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自分を感じること、自分を表現することで人生の新たなトビラがひらく

始める前は思ってもみなかった今の自分にあるものを感じることができました。この歳(50代)になってもなお自分を感じること、自分を表現することが最も苦手な自分でも、素晴らしい方々に導かれることで、感じて、表現するということはできるんだということに気づくことができ、大変嬉しかったです。

K・Sさん

まず、和菓子練り切りづくり最高に面白かった。 基本的に自分は事前情報を取らずに参加する。ので、瞑想や絵を描くことがあるのすら知らなかった。最初はえ〜そんなの嫌やなぁと思いつつも誘導され心がふらっとフワッと軽くなった中で自然と絵が湧いてきた感じまたその後のワークに繋がるようになるとは自分として想像していなかったからなのか余計に楽しく思えた。
オヤジになり組織のトップになりと、無意識に鎧を着ていることが感じられた。もっと安全安心に自己解放をしていけばこんなにも清々しい世界があるのかと思った1日でした。

H・Uさん

この感想をいただいた今、わたしの中にあたたかく深い喜びが溢れています。

先週末、都内の庭園にて「感性のとびらをひらく和菓子づくり」というイベントを開催しました。

このイベントは、わたしが主催するつながりの学校と、和菓子教室ゆらぎのコラボ授業。

授業というより、リトリートのような非日常体験となりました。

今回のテーマは、「世界にたった1つの、内側に宿る花」をテーマに作品づくりをする設計にしました。

みなさんの生み出した作品が、色とりどりで愛らしくて。

「それぞれが自分の内側につながり、自分に宿る唯一無二の個性を惜しみなく表現できる世界だったらいいのに。」

というわたしの夢が、ちいさく叶った瞬間でした。

わたしは、この景色がみたくて今ここに存在しているんだなあ、と生きる喜びを味わい尽くしたそんな時間でした。

内側と深くつながるボディワーク&瞑想


自分を、深く知りたい。

それは誰しもに備わる、普遍的で根源的な願いだと思います。

巷では自己理解が流行り、

「あなたに合った才能診断」
「あなたが生まれてきた意味」

といった性格診断や占い、書籍、動画教材などが蔓延っています。
でも、どれも質問に答えていき統計的に分析したり、問いに対して言語化したりする手法ばかりで、思考をもって自分を理解しようとしています。

一方、わたしが大切にしているのは、「身体性」

誰しもが自分の個性や特性を知りたいって言うけれど、
それを誰より知っているのは自分自身なんですよね。

ただ、自分にすでに備わっているギフトに自覚的に気付いているかどうかは、その人次第。

情報に溢れるこの時代は、情報の渦に巻き込まれてしまって、
自分が心から願っている世界や、自分だからこそ感じる色、かたち、感覚、イメージなどがわからなくなっていきます。

自分だからこそ宿る個性とつながるためには、
感じる世界への移行が欠かせません。

思考は足りないものを見つけて改善していくのが得意だけれど、
今この瞬間にあるものに気づいているのはいつだって身体の方が先。

熱いサウナと冷たい水風呂を繰り返してあえて身体に負荷をかけるとき、
思考がとまり今この瞬間の心臓の鼓動を感じます。

新緑の季節、心地よい風と太陽の光を浴びているとき、今この瞬間の心地よさを感じます。

親知らずを抜いて痛み止めが切れた時、思考は未来にも過去にもいかずに、今ここの痛みに囚われます。

そんな風に、身体の感覚は今ここにあるものに気づかせてくれます。

だからこそ、自分の個性を知りたいとき、オリジナリティに触れたいとき、頭に働きかけるのではなく、身体に聴くのです。

五感をひらき、感覚に耳を澄ませる。

今回の最初のパートでは、ボディワークで身体をゆるませ五感をひらき、
オリジナルの誘導瞑想で内側とつながる体験をしていただきました。



瞑想でそれぞれが自分の内側とつながる体験をしたあと、瞑想の中で見えた景色や、色やかたちをスケッチで表現します。



《感じる世界》では同じ体験をしても受け取るもの、表現するものが全く違うことがわかります。

それぞれが感じる色や、イメージや、カタチがある。

内側のドリームランドを探求し、表現することで自らの感性に気づいていきます。

自分の中にこんなにも鮮やかな世界があったことに、絵を観てはじめて気づき、自分自身がそのことに驚き目をまるくしている参加者さんもいました。

わたしが思う自己理解の本質は、「すでに自分の内側にあることに気づくこと」。

そして瞑想の本質もまた、「自分が感じていること、起きていること一瞬一瞬に気づくこと」です。

わたしがガイドする瞑想はただ呼吸に意識を向ける瞑想ではなく、
内側へのガイドがあり、動きのある瞑想です。
集中できなくて瞑想が苦手・・・・という方とも相性が良いようです。

描いた唯一無二の世界を、和菓子でカタチ(現実化)に

内的世界を旅したあとは、それを和菓子で表現するフェーズへ。
ここからは内側で描いたイメージを手を動かし具現化していく時間です。

和菓子教室ゆらぎのさやかさんは言います。

「和菓子の良いところは、まるで子どもの頃に還って粘土遊びをしているような感覚で楽しくつくれることです。好きな色を混ぜてつくってみてください。上手くできなくてもOK。その感情のゆらぎと共にいてくださいね。」


