【365日連続投稿達成】恋の始まりはあの海で
みゆです。
今日で365日連続投稿、達成しました~❕
長いようで短かったような。やっぱり長かったかな💦
書けなくなりながらも、なんとか捻りだして乗り切りました。これも、読んで下さる皆さんのおかげですm(__)mペコリ♪
ほんと、ありがとうございます😊💕
ダッシュボード出すの恥ずかしいですが、こんな感じで成長できましたよ⭐
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連続投稿はこの記事から始まりました(*'ω'*)
今日は、原点に帰って「好きな人と見る海」を加筆修正してお届けします。1年前よりうまく書けるようになっているでしょうか?
大通りに面したコンビニの駐車場で、私は彼を待っている。約束の時間より10分程早く着いた私は、コンビニのガラスに映る自分を見ながら前髪を直した。初めてのデートだから、やっぱりかわいく見られたい。
ここに来るまでの間、てんやわんやの大騒ぎだった。何を着ていこうか、私が一番かわいく見える服はどれ?髪の毛も、きれいにウエーブが出るようにムースをもみ込んだり大変だ。かわいく見えるメイクだって手を抜けない。結局、家を出るギリギリまで時間が掛かってしまった。
待ち合わせのコンビニまでは歩いて5分ほど掛かる。その道を歩きながら、私はずっと彼の事を考えていた。今日はどこに行こうかな?何をするのかな?わくわくした楽しい気持ちで彼を待った。
しばらくすると、彼がやって来た。ひとつ前の白いマークⅡが彼の愛車だ。
「ごめん、待った?」
「ううん。私も今来たとこ」
「じゃ、ここ乗って」
助手席に乗り込んだ私は、ちょっと緊張してしまった。彼はコンビニでコーヒーを買って、私に手渡してくれた。
「あ、ありがとう。私、先に買っておけばよかったねー」
「いいって、そんな事。それよりどこ行く?どこでもいいよ」
時間は13時を回ったところだ。どこに行こうか。ちょっと遠いかな?でも、おそるおそる聞いてみた。
「ねぇ、私、遊園地に行きたいの。今からでもいいかな?」
「いいよ、行こう行こう!でも、俺ジェットコースターには乗らないからね」
「えー、一緒に乗るんだよー」
遊園地に行く事が決まり、車は駐車場からするりと走り出した。
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彼は同じ中学のひとつ上の先輩だった。そして、部活も同じで彼は男子部の部長をしていた。あの頃は話した事はなかったけれど、私の記憶にはずっと残っていた。
再会したのは二週間ほど前の事。職場の忘年会の二次会で女の子達と行ったお店に、彼も職場の忘年会の二次会で来ていたのだ。なぜか一緒に飲む事になり、私の横に座ったのが彼だった。
自己紹介をした時、私は思い出したのだ。この人は、中学の先輩だったという事を。
「あの、もしかして中学の時に部長してませんでしたか?」
「してたけど、何で?」
「私、女子部のひとつ下だったんですよ」
「え、ほんとに?やけに人数が多かった子達だよね」
偶然の再会とはいえ、私達は大いに盛り上がり連絡先を交換した。
次の日から時折長電話をしては楽しい時間を過ごし、今日の日を迎えた。
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車は快調に走って行く。私の好きな曲が掛かった時につい鼻歌を歌っていたら、彼にからかわれてしまった。気を付けていたはずなのに、恥ずかしいったらない。
車内では昔話にも花が咲いた。共通点があるって楽しい事なんだなと思う。あの時の部長が、今ここにこうしているなんて信じられない。自分でもびっくりだ。彼は、けしてカッコいい訳でも背が高い訳でもないけど、なぜか今は一緒に車に乗っている。本当に人生は何が起こるか分からない。
遊園地に着くと、15時近かった。少し日が傾きつつある中を彼と歩く。すれ違う人はみんな笑顔で楽しそうだ。私達も他の人から見ると、そんな風に見えるのだろうか。
