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勝手にみゆ賞🏆短歌編


みゆです。

勝手にみゆ賞🏆俳句編に引き続き、今回は短歌編です。


332首の中から、みゆの心に刺さったお歌を選んでみました。
いやー、今回も難しかったです。
短歌は心情がビシビシ入りますので、選ぶのに俳句とはまた違った難しさがあると思いました。

順番は付けられませんので、一覧への掲載順となります😊
講評などという大それた事はできませんので、「勝手に解釈」をしてみようかなと思います!
俳句編でも、勝手に解釈をぶちかましておりますので、良かったらそちらも見てみて下さい(;^ω^)
では、どうぞ💛

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🌰 dekoさん

すれちがうことのは天にほおりなげ
みなみのうお座あたりで待つよ

んー、もしかして、最近すれ違い気味の二人なのでしょうか。
でも、好きな気持ちはあるんですよね。
ここは、最後の賭けに出ましょうか。
ありったけの気持ちを宇宙に投げて、あの人に一言告げるのです。
「みなみのうお座のあたりで待っているから」
宇宙に投げた後は、天命を待つばかりです。
あの人、来てくれるかな・・・。

私、南の星座に興味があって、サザンクロスをいつか見たいという夢があります。そういう事もあって選んじゃいました。


🌰 camyuさん

秋の夜の弓張月に腰かけて
寝ている君に魔法をかけたい

かみゅさんの、このお歌。一目見て、私のきゅんきゅんセンサーが反応しましたよ。

彼女の事が大好きなのに、彼はなかなか言い出せません。
言おうと思っても今日も言えませんでした。
夜空を見上げると、三日月が浮かんでいます。その三日月に腰掛けて、寝ている彼女に魔法をかけてみましょうか。
「きみは僕を好きになる。きみは僕を好きになる」
魔法にかかった彼女は、夢の中に彼が出て来ました。
夢の中の彼は、彼女にそっと思いを告げるのです。彼女はうなずきます。
どうやら、彼女も彼の事が好きみたい。
現実になればいいね。

かみゅさん、ショートショートもきゅんな物を書いて下さるんです!
きゅん好きな私には、もうたまらんのですw


🌰 のんちゃさん

ええねんでそんな自分でええねんで
そんな自分が好きでええねん

一覧でこのお歌を見た時に、すぐにウルフルズの「ええねん」が浮かんできました。
のんちゃさんの記事を見てみると、のんちゃさんもウルフルズからお歌を詠まれていたんです。

自分の事がちょっと嫌になってしまった時。
自分の事が不甲斐なく感じられる時。
自分の事を認められない時。
どうしようもなく、きつくて辛くて、泣きたくて。
でも、どんな自分でも私は私。
どんなに情けなくても、きつくても私は私で生きていかなくちゃいけません。

「ええねん」「そのままで、ええねんで」
そのままの、今の自分でいいんだよって認めてくれる魔法の言葉。
大阪の軽い感じの言葉が、大袈裟でなくて、さりげなく励ましてくれているようで。
うん、そのままの私でいいよね。自分を好きでいていいんだよね。

ちょっと思う所があった、最近の私にすぅーっと入ってきたお歌でした。


🌰 あぷりこっとさん

十六夜に同じ月観る人想う
時空の一致出会いの奇跡

月はひとつしかありません。
そんな月は、地球上のどこにいても見る事ができます。今は離れた所にいるあの人も見ているのでしょうか、あの月を。
私と同じ思いで見ているのかな。

このお歌を見て、前世からの繋がりを思いました。
前世から繋がりのある人と、現世でも出会う事は奇跡なんだと思います。
同じ時代に生まれて、何かのきっかけで出会って、想いを育んで。
今は一緒にいる事ができなかったとしても、同じ月を見ていると思うとあの人の顔が浮かんできます。優しく微笑みをたたえている、あの人の顔が。

とてもスケールの大きなお歌だなと思いました。


🌰 めろさん

「分かるでしょあなたの為よ」ワカラナイ
わたしはママの二周目じゃない

このお歌を見た時、レベッカの歌が浮かびました。
NOKKOさんは、母と娘の歌をいくつか作っておられますが、MOONがこのお歌のイメージかなと思いました。

母と娘って、意外と難しいなと思います。
実家にいた頃、私は普通に暮らしていました。だけど、結婚して数年経ってから、ふと思いました。もう一緒に生活する事はできないと。
やっぱり、実家にいた頃は無意識に母の影響を受けていたのでしょうね。