「最初から自由にやって!と言われても困ってしまうと思うので、基本の型は一度教えます。それをやってみた後は自由に。みなさんが瞑想で体験したエッセンスを取り入れてみてください。」

"守・破・離"と言いますが、まさにこのワークショップでは型から入って、それを破ってクリエイティブに創作するプロセスのすべてを1日で体験できる稀有な場です。

組織や学校で、「クリエイティブにやって」「新しい価値を生み出して」と
言われても、なかなかむつかしいですよね。

それはやっぱり、普段から思考がめまぐるしく稼働しているから。

まずは一旦思考を落ち着けて、呼吸を深くリラックスした状態で内側とつながることでしか、クリエイティブなものは生まれません。

スティーブジョブズをはじめ名だたる発明家たちが、禅や道の精神など、静かに内側とつながる習慣があったことは記録されていますよね。

クリエイティビティやオリジナリティは、内側を感じることでこそ発揮され、あたらしい価値が生まれるのです。



ねりきりを練っていく。

その時間もまた心が鎮まるマインドフルネスな時間です。

わたしは普段バリバリ働いている大人たちが全員、黙々と集中して練り上げていく姿に、どんな人間にも「自分の理想を創り出したい・生み出したい」という表現欲求があることを感じました。

そりゃあ、どんどん技術的にも新しいものが生み出されるわけです。人間にはこんなにも生み出すことへの喜びが備わっているのだから。

現在つながりの学校を生み出し主宰しているわたしもまた、とある瞑想体験で自分の内側とつながり自分の理想の世界を創ろうと一念発起したわけですから、やはり瞑想は人をクリエイティブに導く体験なのだと実感します。


こうして生まれたそれぞれの作品たち。

本当にどれもがまったく異なる色、カタチをしています。
同じ瞑想体験から生まれたとは思えないくらいに。

それぞれの内側に宿るお花たち。
このお花たちが、わたしたち一人ひとりです。

どれも等しくうつくしく、どれも同じく尊い存在。


最後には、お互いの作品を見つめあい、受け取りあい、愛でる時間をとりました。

「二日酔いが和菓子になったら、身体が軽くなった」


最後のチェックアウトで、

「二日酔いで気持ち悪かったんですが、気持ち悪い和菓子の作品を生み出したら二日酔いが消えました」

と言っていた参加者さんがいました。

さやかさんとのアフタートークでもこの参加者さんのチェックアウトが印象に残ったよね、という話題が出ました。

内側にあるものを、外に表現すると身体に留めておく必要が無くなり、エネルギーが循環する

身体にあったエネルギーを和菓子という媒体を通じて外側に表現したからこそ「気持ち悪さ」が昇華されたのかもな、と。

わたしたちはついつい"不快な感覚"を追いやろうとしてしまいます。

気持ち悪さ、悲しみ、怒り、痛み、無力感、不安…。

この社会では、克服すること、改善することがよしとされ、
不快が自分の中にあること、それがあっていいとは教えられてきていません。

だけど本当は、わたしたちの人生に起きることにはすべて意味があり、
一見すると不快な体験も、何かを受け取りたくて、体験したくて起きていることです。

不快にとどまり、その奥にあるほんとうの願いにつながることができれば流れは変わっていく。

人生には、必ず嫌な体験、二度と体験したくない不快な体験が生じます。
だけどそれに対して対処しようとせず、ないことにしようとせず、それがあることをただ見つめ感じていくと、いつの間にか軽くなったり、癒されたりするのです。

なかなか、むつかしいんですけどね。

日常生活で直面したときはむつかしいからこそ、こうしてあえて非日常体験として自分とつながる時間を取ってみると、それが日常のここぞという時にハッと気づきをもたらすことがあります。

非日常体験は、休日にリフレッシュしてまた戦闘するための時間ではなく、
よりリアルな日常がゆたかになるための体験だとわたしは思います。

日常も、非日常もひとつながり。
ネガティブな感情も、ポジティブな感情もひとつながり。

すべてはつながっているからこそ、自分と向き合う非日常体験に価値があるのです。

「感性のとびらをひらく和菓子づくり」の次なるステージ


参加者のみなさんから受け取ったものが今回もとってもゆたかでした。
そして主催のわたしたちもまた、この体験を経て、次のステージに進む準備ができました。

今後は、セルフマネジメント研修やチームビルディングなどの文脈でも、この「感性のとびらをひらく和菓子づくり」をチューニングしてご提案できたら、と考えています。

もし、この記事を読んで話を聴きたい、相談したいと感じてくださった方はLINEFacebookより個別にメッセージをしてください。

次回の「感性のとびらをひらく和菓子づくり」に参加したいと感じてくださった方については、公式LINEへご登録ください。公式LINEでは、月に1度つながりの学校主催の公開授業を優先案内しております。


現在すでに公開している授業はpeatixよりご確認ください。


photo by  momoko ikeda




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