、壁に緩衝材を貼った独房で、すなわち外に出る準備には全くならない状態で、子供を育てているのと同じ」であり、子供たちは「ほんのわずかな不快に耐える能力すら失いつつある」ことにより、社会に出てから対応できなくなっている。
逆に「皆がいつも『今ここ』から自分の気持ちを逸らしてくれるもの、楽しませてくれるものを探し求めている」。
それがゲーム依存やSNS依存というドーパミン経済の餌食の増加に拍車をかけている。
まるで今の日本の現状を現しているではないか。以前に読んだ『映画を早送りで観る人たち』を思い出した。
経済、つまりは金がすべての世界を変えていく手段は今のところなさそうだ。
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