今の私は娘二人の母でもあります。
彼女たちはもう成人して働いている立派な大人なのですが、彼女たちの子育てには後悔もあります。自分の思いを押し付けてしまっていたようで。
だから、めろさんのこのお歌には、考えさせられてしまいました。
母と娘は一体感を感じやすい分、自分の理想の生き方を娘を通じて生き直しをしようとしてしまうのかなと思いました。


🌰 mayu.kさん

飯も茶も黙って待ってる祖父の剥く
月の無い夜のりんごの兎


このお歌を見て、なんだか昭和のお茶の間の様子が思い浮かんできました。
私自身は、父方も母方の祖父も早くに亡くなってしまっていて、顔も知らないんです。
だけど、昔気質のおじいちゃんが少しぶっきらぼうにりんごを剥く様子が微笑ましく思えるのです。
孫のために、一生懸命に。おばあちゃんみたいに上手には剥けないかもしれませんが、そのりんごはより甘く感じるのかもしれませんね。

早い人はもう孫がいたりする年代の私が拝見すると、孫の気持ちもおじいちゃんの気持ちも分かるなぁと思ったお歌でした。


🌰 よこがおさん

秋日影 父の工具の整然と 
遺されて今日「閉店」を貼る

一覧で、このお歌を見た時に「もしかして、同業者の方かな?」と思いました。
我が家は、家業で自動車関係の自営業をしています。
よこがおさんの記事を拝見した時、納得しました。
よこがおさんのお義父様は、若かりし頃バイクの修理や販売の仕事をなさっていて、晩年は自転車修理のお店をなさっていたのだそうです。

地域の人に愛されたお店だったのでしょうね。
黙々と、お客さまの自転車の修理をされているお義父様。その相棒は使い込まれた工具たち。工具たちは、使いやすいようにきちんと整理されています。
その様子から、お義父様は几帳面な職人気質の方だったのかなぁと想像できます。
主人の居なくなった、そんなお店ももうおしまいです。
少し陽の落ちてきた秋の日に、閉店のお知らせを貼るのです。閉められた扉は、もう開くことはありません。

切なさと暖かさが感じられるお歌だと思いました。


🌰 丸家れいさん

満つる月彼方におわすあなたとの
逢瀬を願いて夢想する

れいさんの、このお歌。
このお歌も私のきゅんきゅんセンサーが反応しました!

空に浮かぶのは、大きな満月。
あの人もこの月を見ているのかな。
逢いたい、逢いたい、逢いたい
願いをつぶやき、月に向かって投げてみます。
今すぐ逢えないのなら、どうかどうか夢でいいから逢いたいの。
あの人に逢うところを夢に見ながら夜を過ごします。

月には大きなパワーがあるといいます。
だから、その願いはきっと叶うはずです。
とってもロマンティックな気持ちになりました。


🌰 まりもさん

もし君が猫になっても見つけるさ
秋の光のにおいを頼りに

このお歌は、JPOPや小説みたいだなと思いました。

好きな彼女がどんな姿になったとしても、絶対に分かるさ。
もしも猫になったとしても。
秋の光とにおいが、彼女のところに連れて行ってくれるから。
その猫は、彼女みたいに可愛くて、そのクルクルとした瞳が同じだからすぐに分かる。
僕の足元にすりすりと体を寄せてくる。
ひょいっと抱き上げて、頭を撫でると嬉しそうに喉を鳴らすんだ。
さぁ、行こうか。
僕は彼女を抱いたまま家に向かった。

なんて物語を想像しました!


🌰 Finnさん

東京の空にあなたが歌うから
遠く仰ぎ見る同じ秋の夜

この彼は、東京で歌を歌っているミュージシャンなのでしょうか。
彼が歌っている曲を聴きながら、夜空を見上げます。
ここから遠く離れた、東京の空の下で彼もこの夜空を見上げているのでしょう。
住んでいる所は遠く離れていても、空は繋がっています。
空を通じて私たちは繋がっています。
そして、彼は東京で歌を歌い、私はここで彼の歌を今日も聴くのです。

遠く離れていても、空と曲が二人を繋ぐのですね。
とても心にしみるお歌だなと思いました。


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勝手にみゆ賞、以上10名の方にお届けします⭐️
10名の皆さん、おめでとうございます😀🏆

勝手に解釈、いかがだったでしょうか。
私なりの感じ方だったので、お歌を詠んだ皆さんの意図と違っていたらごめんなさい💦
勝手に解釈、受け取って頂けましたら幸いです。

書いていたら止まらなくなって、思わず長文になってしまいました。
書いていて、楽しかったです。
このお歌たちも、ここから広げてショートストーリーが書けそうですね💕


今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

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