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BEX Institute代表の大塚美幸です。BEX Instituteは経営層や管理職の人材育成事業、企業のSDGsコミュニケーションインフラを整えるサポートや企業規模に関わらずSDGs経営のコンサルティングを行っています。今回はCOP26で大きなテーマとなり毎日メディアで話題になっていた「カーボンニュートラル」をご紹介します。

カーボンニュートラルとは

そもそもカーボンニュートラル(日本語でいう脱炭素)とは何でしょうか?何となく聞くけど良く分からない方向けに分かりやすい言葉でご紹介していきます。カーボンニュートラルは、仕事や個人の活動をはじめあらゆる活動で出すCO2をはじめとする温室効果ガスを、排出削減&吸収することでプラスマイナスゼロにすることです。2021年11月に閉幕したCOP26でもこれにより地球の気温上場を押さえることが最大のテーマでした。

カーボンニュートラルにいきついた歴史

そもそも地球は、なぜ今のような状況になったのでしょうか?考えたことがありますか?ということで簡単に歴史を振り返ります。学生時代、世界史で習った「産業革命」覚えていますか?18世紀の産業革命以降、世界は驚くほど急速に便利になっていきました。同時に石炭、石油を人類が手にして以降、気づかないうちに地球は急激な気候変動へ突き進んでいくことになります。イギリス蒸気機関車に始まり、アメリカのロックフェラーによって設立されたスタンダード・オイル(後のエクソン・モービル)、ダイムラーがエンジン開発、ライト兄弟が石油で飛行機を飛ばす等、時間をかけて1960年代に石油が一般的な安価なエネルギーとして圧倒的に広まりました。その後、人々は1970・80代、環境が破壊されていることに気づき始めました。この時はまだ自然の変化なのか人による影響なのか分かっていません。これを判断する為に環境を調査するために1988年に発足したのが、世界中の学者が集められたIPCC(気候変動に関する政府間パネル:正式名称Intergovernmental Panel on Climate Change)です。IPCCは1990年「人為起源の温室効果ガスは気候変化を生じさせる恐れがある」と指摘する第一次報告書を発表。その時はまだ自然の変化によるものか人類の活動によるものか分かりませんでした。2001年、第三次報告書によって地球温暖化は人類の活動によるものだと発表がされました。2007年IPCCは地球温暖化は人類活動によるものだと疑う余地がないと発表します。「人類の活動によって怒っている地球温暖化の認知を高めた」ことが高く評価され、2007年ノーベル平和賞を元米副大統領アル・ゴア氏と共にIPCCも受賞しました。地球温暖化は私たち人類の生活環境に深刻な問題をもたらすものであり、温暖化によって引き起こされる気候変動が世界の安全保障面で重要な問題の一つとして認識されてきています。

機構問題の専門家たちから全世界へ警告

IPCCによる2018年に報告書において、世界の平均気温の上昇を産業革命以前とくらべ1.5℃を大きく超えないようにするために「世界全体の人為起源のCO2排出量を2030年までに2010年水準から約45%減少し、2050年前後に正味ゼロにしなければならない」と記されています。気温上昇によって考えられることは、暖かくなる!では終わりません。酷暑や熱波、大規模な自然破壊・自然災害、地表の砂漠化、海面の上昇、生物多様性の減少、動植物の絶滅、農作物の被害、作物の収穫減少など、ここであげきれないほど様々な影響が地球と地球上の私たち人間をはじめ生物にもたらされると懸念されています。具体的に都市が海の中に入ってしまうことを予測し首都を移転させる国も存在ます。日本はどうなるのでしょうか?1メートルの海面上昇で砂浜の90%が失われると予測されています。台風の大型化し豪雨災害が以前よりも頻発することが考えられます。二次災害として洪水や土砂崩れもおこるでしょう。深刻な災害が今よりも頻繁に発生する、増加することが予測されています。想像しただけで恐ろしいですね。

温暖化を止めるために自分が出来ることは何か?

今すぐ自分が温暖化上昇を止めるために出来る。例えば、冷房は1度上げ、暖房は1度下げる。冷暖房共に1時間使用時間を短くする。季節が良い時は出来るだけ冷暖房使わないのも良いですね。使っていない電源プラグを抜く、LEDライトを使用する。公共交通機関を使う、自転車を使う、歩くは自分の健康にも地球にも優しいですよ。誰でも今すぐできることを、あきらめないで続けませんか?1人の一歩は小さくても100人の1歩はインパクトがあります。自社、自分が出来る小さな一歩から始めましょう。

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