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キャリア的視点163 -考えて考えて考えて行動する:転機を乗り越える-

毎日ブログ 163日目(2020/8/9)

お盆の帰省ラッシュが始まりましたね。
今年はコロナの第2波の危険性と、その感染拡大防止のために「規制自粛」が謡われる中、国政は経済回復を目的としてか、規制水晶の動きを見せているため、みんな混乱しますよね。

皆さんはどうされていますか?

コロナ禍での帰省をどうするか?

とあるニュース番組で言っていました。

普段なかなか会えない親に合える最後のチャンスかもと思うと帰省をしたくなる。けどそれが原因でコロナが拡散してしまったら…

もどかしいですよね。
私の親もまだまだ元気とは言え年齢的にはそれなりの高齢です。それこそコロナに感染したらと思うと気が気ではありません。だから車で1時間の距離ですが帰省する事自体を悩んでしまっているのが本音です。

これらは一人一人が三密を避けることや、手洗い・マスク着用など、この数ヶ月続けてきた感染防止対策などを意識して対応していく事が大切なのだと思います。

渋滞

そして心配なのはやはり経済問題の方です。
実際にこのコロナ禍と言われる数ヶ月で、その影響を受けて倒産したと言われる企業が全国で400社を超えている事実です。
そしてこの数字は、このまま自粛が続けば日に日に増えていくという、あまり明るいイメージが沸かないものです。

1社につき平均10人の従業員がいると仮定すれば、既に4,000人の方が職を失ったことになってしまいます。そしてその方々には家族がいる訳で、平均して3人家族だったとしても、既に12,000人の生活に影響が出ているのです。
これは決して少ない数字ではありませんね。

理想はコロナを完全に封じ込めてからの経済活動再開だったのでしょうが、それが叶わなかった今、何が正解の政策なのでしょうか。

コロナという巨大な転機

一介のキャリアコンサルタントの私が政策に関してどうこう言うのは公の場では選挙の時くらいにするとして、私が話題にしたいのはやはり離職者を増やさないための話と、離職者のこれからの話です。

先にも書いたように、コロナで倒産する会社はまだまだ増える可能性を多分に秘めています。今ギリギリで繋いでいる状態の会社の統計数は出ていませんが、400社を遥かに超える数でしょう。

単純に先と同じく平均10人の従業員がいると仮定して、その人たちに家族がいると想定した場合、この先の経済はどうなってしまうのか。

本業・副業

コロナ禍のはるか前から、日本政府は働き方改革として様々な政策を行ってきました。その一つが副業解禁でもあったのですが…
いまや副業をしないと生活がままならない状況でもあるのです。

副業をしてなんとかなるなら、まずはそこに行動してみるのは大切な第一歩ではないでしょうか。

またニュースからの引用ですが、会社自体の仕事がどうしようもなく、従業員にアルバイトで綱くことをすすめているという話もあります。

初期のコロナ禍においては、タクシー会社が
「業績復活の折には希望者全員を再雇用する約束で全員解雇。ただしこれは給料を払えないより、雇用保険の失業給付で6~8割でももらえるほうが良いという判断による」
という施策を打ったという話も聞きました。

ピンチと取るか、チャンスと取るか。

今は巨大な分かれ道です。

私はこれまでに何度か転機に関する記事を書いてきています。その一つが下記のリンクです。

ここに記載していたナンシー・シュロスバーグ氏の「転機を乗り越える4S」を改めて引用します。

①状況(Situation)
   原因は何か
   予期可能なことであったか
   一次的なことなのか・継続的なことなのか
   過去に経験したものか
   前向きに捉えているか
②自己(Self)
   個人的特徴(性、年齢、健康状態、社会的地位等)
   心理的資源(性格、価値観、信念・信条、行動様式等)
③支援(Support)
   身近の関係者(家族、親族、友人、上司、同僚等)
   専門家、専門機関
④戦略(Strategies)
   状況を変える対応
   認知・意味を変える対応
   ストレスを解消する対応

今回のコロナ禍は誰も望んでいないのに、しかし起きてしまった転機です。多くの方がはからずも巻き込まれてしまいました。もちろん私も巻き込まれた一人です。

それぞれの今の状況を、先の「4S」を基に顧みてみましょう。きっと乗り越える糸口が見えてくると思います。

「考える」と「悩む」の違い

こんな方法論だけを観ても、正直良く分からないと思います。だからこそそ今一度、自分の置かれた状況の再整理から始めるのです。自分に何ができるのかを考えてみましょう。

考えるのと悩むのとは違います。

悩むとは、ただ「どうしようどうしよう」と言っているだけで「答え」を求めていない状態を言います。
対して考えるとは「自分なりの答えを求めて思考をめぐらせること」を言います。

この違いも巨大です。

今の自分がおかれている状況を考え、
自分(自己)が何ができるのかを考え、
周りの人達に何をお願いできるか(支援)を考え、
具体的にどうすれば良いか(戦略)を考え、
自分が「どうしたいのか」「どうなりたいのか(目標)」を考え、
そのために何ができるのか(方法)を考え、
そのために何が必要なのか(方法)を考え、
途中からでも良いので行動に移す。

悩んでいる時間はもったいない。
今は考えて考えて、行動に移す時です。

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なんて偉そうに書いておきつつ、、とりあえず今は、帰省をするかどうかを考えて、「するか」「しないか」の行動に移していきましょうか^^;



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