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まちづくりに必要なタイプ~人材はいるんです。それをサポートする人が大事なんです。

まちづくりアドバイザーをしています

宮崎市のまちづくりアドバイザーをさせて頂いています。

私自身は、自らNPOなどを立ち上げたり、市民活動センターの運営をしたりするなかで、まちづくりのコーディネートなどを行う事も多く、自ずと「市民活動×まちづくり」は同時進行で進める感覚です。最近は、介護施設を運営している事もあり、まちづくりや介護予防などを含めた地域福祉の相談は多く、アドバイスや講演活動をしてきており、色々な地域でのまちづくりについてリサーチを兼ねて現地の人と話をしたりすることがライフワークにもなっています。

各地で出てくる声をまとめてみます。

各地においては、歴史や地形、住んでいる人の年齢や職業の構成によって地域の特色はあるものの、全体的な困りごとについては共通することも多いです。特に共通して多い声を挙げてみます。

1.まちに若手がいない、まちづくりに積極的な人がいない
2.地域が高齢化していて人がいない
3.自分たちがこの土地でいつまで暮らせるか不安だ

まちづくりの基本

やってくれる人がいない。次世代が育たないという相談を受けた際に、いつも聞くのですが、「本当にその地域に、人材はいないですか?」とお聞きするようにしています。

人はいるんですよ。若い人もいます。

当たり前ですよね。まちに1人とか2しかいない過疎化した町でない限り、人はいるんです。

なのに、なぜ「人がいない」というのでしょうか。

どういう人材を求めているのか
皆さんの言う、「人がいない」の「人」は、
自発的に形にしてくれる人という意味なのかなと思います。
でも、形にするまでの過程って色々とあるんです。

「自分の住んでいる町で何かやりたい」という相談は実はとても多かったりするんですよ。

必要なのはコーディネートができる人

アドバイスするのは、

「やってくれる人を探すのではなくて、コーディネートできる人を探してみてください」

ここもポイントの一つ。

まちづくりの相談でとにかく多い相談が、
「まちづくりの中で”あれやりたい””これやりたい”は出るが、実際に音頭を取ってやれる人がいない」

実は、今まちづくりに関わっている人だって色々とやってみたいことはあるはずなんです。

問題は、そういう「やりたいという声」を止めてしまってませんか?

ということです。

実は、音頭を取れる人というのは組織の中でも1パーセントいたら凄いくらいで、普段からそういう人はいません。音頭を取れる人の要素を考えてみたらわかりますが、

1.エネルギッシュ
2.人からの誹謗中傷に動じない
3.夢を持てる
4.人を巻き込む力を持っている

こういう感じでしょうか。こういう人がいつも近くにいると思いますか?
いないと思います。

だから、そういう「音頭を取れる人」を見つけるのではなくて、まず目の前の人たちに火をつけることのできる「コーディネート」ができる人を探すことがとても大事だと思うのです。

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