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お金と時間と母との思い出

※この記事は家族について書いています。家族の在り方はそれぞれだし、正解はないし、こうだから幸せって一概に言えないのは百も承知で、それでも私はこういうのが幸せだと感じるし、そういう子育てをしたいなと思っているってことを書いています。いやな気持ちになる方がいたらごめんなさい。

1か月前にミートキャリアのテキストプログラム、大人の自己分析に申し込みました。

3か月間みっちりキャリアカウンセラーとテキストで自己分析ができるプログラムで、先日1か月目のワークが終了しました。

ここまでやってきて思ったことを書き残しておきます。

人生に大きな影響を与えた人

自己分析と言われて最初に思い浮かんだのは、経歴の整理やスキルの棚卸し。もちろんそれもしっかりプログラムの中に組み込まれているのですが、1か月目は、まず自分の価値観を深掘りしていく時間でした。

「どこまでさかのぼるんだよ!」って突っ込みたくなるぐらい昔の記憶をほりおこしていくなかで、私の人生に大きな影響を与えている人がいることに改めて気づきました。

別のnoteにも書いたのですが、私には頑張る原動力になっている人がいて、その人たちは私の人生に大きな影響を与えています。

ただ今回気付いたのは、私の人生に誰よりも大きな影響を与えてきたのは母だということです(2番目はおそらく姉です)。

本当におもしろいぐらい昔から、そして今でも母の影響をうけて生きている。そう感じました。

大切につむいできた母との関係

価値観を洗いだすなかで、何度もでてきたのが母との思い出。

どこかに出かけたこととか、買ってもらったものとか、伝えてくれた言葉とか、全部。本当に全部いい思い出なんだよなー。恵まれているなと思います。

あと、すごく思ったのが、私はずっと「母との関係がうまくいっているのは当たり前じゃない」って感じて生きてきたということ。だから、この関係を頑張って大切に守ってきた感覚がありました

それは父との関係がなかなか難しいからというのもあるし、これまでの人生でいろんな家庭を間近で見てきたからだとも思う(ここは書きだすと長くなるので割愛)。

裕福ではなかったけど豊かだった

私の育った家庭は決して裕福ではなくて、なぜかいつも親にお金の負担をかけないようにと思っていた節があります(とはいえ奨学金を借りながら、私大卒業までお世話になりました)。

おもちゃをたくさん買ってもらったとか、外食をしたとか、旅行に頻繁に出かけたとか、そういった記憶はありません。姉がいるので、お下がりは普通のことだったし。

小さなころは、それこそ自分よりも裕福な家庭で育った友だちと自分を比べて、少しうらやましいなと思った記憶があります。

でも、30代のいま振り返って思ったのは、裕福じゃなかったけど豊かだったよなーってことです。

過去について思い出すとき、「あれを買ってもらったなー」「あそこにいったなー」みたいな記憶の残り方じゃなくて、全部「母と過ごした楽しい時間」の記憶としてよみがえってくるんです。

「楽しい時間を共に過ごす」という最高なプレゼントをいつももらっていたんだなーと。ありがたいですね。

お金と時間と子どもとの向き合い方

いま私は2歳半になる双子の娘を育てています。

なかなか子育てはハードだなと思って日々を過ごしていて、特に子どもとの時間の作り方と関わり方には苦戦しています。

それですごく感じているのが、お金を使うのは意外と簡単で、時間を使うのはなかなか難しいし、結構しんどいってことです。

おもちゃ買ってあげるとか、お菓子買ってあげるとか、キッズランドやアンパンマンミュージアムに連れていくとか。そういうことって、働けて、給料がそれなりにもらえていれば簡単にできてしまうなって思ったりします。

そして、楽だからそこに逃げてしまう自分がいるのも薄々気付いていたりします(いや、逃げなきゃやってられないのよ、実際)。

子どもとの時間を過ごすってなかなかハード。子どもと一緒に楽しむみたいなことって疲れるので、私は意識しないとなかなかできない。すぐに怒っちゃうし。

だからこそ、母からもらった「楽しく一緒に過ごした時間」のありがたさが心にしみまくっていたりするんです。

私は「いい子ではなく豊かな子に育てたい」といつも言っているんだけれど、「豊かさ」にこだわっているのは、私がそう育ててもらったからなのだろうなー。

子育てって難しいですよね、正解はないし。でも、親のエゴだとしても、笑顔を守ってあげたいし、あわよくば子どもが大きくなったときに「私と楽しく過ごした時間」を思い出してもらいたいので、これからもめげずに向きあっていこうと思います。

みたいなことを考えさせてくれた1ヶ月目のワークだったのでした。2か月目もとっても楽しみです。

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