見出し画像

ワークとライフとその先に

30代既婚
総合職
管理職手前
比較的忙しい部門
迷いもなく走り続けたキャリアへの道が急にイバラの道であることに気づいた。

人生はトレードオフ。
何かを手に入れたら何かは手放さなくてはいけない。

2023年から色々と悩んだ末、私はこの10年はワークよりライフを重視したいと結論づけた。

独身時代は朝から晩まで働いて、土日も自己研鑽に励んだりしていた。
出世したいというよりは、一人前になりたくて。
しっかり力のあるサラリーマンでいたかった。

ワーク中心な人生に立ち止まることもなく、体調が悪かろうが生理が遅れようが毎日23時ごろまで働いて、走り続けた。

そんな自分の価値観が変わったのは結婚してからだと思う。

自分1人の時間ではなくなった。自分の時間をワークに全振りしてしまうとパートナーとの時間を持てないということだ。

結婚後、女性としてキャリアを積むことの難しさも痛感した。
男女平等に。
女性も管理職に。
という世界になっても、女性にとって子供を産める期間は限られているし、出産や育児とワークを天秤にかけねばならない世界はまだ終わっていない。

不妊治療するにしたって激務な環境下では子供を授かることはとても難しい。

迷いがなかったわけではないけれど、私は管理職への声かけもあった今の部署から自ら別部署への異動希望を出した。

それは管理職への道が一旦閉ざされたみたいなものだけど、今の私にとってはその選択が必要だったのだと思う。

正直モヤモヤもする。
これでよかったのだろうか。
これまで頑張ってきた道のドアを閉めてしまってよかったのだろうか。

でも子供が欲しいという思いもあって、今は少しだけキャリアにブレーキをかけることにした。

男女平等に。なんて言いたくない。
男性も女性も、独身も既婚も、等しくワークとライフを維持できるような働き方ができる社会が理想だ。

独身だから残業をいくらでもできると思われるのも違和感がある。全員が無理しないで働ける世界になって欲しいと思う。

この先この選択を間違えたと思うことがあるかもしれないし、ないかもしれない。

でも、私はライフを優先したいと決めたので、きちんとその思いを大切にしたいと思う。

いいなと思ったら応援しよう!