水野真子

UX/UIデザイナー。主にWebアプリケーションのデザインを行う。大学ではグラフィック…

水野真子

UX/UIデザイナー。主にWebアプリケーションのデザインを行う。大学ではグラフィックデザインを専攻し、その後名古屋のWeb制作会社でデザイナーとして約4年勤務。2017年にカナダ・バンクーバーに拠点を移し、現在はフリーランスで活動をする。

最近の記事

海外で日本人同士で結婚した場合、名字は変わるの?別姓でもいいの?

これは私が結婚をしたとき、調べてもなかなか見つけることができなくて知りたかったことです。 海外では結婚しても旧姓の身分証明書も使えるし夫婦別姓のカップルも多い。でも、海外で日本人同士で結婚した場合はどうなる? 書類関係の手続きにめちゃくちゃ時間がかかるカナダなので、面倒なことを避けるため色々調べたけど見つからない。私の体験が誰かの参考になればと思い書き始めました。 前提私はカナダのバンクーバーに住んでいるので、ブリティッシュコロンビア州の規定が基準です。 夫婦2人とも日本

    • 自分っぽさを大切に、セルフブランディングする

      前回投稿してから半年近く経っていることに驚き。あっという間に2023年も半年が過ぎました。 先日、バンクーバーでIT系で働く人をサポートするエージェンシー、Frogのオフィスを借りて「セルフブランディング」に関するイベントを開催しました。 約15名が参加してくださり8割が女性(Frogメンバーは男性8割、女性2割と言われてるから女性が多くビックリ!)、エンジニアとデザイナーの比率は半々くらいでした。 実は今年1月末に、約1年近く働いていたカナダ現地企業からレイオフとなりお

      • 「今年の漢字」ならぬ「今年の絵文字」

        2022年の振り返りをしようと色々思い返していたら、デザイナー友達と今年の漢字ならぬ今年の絵文字を決めようって話したのを思い出した。 今年の漢字は年末にその年の世相を漢字一字で表すものだけど、私たちは来年の目標をふまえ絵文字を一つ選ぶことにした。私が選んだのは「🛤️(線路)」。今年は多方面で基盤を作る年にしたいって目標からこの絵文字を選んだんだった。毎年目標を立ててるけどノートに書き出すのが好きで、たまに見返しては思い出したり、新しい目標を足したり。年末に振り返りをして次の

        • チームで翻訳することでインプットがより深まる

          これは「CivicTech & GovTech Advent Calendar 2022」20日目の記事です。 コロナをきっかけにシビックテック活動に参加するようになり2年半ほど経ちました。Code for Japanのコミュニティを通じて、2021年11月頃からシビックテックプロダクト開発ガイド「Don't Build It」を日本語翻訳プロジェクトに参加しました。ガイドの著者であるLuke Jordan(ルーク・ジョーダン)さんがCode for Japan Summi

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          想像以上の反響があった。「じぶんごとプラネット」が公開するまでのお話(後編)

          じぶんごとプラネットは、個人のカーボンフットプリントを可視化できるアプリです。Code for Japanと国立環境研究所が共同開発を行い、2022年8月末に公開しました。私はデザイナーとしてプロジェクト初期段階から参加しています。 前半では類似サービスのリサーチ、要件定義の見直し、ターゲットユーザーにおいて私が行ったデザインプロセスを紹介しました。後半はフローチャートやUIデザイン、現時点でのアクセスについてお話しします。 フローチャートを書くユーザーフローの大枠は決ま

          想像以上の反響があった。「じぶんごとプラネット」が公開するまでのお話(後編)

          想像以上の反響があった。「じぶんごとプラネット」が公開するまでのお話(前編)

          「じぶんごとプラネット」は、いくつかの質問に答えることで自身が日々の生活でどれだけの温室効果ガスを排出しているのか、二酸化炭素量として計算できるアプリです。 2年半ほど前にCode for Japanコミュニティに出会い、昨年からCode for Japanメンバーとして様々なプロジェクトに関わり始めました。「じぶんごとプラネット」は、Code for Japanと国立環境研究所で共同開発した気候変動対策アプリです。 2021年11月頃からプロジェクトが始まり、私はプロジェ

          想像以上の反響があった。「じぶんごとプラネット」が公開するまでのお話(前編)

          実際に海外で生活して、今だから思う語学の大切さ、海外に住むということ

          前回に引き続き、海外でデザイナーとして働く私に興味を持ってくれた方からの質問をまとめました。前は仕事に関する内容でしたが、今回は語学やカナダでの生活についてです。 語学、生活編海外での就職を目指すとなると語学力は必須です。私も就職活動を始めた頃、特にデザイナーはコミュニケーション力を求められるので、高い英語力が必要と言われました。 カナダに住み始めて4年目ですが、正直今も英語で話すことは苦手です。私自身、英語力が高かったから就職できたとは決して言えません。だからこそ言える

