文字を持たなかった明治―吉太郎5 家族構成②苗字
昭和中期の鹿児島の農村を舞台に、昭和5(1930)年生まれのミヨ子(母)の来し方を中心に庶民の暮らしぶりを綴ってきたが、新たに「文字を持たなかった明治―吉太郎」として、ミヨ子の舅・吉太郎(祖父)について書き始めた。
「2 昔の生年月日」で吉太郎など当時の誕生日について、「3 明治13(1880)年」で吉太郎が生まれた年の日本のできごとなどを述べたあと、吉太郎の家族構成について書きつつある。孫娘の二三四(わたし)が家族の記録の参考にと郷里の役所で交付を受けた除籍謄本の中で