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咄嗟に謝る癖

さて、今日はやる気が出ない。
こんな日は夕方からポテチをつまみにお酒を飲みながら
noteを書いていることを許してほしい。
ちなみにイヤホンでは星野源を流している。

今日やったことといえば
・掃除機をかけたこと
・ペットのトイレ掃除
・お昼ご飯(昨日の残り)
・読書
・瞑想したまま昼寝
こんなところ。

小さい頃大人が言っていた
「働かざるもの食うべからず」と言う言葉は
わたしの人生には採用しないことにする。

働いていないどころか、家事すらまともにやってない。
そんな人間が夕方からお酒を飲んでつまみを食べていることに
罪悪感を感じそうになる。だから、聞かない。


こんな日は(こんな日だから、なのか)
過去のアルバイトした時に感じた違和感を思い出す。

わたしがやった初めてのバイトはコンビニだった。
18歳、大学の学校終わりに家から近いコンビニで働いていた。

時給780円(当時の最低賃金)。

まあ、それはたくさん失敗した。
お弁当に付いていた醤油をそのまま電子レンジに入れて温めて爆発させてしまい、そのお弁当を自腹で買い取ったり。
ホットスナックのチキンを入れ忘れたり。
お釣りで返すときにお札を「一、十、百、千、万」とお宝鑑定団の値付けの時みたいに数えてしまったり。
お釣りを返し忘れて、お客さんの車まで駐車場をダッシュしたり。


そんなバイトの思い出はたくさんあるが、その中でも今でもふと思い出すことがある。

働き始めて数ヶ月経った頃のこと。
わたしはその日パートで働いていた女性の方に「中島(旧姓)さん、ちょっといい?」とパンコーナーに呼び出された。

パートの女性「このパン、賞味期限が近いから商品棚から下げないとダメだよ?」と注意を受けた。

コンビニのバイトでは賞味期限をチェックする仕事がある。
賞味期限の2時間前になった商品は商品棚から下げないといけない。

わたしは咄嗟に「あ、すみません。気をつけます。」と言った。
いや、”言ってしまった”という方が近いのか。

わたしはその日、その担当ではなかった。
確かドリンクの陳列とかホコリ掃除をしていた気がする。

わたしはパンコーナーの賞味期限チェックはそもそもしていないし、
しなくていいはずだった。


なのに、どうして謝ってしまったのだろう?
わたしは本当に謝らなければいけなかったのか?

そのパート女性に注意をされた時に決めつけられた気がしたのだ。
”このミスは新人の中島さんがやったに違いない”と。

仕事中のわたしの頭の中は常にこうだった。

ミスらないように!
あーもうなにやってんの!
新人なんだから早く覚えないと…
先輩の足を引っ張らないように!
そんなこと聞かないで、自分で考えてよ!
わからない、怖い、どうしよう、助けてー

そう言う無意識に自分を責めるような声と、
不安が仕事中ずっと頭の中で響いていた。

頭の中で自分に常に責められているから、
パートの女性に言われた時に咄嗟に
「すみません」が出てきたのかもしれない。

今だったら言えるのか。
「それわたしやってません!」って。
今でも思い出すくらいだから、言ってやりたい!という気持ちはある。

でも、やっぱり一度謝ってその場を丸く収める方を取ってしまいそう。

それで後から「あの時は一応謝ったけどさ!
考え直してみてもやっぱりおかしくないか?!」って、
家に持ち帰って寝る前に考えるタイプだと思う。

あー明日のバイトも行きたくねぇぇーーって、
現実逃避するためにアニメ観て夜更かしする。

MIYU


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