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ワーケーションで仕事がはかどる理由はフロー状態に入っているから!?

こんにちは溝口です。

ワーケーションに関する調査をする中で、ワーケーション中に仕事がはかどったという意見をよく見かけます。
ただ、仕事がはかどったかどうかは主観による部分が大きく、ワーケーションで本当に仕事がはかどるのかどうか疑問に思っている方多くいらっしゃると思います。

そんなワーケーションの効果を石川善樹さん、西本真寛さんの「仕事力をアップする はじめての「フロー」入門」に書かれている内容を交えながら説明していきたいと思います。

フローとは何か?

書籍の中でフロートは下記のように定義されています。

フローは、1970年代に心理学者のミハイ・チクセントミハイが名付けた概念です。「ゾーン」と呼ぶこともあります。ここでは統一して「フロー」と呼びますが、いわゆる「超」集中した状態のことを言います。

仕事力をアップする はじめての「フロー」入門(著:石川善樹さん、西本真寛さん)

時間を忘れるくらい集中している時などは、フロー入っているかもしれませんね。

また著書の中ではフローを含めた状態に関して下記のように定義されています。

仕事力をアップする はじめての「フロー」入門を基に溝口が作成

特徴的なのはフロー状態がストレスがかかっている且つリラックスした状態として定義されていることです。
日常的には起こりづらいと思われるのこの状態がワーケーションで仕事がはかどる理由の一つではないかと思います。

ではこれがどのようにワーケーションと関連するのかを説明していきたいと思います。

ワーケーションとフローの関係

ワーケーションというとご存じの通り「ワーク」「バケーション」を合わせた造語になります。
ここでは「ワーク」「バケーション」「ワーケーション」という3つの言葉がどのような状態なのかを説明しながら、フローとの関係について説明していきたいと思います。

まずは「ワーク」ですが普段仕事をしている時の状態ですね。人による部分はありますが、仕事中は多くの人は緊張した状態(リラックスしていない状態)になっています。
作業を進めるうえで重要な状態ではあると思いますが、フローには入りくい状態だと思います。

つづいて「バケーション」ですが、例えば旅行中など考えてみると、旅行中は多くの人がリラックスした状態になっていると思います。
また、仕事から切り離されているバケーションでは比較的ストレスから解放されている方が多いのではないでしょうか?
この状態は心、体を休めるという点で重要ですが、「ワーク」どうようフローには入りにく状態だと思います。

さて「ワーケーション」ですが、改めて考えてみるとワーケーション中というのは仕事をしているので、仕事をしなければいけないという一定の緊張(ストレスがかかった)状態でありながら、バケーションの要素が絡んでリラックスした状態になると思います。
普段と異なる場所で仕事をする解放感(転地効果)や、自然に囲まれた場所であれば緑視率などが関係するかもしれませんね。

「ワーク」「バケーション」「ワーケーション」を最初にお見せした状態の定義に当てはめてみるとワーケーション中の状態がフロー状態に該当することがわかります。

書籍の中ではフローに入るためのポイントとして強い感情を感じている状態から一気にリラックスすることが挙げられています。

そのため、単純にワーケーションするだけではなく、普段から厳しい環境で仕事している方がワーケーションすることでこのフロー状態に入りやすくなるのではないかと思います。

フローは一度入ると2日程度効果が持続するとも言われていますが、ワーケーションに関する調査においてワーケーション後4日程度リカバリー効果が持続するとの報告も上がっており、フロー状態が継続することと何か関係があるかもしれませんね。

ワーケーションでフローを体験してみませんか?

太宰治などの作家が湯治で小説を書き上げるなど、作家と湯治は結び付きが強いですが、これは意図的にフローに入るために合理的な方法だったのかもしれません。

ワーケーションというと会社員には難しい、本当に効果あるのかなど色々な意見あると思います。
勤務地など制限がある場合も多く、遠方まで足を運ぶのは難しいという場合も普段仕事している場所を少し変えてみるだけでもフローに入ることは可能だと思います。
普段在宅勤務されている方はコワーキングや、ステーションブースなどで作業するだけでも十分効果があると思います。

ワーケーションは必ずしもリゾート地に行くだけではないと思います。身近なところで、自分にできる範囲でまず試してみてはいかがでしょうか?

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興味ある方是非ご覧ください

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