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マクロビアン薬剤師 調剤(お薬の準備) その2

マクロビアン薬剤師
調剤(お薬の準備)その2

認知症健康サポーター。マクロビアン。
現役薬剤師のみゆきです。
認知症の母が施設に入って7年目になりました。

調剤薬局での仕事は、マクロビオティックとは程遠い世界。
扱うものは『薬』

わたしはそれを、マクロビオティックの基本である、
身土不二、一物全体、陰陽調和
の3つの東洋の伝統的な考えに当てはめて考えています。

今日は、
『調剤』お薬の準備に使われる『ロボット』たちについてご紹介したいと思います。

前回の記事はこちらから👇

調剤(お薬の準備)は、わたしが薬剤師になる少し前までは、
全て『手作業』で行っていました。
現在では、半分『調剤ロボット』と呼ばれる機械が手伝ってくれるようになっています。

処方箋に書かれている内容を、入力するという作業も、
二次元バーコードのついている処方箋はそれを読み取るだけで、
また、スキャニングが付いている機械を導入している薬局では、
処方箋の入力もスキャンに通すだけで、できるようになっています。

シートをその錠数に切って取り出す機械は『調剤ロボット』通称『ロボピック』
これはかなり大きく、かなりの面積が必要となります。

シロップをその量を計って瓶に入れて混ぜる機械は『水剤定量分注器』通称『リキュー』

軟膏は、2種類の軟膏の分量を計ってツボに入れて、機械にセットすると混ぜてくれる機械はその名も『なんこう練太郎』

粉は人が計ったものを機械に入れると1回分ごとにパックにしてくれる機械は『分包機』
分包機は錠剤をパックするのにも使用します。

また、錠剤をパックを自動的に行う『全自動錠剤分包機』もあります。

上記の5種類はわたしも実際に使って、その便利さと効率の良さを毎日感じています。

『分包機』はほどんどの小さな調剤薬局にもあります。

大型のお店ではシロップ同様『散薬調剤ロボット』もあります。
これは相当大掛かりのものですので、これから小型化されることで導入店舗が増えると思います。


さらには、
錠剤をパックに分包したものを監査する『錠剤一包化鑑査装置』
処方箋に書かれている錠剤の棚が自動的に光る『薬剤払出支援調剤棚』


これからは『AI』がもっと『作業』部分を補ってくれて、わたしたち薬剤師は、
患者さまと向き合う時間を増やせるようになっていくことでしょう。

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