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都城華礼・開発秘話05:「日本一高級にふさわしい金粉と木箱を探せ」 #都城華礼

ーーちょっとした疑問なんですが、日本一高いって商品名を使うのって大丈夫なんですか?

恵島:あ、そこ聞きます?同じ疑問を持って弁護士に確認済みです(笑)
日本一安いとか日本一美味しいとかは色々問題ありそうなんですけど、日本一高いってネガティブな事だからワザワザクレーム言われることは少ないんじゃないかという見解と、実際にレトルトカレーとしては一番高い、ふるさと納税に出品してるレトルトカレーでも一番高いというエビデンスがあるので大丈夫だろうと。

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恵島:ただ、高いって自分で企画しておいてなんですが、なんかいやらしいじゃないですか…だから高級にしようって「日本一高級な宮崎牛レトルトカレー 都城華礼」で商標出願してます。

ーー確かにレトルトカレーとしては最高級ですよね。日本一高級を謳うからには他にもこだわったことはありますか??

恵島:プロジェクトのミーディングで「金箔をふりかけよう」というのがアイデアとして決まってたんですが、これもノリで盛り上がったことなので、いざとなったら金箔ってどこから仕入れるの?みたいな(笑)

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恵島:しかも想像してた金箔って、お菓子とかに乗ってるふわっとした金箔だったので、これをレトルトカレーに同封できるのか?みたいな(笑)

ーーそうですね。瓶詰とかでピンセットでとって盛り付けてるイメージありますもんね。

恵島:まぁ、業者探して聞いてみないことには始まらないと、金箔の本場?金沢の業者を見つけてカレーにかける金箔くださいってお願いしました。

ーー業者も驚いたんじゃないですか?カレーにかける用の金箔なんて。

恵島:それが、たまにこんな感じの変わった相談があるようでちゃんと話聞いてくれました。

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恵島:知らなかったんですが、ペヤングも同じようなことをやってたようで...ただ、金箔が細かくて量が少なかったのとソース焼きそばの茶色に同化してしまって…というエピソードをお聞きして。

ーーあ。。。カレーも茶色ですね。。。

恵島:金箔って盛り上がってたけど、これも同じように同化してしまう!?と心配になって、ある程度の存在感で金箔を入れないとダメだなと。

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恵島:担当の方がスゴイ親切な方でサンプルをいろんなパターンでくれたんです。あとは、ひたすらかけてみて適度な存在感で映える量とサイズを追求していく作業に(笑)

ーー実際にかけてみましたが、説明書きにあるように肉を中心にかけると全然同化しませんね。金箔が大きいからですかね。

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恵島:そうですね、ペヤングさんから学ばせてもらいました(笑)
あと、企画段階ではもちろん映えを狙ったものでしたが、カレーおじさん\(^o^)/から金箔は「血行促進」「新陳代謝アップ」の効果があるという事を教えてもらいまして、これ薬膳カレーのトッピングとしてもピッタリじゃん!と。

ーー面白いですね、映えだけじゃない効果・効能がプラス!

恵島:こちらも年末の忙しい中、業者さんには個包装対応で生産ラインを動かしてもらって、ギリギリ間に合ったという感じでした。
あと、大変だったのは木箱…

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ーー木箱!?確かにあのパッケージは手にしたときかなりのインパクトがありましたね。

恵島:あの木箱はカレー以上に試作したんじゃないかなと(笑)

ーーカレー以上に(笑)

恵島:カレーとパッケージは同時進行で進んでるわけなんですけど、工場からどんなサイズのレトルトカレーが出来上がるのかもわからないまま、贈答用なんだから、やっぱり木箱でしょって。木箱に入ってるレトルトカレーなんて見たことないですからね。

恵島:レトルトのサイズっていってもそんなにパターンないだろうと、高をくくって同じようなお肉が大きいレトルトカレーを購入して、なんとなくB5サイズでいけるだろうと木箱業者を探して発注しました。

ーーえ!?もう発注?

恵島:こちらの業者も年末忙しいみたいで。発注から2週間は製造に時間かかると言われて、見切り発車するしかないなと。

ーーお歳暮とか新年の挨拶とかで木箱に入った商品は需要ありそうですからね。ここにきて、新規の依頼とかだとそうなるのかもしれないですね。

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恵島:2週間後に待ちに待った木箱が届いて早速セッティング。

ーーお、ついに完成ですね!

恵島:はい!全パーツがそろったときは感動しましたよ。
でも、実際に入れてみると結構大きいんですよね。B5サイズのノートでシミュレーションしてたんですけど、箱となると高さが3~4cmになるので結構存在感あるんですよ…。なんかオンラインミーティングでイメージしてた感じとちょっと違う。

恵島:どうなのかなと、反応を見たくて会食に持って行ったんです。

ーー実際に手土産として持って行ったという事ですね。

恵島:はい。木箱を開けてカレーの説明をして、めちゃくちゃ食いついてくれてるのがわかりました。手ごたえあり!と。
常温保存できる事とか、手土産に手軽に持ち出せてもらった方もかさばらない!と。で、最後に渡して気づいたんです。

ーー渡してからですか?

恵島:店を出る準備をしてたとき、かさばってた...。
B5サイズのノートならカバンとかにも余裕で入るんですが、厚みが加わるとB5とは言えバックに入らなくて、、、お店の人に何か手提げあります?みたいな。

ーー想定外ですね!?かさばらないとプレゼンして、かさばってる(笑)

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恵島:ここから話すと長くなるんですが、浅草橋の問屋街にちょうど良い木箱を探しに行ったり、イメージ掴むために紙の箱を買って入れてみたり、空いた空間に緩衝材を入れてみたり、蓋の形状を調整したり...。ようやく今のB6サイズをベースにした木箱にたどり着きました。

ーーお、本当についに完成ですね!?

恵島:あ、実はこのときはまだカレー自体は完成してなくて…。あと、最後の最後に業者が仕様を間違えて、B5の大きいサイズに戻って納品されるというハプニングもありました(笑)
試作繰り返しながら、試作品で商品撮影をして出品手続きを先行してという感じです!

ーーギリギリ!無事出荷間に合いますかね?楽しみです。

今回のまとめ
・「日本一高級な宮崎牛レトルトカレー 都城華礼」で商標出願
・茶色でも映える金箔は「血行促進」や「新陳代謝アップ」に効果あり
・贈答用と言えば木箱でしょ
・かさばらない木箱は試作を繰り返してたどり着いたサイズ
⇒開発秘話06はこちらから

▼日本一高級な宮崎牛レトルトカレー「都城華礼」のご購入は


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