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熱心な子育ての中でも、子どもが選択できる余地を

子ども達が実家に帰省している今週は、思う存分、本を読んだり、映画を観たり、自分の時間を過ごしています。

昨日観た映画の一つ「はじまりへの旅」。

現代社会と関わらず、山奥で自給自足の暮らしをしている一家の物語。父親の熱心なホームスクール教育とサバイバル訓練のおかげで、6人の子ども達はあり得ない知的能力と身体能力を身につけているという設定。

この映画を観ていると、色々な記憶が蘇ってきました。子育て情報誌の取材でたくさんのママに話を聞き、ママカフェ(絶頂期に建物の問題で閉店)に来てくれるママと話すうち、同じママでもこんなに子育てスタイルって違うんだと毎日驚いていました。

中でも驚いたのは、食やライフスタイルに徹底的にこだわりっているママが多いこと。

・体に悪いスナック菓子やジュースはすべて禁止

・おやつは全て手作り

・当然ながらファストフードも禁止

・食で自然治癒力を高めているので予防接種は受けさせない

・宗教上の理由で地元の祭りには参加させない

・献血は受けさせない

みんなと同じ物を食べたり、友達と同じ行事に参加したりできない辛さを幼心に感じているようにも思いましたが、そこは家庭の教育方針です。

でも一つだけママに言いたいのは、子どもが物心ついた時に、自分で選択できる余地を残してほしいということ。

時には間違った選択をするかもしれない。反動が出るかもしれない。

でも、いずれ大きくなった時に、ママがとことんこだわった自然派志向の食事は心の栄養として残っているはずだし、宗教観を持たない人々よりも深く豊かな信仰心を持っているはず。

下の子が1歳の時に起業した私は、上の子ほど食育(ほか全般)にこだわれなかったので、下の子は立派な偏食王に育ち、反省しています。ハッピーセットにも親子で助けてもらい、幾度となくハッピーにしてもらったな。

「お誕生日に何か食べたい物ある?ピザでも取る?」と聞くと、「おばんざい料理みたいに、ママの手料理がいっぱい食べたい」と言われた時は涙が出ましたけど。



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