見出し画像

#家の中でしりとりvol.2「木べら」炒めるって、癒やし。

やまぶき→「木べら」

料理に熱が入るようになったのは最近だけど、炒めることはずいぶん前から好きだった。

小さい頃のおままごとでも、おもちゃのフライパンにビー玉やどんぐりなどを入れて炒める真似が一番好きだったし、リカちゃんのマクドナルドショップは、ハンバーグのパテがジュージュー焼ける音が再現できて幼心にテンションが上がった記憶がある。(どういう仕組みだったんだろう?)

普通の料理だと、炒める時間はあっという間で、しかもその間に調味料の用意やら味付けやら味見やらあるから、なかなか落ち着いて炒められない。

だから私にとって一番好きな「炒める」時間は玉ねぎを飴色にする時間だ。


玉ねぎは、長時間炒められるところが好き。炒めている間にヘラを動かし続け、絶えず玉ねぎを揺らすと、ゆっくりゆっくり色が変化していく。

玉ねぎを炒めている時間が好きだと気付いたのはごく最近で、なんで好きなのかな〜とボーッと考えていたら、多分「癒されてるんだろうな」という結論に至った。

炒める玉ねぎを見ている時、私はボーッとしている。

そして、全然伝わらないかもしれないのだけど、、笑
その時の感覚は、川の流れる水面や、森で木々がそよめく光景や、水槽を眺めている時に近しい感覚になっている。

「永遠に見ていられる、絶えず変化する光景」

玉ねぎを炒める時、私は家の中でその癒しを感じることができるのだ。

🧅 🧅 🧅

みじん切りにした玉ねぎを炒める時には、絶対に木べらを使う。我が家にはヘラ状のものはいくつかあるけれど、玉ねぎには木べら、これ絶対。

この木べらは一人暮らしを始めた時からずっと使っている。色々な調理器具を買い足したり、今まで持っているものを新調したりしているけれど、木べらはこのまま使い続けようと思っている。

使い続けたからこその、このエッジの丸みが、フライパンや鍋底に優しく当たる。その感触にまた癒されるのだ。


ストレスが溜まることが多い今、ますます玉ねぎを炒める機会は増え、私はキッチンで自分を癒している。 

 🧅 🧅 🧅

家の中でしりとり 目次

やまぶき → 木べら → ランチョンマット へ続く

 ー ー ー

初めて玉ねぎを炒めながら録ったラジオはこちら

アプリDLはご不要。ぼーっと流し聴きしてください♫

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?