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マクロビアン薬剤師 アンサングとは呼ばせない

マクロビアン薬剤師 アンサングとは呼ばせない


認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

日本のテレビ史上初(!?)の薬剤師(病院の勤務薬剤師)を主人公にした
『アンサング・シンデレラ』
が、今週最終回を迎えました。

元々は、コミック(漫画)が原作になっていて、わたしは、連載当時から読んでいる漫画でした。

医療系のドラマは、元々小説や映画でも、医師や看護師の方々が主人公になって、活躍するものがほとんどで、
その医療系のドラマですら、『薬剤師』はほとんど皆無と言っていいほど、登場していません。

漫画も、江戸時代であったり、中世のヨーロッパであったり、現代ではない時代で、のんびりと
『薬』を扱う人を主人公にしたものはありましたが、本格的なものは、この
『アンサング・シンデレラ』が初めてなのではないかな、、と思っています。

コミックでは、病院の勤務薬剤師2年目である主人公が、
自分自身と薬剤部のスタッフ(ここでは薬剤師のみ)を中心に、
医師、看護師、病院外の薬局の勤務薬剤師など、、
医療に携わる洋々な職種の方たちとの間に起こる問題に向き合っていく姿が、
とても良く、コミカルなところも含めて描かれています。

『薬剤師法第24条で義務付けられている疑義照会』が主要なテーマになっていて、
それを実践するにあたっての、薬剤師の考え方やそこにいたる行動、
そして、その行動が周囲におよぼす影響に焦点が当てられています。

わたし自身、なるほどと思うところも多く、今までの経験の中での出来事とすり合わせて、
楽しく『コミック』を読んでいました。

タイトルにある形容詞の『アンサング(unsung)』とは、
日本語で『讃えられない』という意味になります。

『讃えられない』というと日陰の卑屈なイメージのようですが、決してそうではなく、
時に、『感謝』され、『讃えられる』こともある、仕事をしていると思っています。

もちろん、褒められたくて、仕事をしているわけではありません。

自分がもっている『国家資格』に恥じない知識と技能を身につけて、
患者さまはもちろんのこと、関係する医療従事者をはじめとする方々に
それぞれが必要な情報を届けることをモットーとしています。

ですから、どちらかというと、
unsung を用いた慣用句である『unsung hero』=『縁の下の力持ち』
として、能力を発揮したいと常に思っています。

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