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午前中で終わる学校9

~型破りを型破る~

世界中の皆さんへ

僕のつくりたい学校は
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
をすべての授業で大人が意識している学校です。

0の章(あきら)「絆は排他を生む」⑧~足並みを揃えられなかった「みやしー」の生き方より~

【一枚岩】と【ばらばら岩】
『あの人は型破りな人だね。』は誉め言葉であり、受け入れられている。
その時点で『型破り』レベルは人々の想定内の範囲。
個人の想定基準、組織や集団の同調的な受け入れ基準を超える『型破りを型破る』人は排除されます。
『型破りを型破る』人はなかなかつらい。自分のことを「一匹オオカミ」なんて言って、笑顔で自己紹介できる人は、本当に「一匹オオカミ」なの?

SDGsが唱える『誰も置き去りにしない』のは、苦しみ、痛み、そして違和感と嫌悪感を伴った困難な道のりの向こう側にあります。簡単ではないから、目指すべきものになった。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」ってことを人々が痛いほど「味わって」いる今、世界のリーダーたちの誰がSDGsを声高に訴えているのか。コロナ後にSDGsの方向に向かっていくのか。簡単ではないから、目指したい。

「一枚岩」の教室や職員室の怖さ・・・絆は排他を生む・・・歴史上そういう学びの場が何を引き起こしたか。
自分の中に、組織の中に異端を取り込む度量、余地・・・

「一枚岩」ではない困難な状況こそが、「世界に生きる上で役立つ学び」の土台になる。

もしも今いる教室や職員室が平穏な「一枚岩」になっていたら、警戒した方がいい。もしも今いる教室や職員室に困ったこと(人)が存在していたら、それが当然で、学びのチャンスだと思って、つらいけど、安心して!

でも、担任も、校長も「満足」「安心」したい。だから「一枚岩」を「つくること」にがんばっちゃう。「ごっこ」組織になりやすい。

「一枚岩」は割れやすい。たくさんの「ばらばら岩」がバランスの上でお互いを支え合おうとするイメージの方が僕はいいと思う。そして「ばらばら」感が出た時は慌てずに「もちろん、そうだろうね。」と対応し、「団結」した『瞬間』は感動すればいい。そして「ばらばら」岩は、やがてそれぞれの旅に出て、別の場所でまた、支え合おうとする。うまくいくことも、いかないこともある。それが世界。でも、支え合おうとする。

「一枚岩になろう」なんてスローガンやルールより、「ばらばらでも楽しんで挑もう」というスローガンやルールでいいんじゃないか。「うちの学校は、スタッフの手法や人となりに任せて、ばらばらに、ばらばらな子どもたちのために楽しんで挑んで、世界や個人の幸せに寄与しますので、よろしくお願いします。」と、地域や保護者に行政や校長が宣言しちゃえばいい。その時は『型破り』って言葉はどうなっちゃうんだろう(笑)

「世界がぜんたい幸せにならないうちは個人の幸せはありえない」~職場でも地域でも教室でもできるSDGsへの道。学び。

ちなみに、学校の多くは、学校の経営方針?のことや「教育とは?」「子どもとは?」「指導要領ってこれでいいの?」「校則やスタンダードって必要なの?」「研究授業って必要なの?」「研究会って所属しなきゃいけないの?」「学習状況調査って意味ある?」などなどの「そもそも論」を公に議論する場、時間はほぼないと予測します。基本、上意下達。仕組まれた同僚性。

午前中で授業を終えて「そもそも論」やりませんか。

それから、僕は若いころから今までずっと学校や学年に「足並みを揃えろ」って叱られてきました。今回、コロナ時代に、卒業式から始まって、入学式、休校中の対応、開校後の対応、これからの行事の開催是非等、現場に(丸)投げの自治体にいて、校長さんたちが、地域や保護者の反応におびえながら、結局は各校違った取組になって、それをゼロベースで作るスタッフは疲弊しています。命、健康安全に関わる緊急事態にこそ「足並みを揃えなければならない」のに、「行政も校長さんたちも足並みを揃えるのが苦手なんだな」って、笑顔で実感しました。やっぱり、「ばらばら」でいいんじゃない?(笑)


3の章(あきら)「組織バランス」②~担任を守る~

最前線で子どもたちに対応する担任を守るために・・・

【3大システムを!!】

⑴トラブル対応~第3者機関設立
 
・モンスターペアレント?対応等で、担任が駆け込める機関 
 ・学校寄りでもなく、保護者寄りでもなく、学校でのトラブル解決に対応する民間機関
 ・法律の専門家も常駐する、成員の半数以上が他自治体のスタッフ
 ・教育基本法の第10条にあるように家庭が教育の第一義的な責任を負うことを土台にしつつ、家庭や子どもはもちろん、教員を排除しない、ともに幸せになろうとする信念


⑵保護者地域巻き込み型座談会&授業作り機関設立
 
・地域のご重鎮たちを既定路線でメンバーにせず、地域等に広く募集し、手上げで決める
 ・座談会、懇親会を基本として、担任との授業チームを作り、楽しんで挑む
 ・「午前中で終わる学校7」で提案した「世の中」教科を中心に地域等の人材を活用しする方向。地域は生きがいを見つけ成長し、学校を理解する。担任は人材活用、カリキュラムや授業作りの想いを醸造し、ノウハウを身に付け、地域の「生きざま」に学んで成長する。
 ・⑴との両輪である必要は大きく、学校がプラスの方向で動いていく推進力になる


⑶校内校長評価と教育委員会評価
 
・担任は、校長や教育委員会、保護者や子どもにも評価され、板挟みになる・・・
 ・特に校長や教育委員会からの評価は一方的なのでパワーバランスがよくない・・・
 ・なので、担任(教員)から校長や教育委員会への評価を自主的にして、職場ごとにとりまとめ、相手方に提示する・・・
 ・で、結局は、校長も教育委員会も教員も、お互いの立場を思いやり、インタラクティブ(相互に作用、対話型)に、かつコンストラクティブ(建設的)に、謙虚に、なあなあで?ばらばらで、つかず離れず、まあまあ一緒に、楽しんで挑むことを目指しましょう


以下の項目は次回以降につづく・・・
【組織アイデア】
★ファミリーよりチーム
★一体感の怖さ~非世の中的~異端の共存
★一人一分掌
★異動者ミーティング
★会議時間コーディネート

【研究アイデア】
★研究改革~講師選定・協議会運営・指導案型・事前研究と事後研究
★自主活動・研修奨励

【おまけのお願い】
★カリキュラム編成専門委員会
★時数と教える内容の再編成
★教員養成見直し

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