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映画「ナポレオン」



先日映画館で、「ナポレオン」を観てきた。


監督は、
「エイリアン」や「ブレードランナー」の
リドリー・スコット。
ナポレオンを演じるのは、
最近だと「ジョーカー」で有名
ホアキン・フェニックス。
この二人がタッグを組むのは
2000年に公開された「グラディエーター」以来らしい。
(リドリースコットもホアキンも好きなのに
グラディエーターはまだ観てなかった。。今度見よう)


私はナポレオンについての知識がほとんどなかったので
この作品でホアキンが演じた姿が私の中のナポレオン像となった。
『ナポレオン』と言われて思い浮かぶのは
あの有名な、馬に跨り腕を振りかざす肖像画だろうか。


『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』(サン・ベルナールとうげをこえるボナパルト、: Bonaparte franchissant le Grand-Saint-Bernard)は、フランスの画家・ジャック=ルイ・ダヴィッド[1]が1801年から1805年の間に描いたナポレオン1世油彩肖像画5枚に付けられた題。『アルプスを越えるナポレオン』その他の名称で呼ばれることもある。最初の依頼主はスペイン王で、ナポレオンとその軍隊が、1800年5月にグラン・サン・ベルナール峠経由でアルプスを越えようとする姿を理想化して描いている。

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あとは昔々に学校で習った歴史の薄い記憶くらいだったので
教科書では知れなかったナポレオンという人間の半生を
この映画を通じて経験することはとても興味深いものだった。

まずはあのキャラクター。
臆病(ビビり)なところがありながらも自信があり、
自分の感情に嘘はつかない正直者で
とても人間味あふれる憎めないやつ、と言ったところだろうか。
女性目線から見ると、途中までは
乱暴で自分勝手で嫌な男
と思いながら観ていたが
終わる頃には不思議とその嫌悪感は無くなっていた。
戦争で多くの命を奪ったモンスターであることに変わりはないのだけれど。
(ホアキン・フェニックスの演技が、そうさせたのかも知れない)


そして彼が愛した最初の妻、
ジョゼフィーヌもまた、興味深い人。


ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネフランス語: Joséphine de Beauharnais、1763年6月23日 - 1814年5月29日)は、フランス皇后ナポレオン・ボナパルトの最初の妻。貴族出身。

ホラント王妃オルタンスの母、ナポレオン3世スウェーデン王妃ジョゼフィーヌの祖母、スウェーデン王カール15世オスカル2世の曾祖母、スウェーデン王グスタフ5世デンマーク王ロヴィーサの高祖母。

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ナポレオンと結婚しながらも、次々と愛人を作り浮気を繰り返し
彼が遠征先から宛てたラブレターにも冷めた態度をとったり
そうかと思えば今度は反対にナポレオンへの愛情が深まって
ついに離婚せざるを得なくなった時も相当なショックを受けたらしい。
この二人の関係性が面白く、
アンバランスなようでいて実はとても均衡が取れていたように見えた。
切っても切れない腐れ縁のような、男と女。
ナポレオンとジョゼフィーヌ。
(ジョゼフィーヌを演じたヴァネッサ・カービーも最高でした・・・)

ジョゼフィーヌの映画も見てみたい、
と思って調べていたら、今回の映画「ナポレオン」
彼女のストーリーをより多く取り上げた
”4時間半バージョン”も製作されたらしい。
(本作は158分)
そちらもぜひどうにか、
この世に送り出していただきたい・・・


それからこの映画のもう一つの見所といえば、
大スペクタクルな戦のシーン。
総勢8000人のエキストラと、最大11台のカメラで同時に撮影したらしい。
そんな撮影を取りまとめたリドリー・スコットこそがモンスターよ・・・

まるであの時代、あの場所にタイムスリップして
戦争の中に放り出されたような感覚に陥った。
あの映像はぜひ、劇場のスクリーンで観て欲しい。



ということで
今回は映画「ナポレオン」の感想記録でした。

最近はお家でしか映画を見ないという人も多いのではないでしょうか。
たまには映画館まで足を伸ばして
大きなスクリーンで映画を体験してみると
見終わった後の余韻がひときわ大きくて、その感動が癖になるかも。
週末や仕事終わりにふらっと映画館へ行ってみる。
ぜひ、お試しアレ。














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