想い出のほかに何が残るというのか～昭和の卒業ソングから短歌

みゆです。

あの大盛り上がりの企画「曲から一句」が今回からは、企画を卒業という事になりました。
それぞれが、好きなように「曲から一句」を楽しむ事になったんです。

という事で、私も好きなように「曲から一句」しようと思います！

今回は、昭和の卒業ソングからいってみようと思います。
俳句ではなく、短歌で参戦します。

同年代の皆様方、懐かしさに震えて下さいよぉ⭐️

では、どうぞ💛

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🌸　じゃあね　中島美春withおニャン子クラブ

じゃあねってそっと手を振り旅立ちを
重ねた日々はずっしり重い


この曲は、ナカジーがおニャン子を卒業する時にソロで歌った曲です。
おニャン子の曲の中でも、この曲は好きな曲ですね。ナカジーは割と好きなメンバーでした。W渡辺や工藤静香が入った頃くらいまでは、メンバーの顔や名前も分かりましたが、次第に何がなんだかって感じになっていったものです。

改めて聴いてみたんですが、音が思っていたよりかっこいいですね。
そして、目立つ所にルリルリ（永田ルリ子）が映っていました。ルリルリ、かわいいなぁ。
この動画は夜ヒットなんですが、生演奏に生歌ですね。決して上手ではないけど、生歌ってなんか風情があります。これ、ナカジーの最後の出演だったのかな。ナカジー、途中で声を詰まらせちゃっています。なんか、懐かしかったり色々でちょっと泣けます。

🌸　卒業-Graduation-  菊池桃子

卒業の写真をめくりきみ想ふ
いつか誰かと時を刻みて


1985年に卒業という曲がたくさん出ましたが、その中のひとつです。
菊池桃子の卒業です。この曲は、上の「じゃあね」と同じく秋元康の作詞です。

この頃は、私自身も卒業だったので、なんとなく思い入れがあります。
菊池桃子、かわいいなぁ。

卒業後は都会に行ってしまった彼氏の事を思いながら、2人でよく行った場所で卒業写真をめくります。もう誰かを愛することはないって歌っていますが、きっとすぐに新しい誰かと新しい時間を刻んでいくのだろうなぁと思ってみたりする擦れた大人の私です。

🌸　卒業　斉藤由貴

桜散り君は新たな道をいく
あと少しだけそのままでいて

こちらも85年の卒業ソングです。
この斉藤由貴もかわいかったんですよね。けっこう男子にも人気だったみたいです。
こちらの曲も、卒業後は都会に行ってしまう彼氏（正確には彼氏まではいっていないのかな）との事を歌った歌です。
菊池桃子の卒業と同じシチュエーションですが、こちらの方が少し大人なのかなぁという印象です。

彼氏は離れても電話するよって言うけど、彼女には分かるんです。新しい生活が刺激的で流されていって、もう会う事はないって事が。

🌸　卒業　尾崎豊

自由など分からぬままに支配され
卒業しても分からざりけり

こちらも85年の卒業ソングです。
あの年はなぜか卒業という曲が知っているだけで３曲出ました。私も卒業の年だったのでよく覚えているんです。

こちらは恋愛要素は全くない歌です。
ただ、思春期のモヤモヤや大人に管理される事への拒絶などが歌われています。でも、いくらムカついていても、夜の校舎の窓ガラスを割って歩くのはダメです！

🌸　制服　松田聖子

桜雨握ったメモは見ないふり
ふたりを別つ世界にひとり

卒業ソングといえば、やっぱりこれは外せません。
この曲も、4月からは好きな人が都会に行ってしまうというものですね。

みんなの憧れの的の男子。どうやら両片思いだった模様です。卒業式の後、二人きりになった時に新しい住まいの住所が書かれたメモを渡されます。だけど、一人になった時、雨に濡れたそのメモをぎゅっと握ったまま泣くのです。
擦れた大人の私は、なんで？って思います。住所をゲットできたなら、手紙を書くなり会いに行くなりできるじゃんって思うの。だけど、うんと若い頃は歌の主人公の気持ちが分かりました。

どうするのが正解なんだろう。新しい生活の中で、田舎での事は忘れていくのかもしれないし、ずっと思いは続いていくのかもしれないし。これは、どうなっていくのかは神様しか分からないものです。

今回の卒業ソング、彼氏もしくは好きな人が都会に行くという設定が多いですね。
それは、きっと時代もあるのでしょう。
今は逆に彼女が都会に行くパターンもあるはず。
2人とも都会に行くパターンもあるでしょう。
それに、今は連絡が簡単に取れますからね。
やっぱり、男女格差と連絡手段の無さを歌にするのが昭和の卒業ソングのキモなのかなと思ったりもするのです。

以上、昭和の卒業ソングで曲から短歌でした⭐️

今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪

#曲から一句