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ニュージーランド回想

これまで訪問した海外は20カ国あまり。その中でもニュージーランドは印象深く記憶に残っている。綺麗にただずむ静かな街並み、大自然もあり、港町が栄えるにぎわいもある。ロサンゼルスのマリナデルレイ、パースのマチルダベイなど、雰囲気は似ているものの、なぜか懐かしさを感じてしまう。そして、もの想いにふける時間が欲しくなる。そんな気分を詩(うた)にしてみました。

「心のフレーム」

君が好きだった カンタベリドラフト
エイボン川のほとり ひとり オーダー
窓から見える パンティング
ふたりの 夢を のせていたのに
いま 思い出を どんな色に 染めよう
心のフレーム あのほほえみを

君と星をみた スプリングロトルア
夜にゆれるスチーム 空に 消えた
ワイトモケーブ ひかり満ち
漕ぎ出す オール 静かに止まる
いま 思い出を どんな色に 染めよう
心のフレーム あのほほえみを

君とノースショア あのクラムチャウダー
波の音さえふたり 笑い あった
クルーザーから 光る街
海風 肩を 寄せて眺めた
いま 思い出を どんな色に 染めよう
心のフレーム あのほほえみを

行き交うものを 抱くハーバー
止まったままの こころ
動き出すよと 語りかけてくる
あの君の声 耳元に響く
汽笛のように

いま 思い出を どんな色に 染めよう
心のフレーム あのほほえみを

心のフレーム ふたりの夢を


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