キャリア的視点188 -スキなものはスキ:ヲタク最強説-
毎日ブログ 188日目(2020/9/3)
トクサツガガガ
私の好きな漫画の最終巻が発売されました。
最終回を迎えて今、改めて「私も含めて」ヲタクという存在を考えてみたいと思いました。
そう、トクサツガガガという漫画はヲタクの話なんです。作品にはタイトルにもある特撮ヒーローヲタクが出ました。アイドルヲタクもいました。他にも多くのヲタクが出てきました。
私個人はNHKで放送されたドラマで見たのが最初です。小芝風花さんが主演で、名古屋各地で撮影されました。
その各地を、よく言われる聖地巡礼したくなったらもしました。たまたま通りかかった時には、
「あれ、ここってあのシーンで使われた?」
とか。我ながらミーハーだなあ、とか思いながら夢中になっていました。
主題歌はゴールデンボンバーの「ガガガガガガが」ですが、これが絶妙なのです。ヲタク心を歌った歌としてサイコーです^^; 紅白で歌って欲しかった^^;
私もヲタクです。
私はアニメヲタク。漫画ヲタクです。
もう一つ、何よりキャリアのヲタクです。
だからこそ、ヲタクに優しい世の中になって欲しいと、勝手ながらに思っています。
大事なことは全て、「特撮」が教えてくれる。
トクサツガガガ の名台詞です。「特撮」を「好きな事」に変えると、皆さんの実感にも繋がるように思います。
世間一般からみるヲタク
ヲタクって何なんでしょう?
私の考えるヲタクとは、
自分の好きなものに対して正直で、他人からみたら理解できないレベルで情熱を注ぎ込める人
です。
何故それがいけないのでしょうか? 何故、世間一般に受け入れられるないのでしょうか?
答えは2つあります。
一つ目は周囲の捉え方なのだと思います。これも先に書いていますが、「他人が理解できない」から、なのだと思います。
人は自分の理解できないものに対し嫌悪感や拒否感を抱きやすいのです。本能と言っても良いかもしれませんね。
幽霊やお化けなどが顕著な例でしょうか。エンタテインメントとしては楽しめるのに、実際に自分が被害者(?)となると途端に拒否し始めます。
好きなのはいいけど、なぜそこまで…? となるのです。
二つ目はヲタク本人の問題です。
好きなものに情熱を注ぎ過ぎて、好きなのも以外に対する情熱が薄いのでしょうか。
人の時間は全員平等に時間です。好きなものに多くの時間をかける以上、それ以外に避ける時間は限られてしまいます。ファッション・他などの大多数の人が興味を持つ事に無頓着であるが故に、他の人との会話についていけず、社交的、外交的ではないと言われてしまうのだと思うのです。昔の自分の姿がよぎります^^;
人類全員ヲタクです
人はみんな何かに興味を持っています。その何かが他人と共感・共有できるほど輪が広がっていきます。
例えばスポーツ。
野球やサッカーなどのメジャーなスポーツは、世界的にも「好き」な人は多く、応援しているチームが勝ったときの喜びや感動を共感・共有できるのです。人数が多いほど一般化しやすくなります。
しかし本当に失礼ながら、インドの国技「カバディ」などは、日本ではあまりメジャーではなく共感が得にくいのではないでしょうか。
動画を観ていたらめちゃくちゃ面白そう^^;
ヲタクにはレベルがあるのです。夢中レベルとか、情熱を傾けるレベルと言っても良いかも知れません。
それは更に言い方を変えれば、視野が狭くなるレベルです。好きな事しか見えなくなっていくんです。
世には多くのヲタクがいます。各分野ごとにレベルがあります。
あなたにも好きなものがあって、その度合いは仲間内でもそれぞれ異なると思います。
一部の「撮り鉄」が、『良い写真』を撮るために、人の家の敷地に入り込み… なんて話も聞きます。好きな事に熱中するあまりに社会的規範を喪失するのはさすがに感心できませんが。
うがった言い方になりますが、何かの研究で成果を上げている研究者は、ある意味で究極のヲタクだとすら思うんです。
否定される方も多いのかもしれませんが、人間少なからずヲタクです。その人の好きな何かに対してのヲタクに間違い無いと思うのです。
ヲタクに優しい世の中とは
人類みんながヲタクなら、強引ですが、人類みんな仲間です。
仲間なら手を取り合う事だってできるのではないでしょうか? 双方から手を伸ばす必要はありますが^^;
ヲタクの定義が、
自分の好きなものに対して、情熱を注ぎ込める人
であるならば、それは本来、大変素晴らしい事であり、捉え方によっては数々の成功体験すらも持ち得るのです。
そこで得た成功体験は、会社組織やビジネスの世界でも通用するものも多いのです。
好きな事・やりたい事を仕事にできたら、労働条件などは二の次になり、その深みにはまる具合は想像を絶する効果を生みそうで怖いです^^;
そんな人たちがお互いに漫画やアイドル、鉄道や研究から得たものを持ち寄って、一つの目的に向かって協力したら、最高のチームの完成ではないでしょうか。
これはダイバーシティ(多様性)であったり、チームビルディングの話に繋がります。
私が言うのも変ですが、世の中は「社交性のあるヲタク」が最強なのだと思うのです。
スキなものはスキ
自分を偽ることなく発信できることの強さです。
これをみんなが言える組織・会社・社会って、素敵だと思いませんか?
最後に私のヲタクとしての一言です…
トクサツガガガ2を期待していたのですが、原作漫画が終わってしまった以上「2」は期待できなくなってしまったかも知れません…囧
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