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綾瀬さんと真谷くん

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シリーズ「綾瀬さんと真谷くん」を読みやすくまとめたもの。この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 2020年12月21日…
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#オリエンテーション

綾瀬さんと真谷くん1「綾瀬さんと僕」

僕には好きな人がいる。今日も麗しい綾瀬響さんだ。さらりとした長い髪の毛が陽光を反射して青みがかって、まるで物語のお姫様のように艶めく。その髪を耳にかければきらりときらめく華奢なイヤーカフ。校則が緩いから邪魔にならなければアクセサリーを身につけてもOKで正解だ。可愛らしさが際立っている。
 何も見た目だけじゃない。中身だって素晴らしい。学級委員長を務められる誠実な人柄、そして誰に対しても優しく接する

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綾瀬さんと真谷くん51「歓迎のスピーチ」

始業式から1週間がたった。学年も上がりついに受験生となった。今日は新入生のためのオリエンテーションがある。去年もあったが、今年は最高学年として案内するため身が引き締まる思いだ。
クラスの中で案内を担当するのは僕と響だ。 各クラス2人が学校案内を担当することになっている。
集合場所の体育館の舞台袖で新入生が来るまで待つ。「新入生来るまでまだ時間あるし注意事項だけでも確認しておいてほしい」
注意事項が

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綾瀬さんと真谷くん52「学校案内」

スピーチの後は本題の学校案内だ。僕と響は1年2組のうちのAグループの担当になった。体育館から出て、左側の校舎の案内からやっていくことにした。(校舎と体育館は別になっている) 「この1階にあるのが理科室と技術室です。」
階段を上り、2階に上がる。
「2階にあるのは1年生の教室、第二学習室だ」
「第二学習室は分割の授業で使用することがあるので場所を覚えておいて欲しい。」二階を一通り案内して3階へつなが

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