「ねぇ、何に乗るー?」
「俺、怖いのは乗らないからね」
「やだ、乗るんだよー。一緒に」
なんて事を話しながら、結局一緒にジェットコースターに乗る事に成功した。やっぱり、ジェットコースターはとても楽しい。私は怖がりなのにこういう乗り物は大好きだ。
いろいろな乗り物に乗ったり、射的をしたり。友達と行く遊園地も楽しいけれど、遊園地のデートはなんて楽しいんだろう。広い園内を歩いていると、ちょっとお腹が空いてきた私達はフードコートのうどんを食べた。うどんをすすりながら、私はちょっと思い出した事がある。
昔、友達と交わした会話での「デートで食べるのにふさわしいメニュー」の事を。その時は、グラタンやピラフという事になった。反対に「ふさわしくないメニュー」はうどんやラーメンやハンバーガーという事になった。
今の私は、その時にふさわしくないとされたうどんをすすっている。うどんはどう食べてもかわいく見えない。それがちょっとおかしかった。
最後に観覧車に乗った。狭い観覧車に二人きり。ゆっくりと上がっていくにつれて目の前に広がる景色。海も見えるし、遠くには山々も広がっている。そんな景色を眺めながら、二人は無言になった。
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また車に乗り込み、元来た道を戻っていく。薄暗くなった道を走りながら、私はまだ帰りたくないなと思った。そんな私の気持ちを知ってか知らずか彼が口を開く。
「これから、海に行こうか」
その海は、私達が住む県のきれいな海。私は二つ返事で了承した。
渋滞に巻き込まれる事も無く、車は進む。おしゃべりしたり、無言になったり。でも、その無言の時間も嫌じゃない。途中でお茶をして、海に向かって車は走る。車を運転する彼の横顔を眺めながら、私はひとり微笑んだ。
海に着いた。この海は、海岸まで車で入る事ができる。見渡す限り、たくさんの車が停まっていた。みんなデートなのかな?と思いながら車から出て、うーんと背伸びをした。海の匂いが鼻をくすぐり、潮風が火照った顔に気持ちいい。
突然、彼がお相撲のような事を始めてきた。じゃれ合いながらも当然私は敵う事もなく砂の上に倒されてしまった。私は砂を払いながら彼に言った。
「もうー。何やってんの?砂、付いちゃったじゃんー」
彼はちょっと照れてぶっきらぼうに言った。
「だって、かわいいから。そんなにかわいいカッコしてるから」
そして、私の砂を払ってくれると、そっと手を握ってくれた。その手はとても温かく、私の心臓はドキドキが止まらなかった。耳を澄ますと、かすかに波の音が聞こえてきた。
帰り道、彼の横顔を見ながら私は思う。私はこの人の事が好きになってしまったのだと。彼と見た海は、今まで友達と見た海よりもずっとずっとロマンティックに見えた。
窓の外を見上げると、丸くて黄色い月が浮かんでいる。その光は私達を暖かく包んでくれているようだ。今度はいつ会えるのだろうか。そんな思いを乗せて、車は私の家に向かって走る。
いかがだったでしょうかー?
ちょっとはきゅん♡度もアップしているかなぁ?
まぁ、30年以上前の話を盛って盛って書いていますけれどもw
この遊園地は、九州の皆さまにはおなじみのあそこです。分かりますか?
特に北部九州の皆さまはよく行ったのではないかと思われます。
365日連続投稿を達成しましたが、これからどうしようかな。
もちろん、noteは続けていきますが、少しペースを落とそうかなと思ってみたりしています。
アウトプットの比率が多かったので、少しインプットもしなければと思います。それと、別の事も始めてみたいしなぁ、なんて。
だけど、これだけ続いたら途切れさせるタイミングが分かんないですね、正直言うと。
でも自分らしく投稿は続けていきますので、これからもみゆをよろしくお願いします⭐
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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