君の魅力(詩)

塞いだ傷口にナイフを突き立てるような君の瞳

波の上を滑るように走るサーフィンのような君の唇

少女の傘から落ちる雨粒の光のような君の指先

ブランコで遊ぶ子どもの笑い声のような君の肌

日焼け止めクリームを塗り忘れた真夏のような君の心

針葉樹の枝先に残った雪ような君のスタイル

春の訪れを予感させる桜のツボミような君の声

遮るものもない永遠に続く一本道のような君の笑顔

そして孤独を詠う詩人の皮肉のような僕の片思い

決して交わることのない航路を進む船のような二人の関係

何もかもが嫌いになりたくなるような君の魅力

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