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【「積ん読」を読んでくvol.1】部屋とこころのシンプルな掃除②



第1章 掃除についての考察


掃除に弾みをつける

掃除をただ「義務感」としてやるのでなく、人生にとって必要だと「選択」できるかどうかで、自分にとっての「掃除」の質、人生の質が変わる。
掃除の前に片付けが苦手だった自分。生活が楽になってくことに気が付いた。掃除を必要なものとして「選択」できるかどうかというところ、とても頷ける。受験勉強中と同じ。今自分の人生に大きな挑戦をしようとしてるから、心地よい環境の中で、全力で臨みたい。

掃除は必要悪

「時間」という言葉を「関心」に置き換えたらどうだろう…という、この試みが刺さった。
 普段私たちは、よく「時間」がないと言います。これを「関心」に置き換えると、その「時間」がないことに対して、「関心」がないということになる。
本当に掃除する時間がないのか、いつも時間を割いてることは、本当に必要なものなのかと、作者は問います。
 それらの中に無駄かもしれなくても、切り捨てられないことって、やはり社会で生きる以上は生じてきてしまうもの。けれど、そうならば、掃除だってそう。辛いならばこそ、片付けてしまった方が楽になるという考え方は、仕事や勉強にも直結してくるように思う。

ストレスや疲労はイマジネーションゲームの中を放浪し疲れ果てる我々自身の精神からきている。想いは常に過去の後悔または想像上の未来の理想的イメージに向けられている。これらは存在しない次元でおこるため、苦しみと孤独感のみをもたらす幻想でしかない。

デュパ・ランポッシェ  チベット教の賢者『アジアを内に』の中からアンヌ・ガリグによる引用

部屋とこころのシンプルな掃除

具体的な行動をする。手間と時間をかけて。
作者は、小さなことに手間と時間を惜しまない丁寧な仕事に優雅さがあると日本人から教わったそう。シングルタスクがもっとも効率的だと知られているはずなのに、仕事においてはマルチタスクを求められ、それができる人を優れてると評価する人もある。マルチタスクができるようにならないと…と思ってきた。元々は、シングルタスクで集中して時間かけた方が、実は早かったりする。矛盾してるようで、本当にそうだと納得。

昔は手間と惜しまずにかけていた。
少しゆっくり生きたいとも思う。
掃除、家事に時間かけるにも限界はあるけれど、何か1つでも、1箇所に丁寧に時間かけてみたり、1品でも食事の下ごしらえを手間隙かけてやってみるだけで、充実感と、どこか現実に根をはれそうに思う。
千里の道も一歩から…少しのことから始めてみよう。

〈③につづく〉

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