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そうか、私は内向的人間だったんだ

朝起きたら、ひどい腰痛で起き上がれなくなり、ギックリ腰になったと思っていたら、まさかの腰椎椎間板症という診断。
そんな時はひたすら映画鑑賞と読書を楽しむチャンス。

中でもアッという間に読んでしまったのが
『「静かな人」の戦略書』(ジル・チャン 著)
子供の時から「変わり者」と言われてきた私ですが、内向的人間の特徴一つひとつがあたりすぎて笑ってしまった。
そして今さら、自分自身への理解がぐんと深まりました。

近所の公園で子どもを遊ばせるときは、よその親たちと一緒に子育ての話題でおしゃべりをするより、公園の端っこで本を読んでいる方がいい

たとえ私がママ友との関わりが苦手でも、子どもには一緒に遊んだり、時には喧嘩したりするコミュニティーが必要です。そう思ったのは、私ともれなく引きこもりがちになった娘は、少し言葉の発達も遅かったから。

そこで思いついたのが、ママの仕事を生み出しつつ、子育て中のママをサポートしていくコミュニティーを作ることでした。
子ども連れで働けて、ママという眠った人材を活用した事業は10年前の当時は珍しく、様々な企業から協働のお声がかかり、株式会社を設立するまでに成長しました。
現在、イベントや情報提供を事業の核として9人のママを雇用しています。「ママによるママのための子育て支援」のキャッチコピーはそこから生まれました。

子どもでなくママを主役にした組織なら、さほど興味のない子育てトークをしなくて済むし、〇〇ちゃんのママでいなくてもよくなる!
そして、私のように〇〇ちゃんのママの名札をつけていたくないママに、共通の趣味や価値観でつながる、本当の友達を見つけてもらえる場を提供したかったのです。

組織を束ねる上でもこの本からたくさんの気づきや反省がありました。電話が苦手なスタッフ、私に直接不満を言えないスタッフ(女性の会社なのでちゃんと回り回って耳に入ってくる。笑)。みんな内向的タイプだったからなのかあ!
その気づきの時間をもらうための腰痛だったのかもとさえ思えるほど。

こんなタイミングで某大学での講演依頼があり、内向的人間にとって、人前に出るのは苦手で辛いことなのですが、若者が社会的課題に関心を寄せたり、ソーシャルビジネスに関わりたいと思ってもらえたり、そんなきっかけをつくれるかもしれないと思うとワクワクします。

子育てなんてまだまだ無縁だけど、パパやママになった時に、私の話を思い出してくれたらいいなあという思いでいつも登壇しています。

『努力の9割は「ステージの外」で行う』
しっかり準備して臨みたいと思います。


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