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写真のセレクト

写真専門学校でよく言われていたのは、
少なくとも二度セレクトすること。

「鉄は熱いうちに打て」で撮影当日や遅くとも翌日には一度目のセレクトをしとく。撮った時の熱量がある内に、記憶がこびりついている内に、セレクトしとく。

それをまずはやっておいて、、、

もう一度、10日や一週間以上空けて、撮影当日の熱がさめた状態、冷静な視点で俯瞰して、もう一度セレクトしてみる。

少なくとも二度セレクトすることで、
「何故、コレを選んだんだろう?」
「何故、コレを選ばなかったんだろう??」
という写真が浮かび上がってくる。

仕事で撮った写真でも、見直してみるとちょっとした距離や角度の違いとかでも、「アレ、こっちもアリじゃん??」となることもある。冷静になったアタマでレタッチしてポートフォリオの写真をサラッと差し替える。

スナップでも、展示やブック・ポートフォリオで写真の並びによっては差し替えも出てくるだろうし、やはりそもそもの選択肢として弾数は多いに越したことはない。

テストプリントのL判は無尽蔵に増え、、、まぁギリギリまで自分で自分のアタマを悩ませることになるんですが笑


縦位置か横位置のどっちが良いかって問題も出てくる。たとえば展示で横並び一直線でずらーっと見せるのであれば横位置かなぁ、とか、いや、ぴょこんと縦位置を入れて違和感を出そうかなぁ、とか。

そもそもの話、縦も横もちゃんと撮っていなければ選択の遡上に載せることも出来ない。撮る段で「必要ナシ」と判断するのではなく、とにかく色んなパターンで撮っておく。

困る時間があるって、幸せなことよねぇ。


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