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少女だった頃、そこにはコバルト文庫があった
みゆです。
これね、タイトルだけ下書きに入っていたんです。1年以上も!
書きたい事はあるのですが、なかなか文章が浮かばなかったんですよね。やっと書けそうな気がするので、書いてみます。
見切り発車なので、落としどころをどうするかは書いてみなければ分かりませんけど(笑)
さぁ、上手い事まとまりますか、こうご期待!です。
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先日、「宇宙創作一句」に参加した時の事。
何処ぞのさんが私にコメントをしてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1649381108546-JVKIqppeBN.png?width=800)
私にライトノベルを書く事を勧めて下さったのです。
実はね。コメントでも書いていますが、昔々コバルト文庫の作家になりたかったんですよね。高校の頃までは思っていました。だからといって、コンテストに応募したりとかそんな事はまったくした事はありません。
ただ、中1~中2の頃はノートにお話をいろいろと書いてはいたんです。他にもお話やマンガを書いている子もいたので、みんなで読みあったりするような事をしていました。中3になると、勉強もしなくちゃいけなくなったので、自然と書く事はしなくなりました。
それ以降は、本を読む事はしていましたが、創作っぽい事はしませんでした。自分のホームページを作っていた2年くらいは詩を書いてはいましたけどね。
そして、時が流れてnoteを始めた私は、創作はしないと思っていましたが、また自然と創作をする様になっていきます。私が書くものは、やっぱり恋愛のものがほとんどです。ちょっときゅん♡が入ったもの。それは、昔々にコバルト文庫や少女マンガを読みまくっていたところから来ていると思うのです。
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コバルト文庫の話を書こうと思った時に、1冊本を買いました。
この本は、コバルト文庫の歴史がドドンと書かれた本なのです。コバルト文庫だけではなく、同じようなジャンルの他社のシリーズの事にも触れられています。さらに、新井素子さんも文章を寄せられています。
懐かしかったし、面白かったです。
特に、自分がよく読んでいた時代の事は、やっぱりよく覚えていて、うんうんと頷きながら読み進めました。コバルト文庫を読まなくなった後の作家さんや作品なんかも知る事ができました。
コバルト文庫って、いわゆる「少女小説」の括りなんですけど。思春期の一時期は本当に本当によく読みました。もともと読書好きではあったけれども、より読書が好きになっていったような気がします。
私のコバルト文庫の思い出をちょっと書いてみようと思います。
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私がコバルト文庫を初めて手に取ったのは中1の春の事でした。そう、ちょうど今くらいの時期。
小学生の間は、児童文学をたくさん読んできました。
中学生になった私は、本を読みたいけれど何を読もうか迷っていました。図書室に行きたいと思ったけど、上級生が怖くて(ほんとに怖い人たちが大勢いたので!!)あまり校内をうろうろしたくありませんでした。
そこで、本を買って読もうと近くの本屋さんに行きました。
お小遣いで買うので、高いハードカバーじゃなく文庫本を買おうと思いました。そこの本屋さんには、マンガ雑誌やコミックスや手芸の本を買いに行く事はあったけど、小説を買いに行くのは初めてでした。
店内にはたくさんの文庫本が並んでいます。どれにするか見当もつきません。めくっては戻し、めくっては戻しでうろうろ探していきます。その時、ある文庫本のコーナーで足が止まりました。
かわいいイラストが表紙の、かわいい本。ページをめくってみると、なんだか楽しそう。ここのコーナーから選ぼうと物色し始めたのです。
そのコーナーこそがコバルト文庫。これが私とコバルト文庫の出会いでした。
その時、私が買った本はこれ。
原田治さんのイラストが表紙の本。氷室冴子さんのクララ白書です。
お嬢様学校の寄宿舎に中3になって入寮する事になった主人公とその友人達の物語。その頃の自分と同年代の登場人物に感情移入して、一気に読みました。
作者の氷室冴子さんは、とても人気の作家さんでした。私は氷室さんの本は一番たくさん読んだ気がします。
