束縛しているのは自分自身。私たちはとことん自由な存在
三人姉妹の三女として生まれた私は、姉二人が美人でモテモテだったこともあって、天性の美貌には到底勝てないので、勉強で勝負するしかないと小学生のうちに悟ります。大学生になってサルトルの哲学書を読んで、これが『投企』という概念なんだと知ります。
背が低い、目が細い、鼻が低い、太っている…誰しもいろんなコンプレックスを持っているはずですが、サルトルもまた容姿に強いコンプレックスを持っていました。けれど小説家や批評家などたくさんの肩書きを持つ一流のインテリとなることで、セクシーさを手