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          未経験からUI/UXデザイナーになれますかと聞かれ、私はこう答えた

          先日、LinkedInにこんなメッセージが届きました。 私自身初めてこういったメッセージを受け取り、すごく嬉しかったのですぐに返信をしました。 彼女からの質問を答える中、もしかしたら同じような疑問を抱えてる人がいるかもしれない…と思ったのでまとめてみました。 仕事編連絡をくれた方は、未経験からデザイナーを目指し、経験を積んで将来的には海外で仕事がしたいという目標があります。 1. 未経験からUI/UXデザイナーになれますか? これは、なんて答えるのがいいんだろう。 「

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          デザイナーとして次の世代を意識した大事なきっかけ

          この記事は、Civictech 1年生 Advent Calendar 2020 21日目の記事です。 今年夏頃からCode for Japanのコミュニティに参加し、半年の間で様々なプロジェクトに関わる機会をいただきました。その中でも、デザインワークショップやメンターとして運営サポートに参加した、Civictech Challenge Cup U-22(CCC)のお話をします。今までは自分の成長だけに必死だった私ですが、今学生をしている次の世代へ何かできないかと意識する

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          「属する」をデザインする、インクルーシブデザインとは

          今年はコロナの影響で、多くのカンファレンスやイベントがオンライン開催になりました。バンクーバー在住の私としては、そのおかげで場所を問わず多くのセッションを聞くことができました。時差の問題はあれど日本のイベントにもたくさん参加できました。 中でも、4月にカナダ・トロントを拠点に活動しているデザインコミュニティー、Design X主催のカンファレンス「Remote Design Week」ではすごくいい刺激を受けました。 このカンファレンスは5日間行われ、約43の国や地域から1

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          Awwwards TOKYO Day 2 レポート

          前回の記事から随分間が経ってしましましたが、東京で行われたAWWWARDSカンファレンスの2日目のレポートです。 Crafting Collective Creativitymonopoは、東京発のクリエイティブエージェンシーで、現在ロンドンにもオフィスがあります。参加前から、プロデューサーであるGeorgi RobertsさんとAsako Tomotaniさんのセッションを聞くのをとても楽しみにしていました。 自分の個性を知るmonopoの企業ビジョン「Collecti

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          Awwwards TOKYO Day 1 レポート

          AWWWARDSカンファレンスがアジアで初開催され、会場が東京だったので一時帰国のスケジュールを合わせて参加してきました。今回初めてAWWWARDSに参加してみて感じたことや会場内の雰囲気、セッション内容についてお話したいと思います。 参加者の60%は海外の方2日間のカンファレンスで、1日に約500人が参加し、参加者の半分以上が海外の方という印象でした。スピーカーは1日に12人で、9割が英語でのセッション。Interactioというアプリを使用して、会場内で同時通訳されたも

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          海外のIT企業で1年間働いて見つけた「私の考えるはたらき方論」

          一概に、海外だからこういう働き方とは言えないけれど、私自身がカナダ企業で1年間働いて感じた日本との違いを紹介します。また、現在開催されている「#はたらくを自由に」のテーマに合わせて、実際海外で働いてみて、今私が重視する「はたらき方」をお話します。 私が所属する会社現在、カナダ現地のソフトウェア開発企業であるConvergenceに所属しています。弊社はスタートアップ企業ということもあり、私が入社した時もあまりこれといった会社のルールはありませんでした。代表も私の年齢とあまり

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          海外旅行もしなかった私がカナダでデザイナーとして働くまで

          人生で海外旅行に行ったことはほとんどなく、行ったことのある国は高校生のときに修学旅行で行った中国くらい。そんな私がカナダ・バンクーバーに拠点を移し、現地のソフトウェア開発企業でUI/UXデザイナーとして働くようになるまでの話をしたいと思います。 海外に興味を持つようになったきっかけ我が家では、小学校に入学すると好きな習い事を始めれるというルールがあり、兄は柔道、姉はエレクトーンを習っていました。姉のようにエレクトーンを弾けるようになりたいと思っていたけれど、姉から一緒に習う

          海外旅行もしなかった私がカナダでデザイナーとして働くまで

          プロフィール

          水野真子 / Mako Mizuno 名古屋造形大学でグラフィックデザインを専攻し、その後名古屋のWeb制作会社でWebデザイナーとして約4年勤務。2017年にカナダ・バンクーバーに拠点を移し、ソフトウェア開発企業にてUI/UXデザイナーとして働く。2019年5月に東京ビッグサイトにて開催された展示会Japan IT Weekにて、在日カナダ大使館との共同出展に参加。日本への事業展開に向け、企業とのやり取りに必要な翻訳なども担当。 2020年からCode for Japa

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