ざっと覚えているだけでも、
クララ白書
アグネス白書
ざ・ちぇんじ
なんて素敵にジャパネスク
なぎさボーイ
多恵子ガール
などなど、たくさん読みました。
なぎさボーイと多恵子ガールは2冊で1組の小説なんですけど、これが面白かったんですよね。あの頃特有の、好きなのにわざとつんつんしちゃう、あの感じがよーく出ていて。もうー、素直になりなよー、なんて思いながら読んでいました。
氷室冴子さんの本はコバルト文庫だけではなくて、後に他の出版社から発行された本も数冊読みましたし、エッセイも面白くて好きでした。早逝されたのが残念でなりません。
コバルト文庫の作家さんで好きでよく読んでいたのは、他には田中雅美さん、正本ノンさん、新井素子さん、赤川次郎さんですね。
赤川次郎さんは、あちこちの出版社で書かれていますが、コバルト文庫でもかなり書かれていたんですよね。
新井素子さんは、コバルト後の小説もたくさん読みました。結婚物語や新婚物語とかは、ほんわかしていて面白かったなぁ。ドラマ化もされましたよね。
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そして、コバルト文庫といえばあれですよ、あれ。
た・い・け・ん・だ・ん(笑)
ヤング・ラブノートといわれるシリーズなんですけどね。いわゆる、初体験の体験談がたーくさん載っているやつです。
このシリーズも含めたコバルト文庫のあれこれは、私が敬愛するnoterさんのお一人のあの方も記事にしておられてまして。詳しい事は、そちらをご覧になってみて下さい。こちらの記事は、私のと違って詳しくまとめられています(*'ω'*)
で、その体験談なんですがね。
初めて手に取ったのって中1だったんですよね。やっぱり、その頃って興味ありありのありじゃないですか。そーいう事に。そしたら、コバルト文庫にそんなシリーズがあるもんだから。なぜそうなったのか忘れちゃいましたが、なぜか私が買ってくる事になったんですよ。なんでだったんでしょうかね。じゃんけんにでも負けたのでしょうか。
近くの本屋さんのコバルト文庫のコーナーに行くと、ヤング・ラブノートのシリーズはありました。あったけど、それを1冊だけ持ってレジに行く勇気はありませんでした。それで、他の本と重ねてレジに持っていったようなかすかな記憶があります。
家に帰って、ちょっと読んでみますとね。うーん、なんというか。たぶん、同年代の方は一度は読んだ事ありますよね?
うん、あのね。かなり、赤裸々に書かれてあるのですよ。意味も分かるような分からないような。うん、分かんない事の方が多かったかもです。
学校に持っていって(もちろん本屋さんで貰うカバーは掛けますよ!)、みんなで回し読みいたしました。こっそりとwww
みんなで読んだり、貸出ししたりもしました。意味の分からない部分は、上にお姉ちゃんがいるような子が教えてくれたりとかですね。
だけど、こういうのって、実際に経験してみない事には分かんないですよねぇ。知識だけ増えて頭でっかちになっちゃう感じ。まぁ、こんな回し読みしたりしたのも中1の間だけでしたけど。
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そんなコバルト文庫なんですが、私は中1から高3までの間読みました。6年間でかなりの本を読んだんじゃないかなぁ。自分で買うのはもちろん、友達と貸し借りしたりでも読んでいます。
その間は、コバルト文庫だけではなく、少女マンガも読みましたし他の小説も読みました。
色々読みましたが、古典というか教科書に載っているような小説ってあまり読んだ事無いなぁという事を思い出しました。それは今でもそうです。
これからは、そういう小説を少しずつ読んでいくのもいいかもしれませんね。
コバルト文庫を読んでいた、あの6年間が私の創作の基礎になっているのでしょう。あの頃に、あの頃特有のきゅん♡やトキメキを目一杯自分の中に取り入れて、いまだにその感触を味わっているのかもしれません。
少女小説や少女マンガは、大人になってみれば拙くて子供っぽいものかもしれません。だけど、優れた少女マンガが今でも大人の胸を打つように、優れた少女小説は今でも大人の胸を打つんだと思います。
そんなたくさんの作品に触れる事のできた私は幸せだなぁと思うのです。
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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